ストレングスファインダーには、実行力、影響力、人間関係構築力、戦略的思考力の4つのカテゴリーがあり、34個ある資質は全てその中のどれかに入れられています。
で、じゃあそのカテゴリーの意味は何なのか?どんな資質が中に入っているのか?
今回はその辺を踏まえて、「実行力」の資質について見ていきましょう。
実行力とは?
どのチームにも達成すべき目標があります。遂行すべき仕事があります。完了すべきタスクがあります。
「実行力」の資質が高い人は、物事を実現させる能力にたけるので、チームの高いパフォーマンスを支えます。
以上が、ストレングスファインダーを取り扱っているギャラップ社からの引用です。
生きている限り……というか仕事を手掛けている以上は、何かしら物事を達成したり、遂行する必要があります。
実行力とは、達成すべき目標ややるべきことに取り組む際に大いに役立つ資質のことを示しています。
この実行力が高い人がチームメイトにいた場合、結果を出すこと、あるいはどのように行動すればいいかを考える時に非常に心強い味方になってくれるでしょう。
実行力の資質一覧
実行力のメリット・デメリット
メリット
実行力が高い人は、目標意識や「どう行動すればいいか」という指標を強く持っており、物事に意欲的に取り組んだり、行動の際に「かくあるべし」という理想をしっかりと掲げています。
そのため、物事が迷走したり自分でも何をやっているのかが分からなくなるといった事態になりにくく、一貫性があり、仕事の優先順位をきっちりと判別するので大変頼りになります。
特に何としても達成したい目標があったり指示待ち人間の多い職場では、この実行力の資質を持った人が舵取り役を担うことも多いです。
デメリット
目標達成や自分の理想を意識するあまり、他のことに意識を向けられなくなる場面も見受けられます。
やり方に強いこだわりを持ったり、遊びを入れることを徹底的に嫌ったりなど……余裕のない人、頑固な人となってしまうこともあるのです。
そのせいで体を壊すまで無理をしたり、強硬な態度で周囲を困惑させたりすることも……
実行力ばかり高い人
上位資質が実行力ばかりの人は、言ってしまえば行動の鬼です。
自分のやるべきことが明白だったりそもそものモチベーションと行動量が桁外れだったりするので、普通の人からすると「どうしてそんなに動けるの?」「意思決定に迷いがなくて助かる」と評価されることも多いでしょう。
その中身は人によりますが、自分の中に絶対的な芯があります。この芯を軸に自分の行動ややるべきことを決めるので、それが迷いのなさや一貫性につながります。
ですが反面頭が固く、結果とか他人の都合とか関係なしに「自分はこう思うんだからこれが正しい!」という思考に陥りがちなので、意見を否定せずうまく心に入り込んで助言してくれるアドバイザーが近くにいるのが好ましいですね。
実行力が低い人
実行力の資質が低い人は、基本的に「頭で考えることを優先する」という人か、あるいはそもそも絶対的な行動の芯を持たない人のどちらかでしょう。
前者は所謂頭でっかちで、後者は完全なフォロワー体質ですね。いずれにしても、行動が続かない、一貫性がないという状態に陥りがちです。
実行力の資質は、基本的に自分の中に何かしらの「行動マニュアル」のようなものを組み立てる傾向があります。
どちらもそんなマニュアルを作らない、あるいはあってもそこまで忠実に動かないので、それが転じて柔軟性や型に囚われない創造性に繋がることも少なくありません。
筆者:春眠ねむむ
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