【ストレングスファインダー】適応性の強み、弱み

ストレングスファインダー
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ストレングスファインダーという本格的な性格診断をご存知でしょうか?

ご存知の方はもちろん、そうでない方も「そういうものもあるのかー」と適当に思いながら、本記事を読み進めていただけると大変うれしいです。

さて、そんなわけで、今回はストレングスファインダーの中でも「適応性」という特性について見ていきましょう。

適応性の特徴・強み

あなたにとっては、いまこの瞬間が最も重要です。あなたは将来を既に決まっているものとは考えていません。将来というのは、いまあなたが行う選択によって変わっていくものだと考えています。つまり、それぞれの時点で進む方向をひとつずつ選択することによって将来を見出すのです。

ぶっつけ本番大好き、臨機応変、一期一会、行き当たりばったり。そんな感じの資質ですね。

適応性の資質は、その場その場を潜り抜けるのに特化した資質と言えるでしょう。計画を立てるのではなく、流れるまま。行き着くところに行き着けば、それこそが終着点。

固執もない。計算もない。ただあるがままに行き、行く先々で何にでも姿を変える。どんな輝かしい未来にも、どれほど絶望に満ちた世界についても、「まあそうなることもある」と適応していく。まさに文字通りの適応性ですね。

あかつき
あかつき

うわー、絶対想定外とか事故とか台風とか好きな人だこれ……

アドリブ力最強のヤベーヤツ

適応性は、絶対になすべきことも、確信した未来も、下手をすると将来の夢も今日の予定も持ちません。

それが何をもたらすのかというと……どんな予測不能な事態にも対応するおそろしいほどのアドリブ力です。

実際、適応力が高い人は、目の前で起きたことに対して即座に対応します。しかもその対応が、なかなかどうして理にかなっていることが多いです。

基本的に、風が吹くまま気の向くままというスタンスの人が多く、「何が起きてもまあしょうがない」くらいの気持ちで物事に取り組むので、特に予想外のハプニングが起きれば起きるほど、適応性が高い人は心強い存在となるでしょう。

目先しか見ないからこそ……

「目先しか見えていない」と言えば悪口のように聞こえますが……実際にはそうとも言い切れません。むしろ目先にしか力を使わないため、「将来の起きるかどうかわからない事故や杞憂に振り回されてパフォーマンスを発揮できない……」なんて状況には陥りません。

適応性の目は、常に過去でも未来でもなく、今この瞬間だけに向いています。今の自分が置かれた状況と、それを突破する方法だけを見据えています。なので動揺してパワーダウンなんてほぼ無縁ですし、安定して高い実力を発揮できるのです。

目先しか考えないからこそ目先のことに全力を尽くせますし、目に見えない余計な要素に振り回されることなく、常に目の前にすぐに対応できるわけですね。

どんな不測の事態にも「こんなこともあるさ」と平気で言ってのけ、悠々と対応する。周囲には、その姿が頼もしく見えることも多いでしょう。

どうしても未来を見通すとか先読みばかりがチヤホヤされやすいのが人間社会ですが……案外、実際に結果を出しているのは目先しか考えていない人だったりするわけです。

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適応性の弱み

このように、適応性は目先へのと起きた状況への防御・カウンターという意味では最高級の資質と言えます。

ですが、当然それには相応の欠点があります。

計画通りに進めるとかまず不可能!

適応性の資質は、厳格な手順とかマニュアル主義、あるいは計画通りの行動は大の苦手です。むしろアドリブ力と機転の塊なので、長所を殺して短所ばかりを際立たせるかもしれません。

というかそもそも、計画性自体を持ち合わせていないと言えるかもしれませんね。

正直、「緻密な計画を立てる」とか、「何があっても手順書通りに物事を進める」といった環境は天敵と言って良いでしょう。そういう場に放り込まれた適応性持ちは、ストレスを溜め込んで弱っていくか、あるいは余計なことをして台無しにしてしまうかのどちらかでしょう。

間違っても、長所を殺すような場所に身を置きたくはないですね。

あかつき
あかつき

高度な柔軟性を維持しつつ臨機応変に……まあバッサリ切り捨てるなら行き当たりばったりですね。

この人たちに計画性を期待する方がどうかしてる

実は周囲の意見にも……?

適応性は、実のところ人間関係構築力に組み込まれている資質です。個人的には疑問半分納得半分といったところですが……実際、人間関係にも意外と左右される資質ですね。

というのも、適応性が適応してしまうのは予想外の事態や成り行き任せの結果の未来だけではなく、他人の願望や気まぐれ、一時期の感情なんかも含まれるのです。

例えば理不尽な八つ当たりや冤罪に対しても、それこそ下手をすれば「しょうがないなあ」と頭をポリポリ掻くだけで終わらせてしまうことすらあります。それくらい、他人の影響も受けやすいわけです。

他にも自分のやることや思うところがあっても周囲に流されて同調してしまったり、悪い連中に適応して自分も悪に染まってしまったり……

適応性は人から頼もしく見られることも多いですが、意外と周囲から災いがもたらされることも多いのです。

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適応性の資質をうまく活かすには

  • 「変化をポジティブに受け入れる」「突発対応が得意」。これは適応性の無二の長所になります。常に変化に対してすぐに飛びつけるよう、常に突発対応力に磨きをかけておきましょう。例えば「30分で旅行や出張の準備ができる」とか、そういう素早さに直結する技能は結構有用です。
  • 基本的に何かあっても、のほほんと冷静に対応できるため、多くの人からは頼もしく見えることでしょう。ですが基本的に全部受け止めて「そういうもん」で終わらせる態度を、「全部他人事なのか」とネガティブに見てくる人もいます。一歩引いた対応が決して「我関せず」というものでないことは、しっかりと周囲にわかってもらう努力をしましょう。
  • 振り回されることにも慣れてしまうのが、適応性という資質です。特に悪意や単なる身勝手に乗せられて利用されても、いいことはまずありません。どこかで強硬手段に出る必要があるかもしれないので、しっかりと「ここまで踏み込まれたら反発する」と線引きを行うようにしましょう。
  • バランスの取れたものの見方をしたりしっかりと何事にも対応できる反面、どうしても目標を立てられない、実行できないという弱みがついて回ります。迷走を避けるためにも、目標志向、戦略性、信念あたりの資質が強い人と良好な関係を築いてみましょう。もっとも、戦略性とは水と油の関係になってしまうかもしれませんが……噛み合えば強いはずです。

筆者:春眠ねむむ
X :@nemukedesiniso
threads:@shunmin.nemui

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