【ストレングスファインダー】回復志向の強み、弱み

ストレングスファインダー
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ストレングスファインダーという本格的な性格診断をご存知でしょうか?

ご存知の方はもちろん、そうでない方も「そういうものもあるのかー」と適当に思いながら、本記事を読み進めていただけると大変うれしいです。

さて、そんなわけで、今回はストレングスファインダーの中でも「回復志向」という特性について見ていきましょう。

回復志向の特徴・強み

あなたは問題を解決することが大好きです。さらなる困難に遭遇するとうろたえる人もいますが、あなたはそれによって力を与えられます。

要するに、問題解決能力とか、悪いものを改善して良い状態に回復するのが好き、あるいは現状の打破・回復に使命感を持ちやすい傾向ということですね。

回復志向が高い人は頭の使い方が問題解決に向いているように作られており、現状の何が悪いのかを突き止めたり解決策を考えるのがうまいです。

あかつき
あかつき

わかりやすく言えば、問題解決ですね。

ですが、「物事が解決して機能を停止したものを復活させる」という行いそのものを好む傾向が強く、それが回復志向という呼び方の由来なのでしょう。多分

問題点を見つけるのも普通は難しい

特にうまくいっているように見えるものとか、みんなでお熱になって信奉しているものとか……イケイケな気分で調子に乗っている時に、「実は今選んでいる道にも欠点があるんじゃないか?」と立ち止まることは難しいです。

ましてや、その欠点や問題点を洗い出すなどなおさら。というか、問題につまづいて大コケしても、大半の人はどうして最悪の結末を迎えたのかを正確に把握するのに苦労します。

ですが、回復志向が強い人は、「問題を見つける」という点においては他人がキョトンとしてついていけないくらい正確に情報を導き出せます。

割と冷静で、ポジティブにもネガティブにもならないニュートラルな視点の持ち主です。

イケイケのテンションによって生まれた弊害も気付く人は気付きますし、仮に問題に直面してしまったのなら「原因はなんだ?」とすぐに解明を始め、自分の得意分野であれば瞬時に正確に失敗の理由を把握することができるでしょう。

言ってしまえば、問題解決のプロ。他にどの資質があるかによって得意分野や解決できる問題もさまざまですが……仮に自分の資質と合致した問題に取り組んだ場合は、それこそ普通は気づけない問題点を洗い出して、解決案まで述べてくるような人たちです。

他の資質との組み合わせ

回復志向の他にどの資質が高いのかを知ることで、回復志向持ちの人が得意な分野や問題を知ることができます。

例えば分析思考が高い人だと、相手がしている話の矛盾点や理屈の穴を見抜くことができます。他人の嘘や詐術に騙される確率はぐんと減るでしょう。

あるいは競争性や最上志向が高ければ、「自分はどうして他の人に劣るのか」「ライバルに勝つにはどうすればいいか」を明確に理解し、精度の高い対策を導き出せることでしょう。

成長促進が高いと、人の強みを活かしたり人間的に成長するために越えるべき壁が何なのかを知ることができます。


技術者、コンサル、カウンセリング、医療などなど……適職はその人となりによってマチマチですが、どの業界でも回復志向持ちの力は重要なものとなるでしょう。

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回復志向の弱み

さて、そんな一家に1人欲しい回復志向持ちですが、強力な強みであるがゆえに大きな欠点も抱えてしまいます。

それが、「問題点を探すことしかできない」という点。有能なトラブルシューターである一方、トラブルシューターなりの職業病のようなものを発症してしまうことも多々あるのです。

強固なまでの自他への厳しさ

回復志向持ちの人の多くは、自分にも他人にも厳しいです。極端な話、99点は赤点です。

問題解決が得意な人たちではありますが、一方で問題点ばかりに目が行きがちで、他人の欠点を是正しようとして煙たがられたり、自分の欠点ばかりに目がいって精神的に疲れてしまうことがしばしばあります。

絶えず成長し続ける一方で、成長を感じ取れなければ落ち込みやすい人物でもありますね。

「物事をよりよく!」という思いは世間では非常に大事なものですが、常に糸を張りっぱなしでは、いずれどこかでプッツリ切れてしまうもの。

「ま、いっか!」ができないのが、長所であると同時に短所にもなるのです。

出張解決も場合によっては……

何か問題があれば、ついつい解決せずにはいられなくなる人たちです。

そのため、たまにあるのが、お節介とか余計なお世話。

例えば人が自分で解決すべき問題があってもついつい手を出してしまいやすいですし、大した問題でなくても口うるさく指摘と解決に向けた提案をしまくることもあるのです。

結果として、周囲にウザがられることもあれば、変に依存されたり、他人からのおんぶに抱っこにゲンナリしたり……意外と苦労人属性もあるようですね、回復志向型の人たちは。

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回復志向の特性を強めるには

  • 何より問題解決の場数を踏むことが才能開花の鍵でしょう。周囲の人はむしろトラブルとか大嫌いです。そういう人たちに対して「問題解決が好き」と自分をアピールし、実際に解決策を提示すると良いでしょう。
  • 問題解決だけでなく、「こういう問題が起きるかもしれない」という危険予測もしてみましょう。想像力を鍛えれば鬼に金棒。周囲からの信頼も爆上がりです。
  • 面倒事や高度なスキルを要求させる場は、むしろ己を成長させるチャンスです。
  • 自分に厳しすぎる点は自覚し、時には休んだり遊んだりしてみましょう。
  • 今の自分にできる範囲の問題を見据えましょう。現状不可能な問題を解決しようとすることが、精神瓦解の第一歩です。
  • 人には人の人生がありますし、その人自身の手で超えなければならない壁もあります。「ほっとく」という選択肢もあることを意識しましょう。

筆者:春眠ねむむ
X :@nemukedesiniso
threads:@shunmin.nemui

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