【ストレングスファインダー】競争性の強み、弱み

ストレングスファインダー
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ストレングスファインダーという本格的な性格診断をご存知でしょうか?

ご存知の方はもちろん、そうでない方も「そういうものもあるのかー」と適当に思いながら、本記事を読み進めていただけると大変うれしいです。

さて、そんなわけで、今回はストレングスファインダーの中でも「競争性」という特性について見ていきましょう。

競争性の特徴・強み

競争性の原点は、比較することにあります。世の中を見渡すとき、あなたは直感的に他人の業績に気づきます。彼らの業績は評価基準となります。あなたがどれほどがんばったとしても、あなたの目的がどれほど価値のあるものであろうと、そしてたとえ自分の目標を達成していたとしても、競走相手を超えていなければ、その成果は無意味に感じられるのです。

はい、文字通りの競争性ですね。

ライバルと自分を比較し、ライバルを上回り、勝つ。それを全てとするのが競争性という資質です。

「頑張ったからいいじゃないか」「自分がよければそれでいい」と、そんな考え方を許さず、ひたすら相手を探し、その相手に勝つことに全力を尽くす。ある意味、ナンバーワンに価値を見出す大衆の心に刺さりやすい人たちですね。

あかつき
あかつき

ある意味、勝たなきゃ意味がないとされやすい資本主義とは相性がいい人たちですね。

自分の個性とかオンリーワンとかより、勝つことに意義を感じてる人というか……

勝てば官軍

はい、結局そういうことです。世の中、正義が勝つわけではありません。あくまで世間の総体としては、勝った側がしたり顔で垂れ流してる能書きこそが正義なのです。

必然的に、競争性が高い人は正義の側になりやすいですね。指令性とか活発性と組み合わさるとなんか恐ろしいことになりそう……

勝てば大手を振るって周囲を闊歩できます。何かしらの分野でナンバーワンにでもなれば、それこそ周囲からの称賛も欲しいままですし、ナンバーワンであること自体がある意味の権威になります。

まあ競争性が高い人にとっては、そもそも勝つことが目的。勝った恩恵は主に副次的なものだったり、周囲の仲間にとって美味しいものだったりしますが……


ともあれ、競走性が高い人は、とにかくライバルや負けられない相手がいると俄然燃えてくる性質を持っています。

それこそゲーム感覚でナンバーワンを目指している人も多いので、まあわかりやすく目標がある場合のモチベーションはかなり高いですよね。

勝つために色々な方法を考え、今の自分に打てる手を常に考え、躊躇なく実行する。

本当に敵に回すと恐ろしい人たちです……。

目的は「勝つ事」のみ

ぶっちゃけ、勝った後に相手を踏みにじるとか権威を使って周囲の人間を意のままに操るとか、(他の資質との組み合わせ次第ですが)競争性が高い人の多くはそういうドス黒い感情は持ち合わせていません。

やりたいことはただひとつです。戦って、勝つ

なので勝つためには陰惨な戦争みたいなこともやる人はいますが、多くは勝った後に競争気分を引きずる人はいません。相手を徹底的に打ちのめすこと自体は好んでも、弱者をいじめて楽しむ趣味はないわけですね。


また、勝つことそのものが目的なので、意外と戦う分野を選ぶクレバーな一面もあります。

勝てない勝負はしないし、どうなるかわからない勝負ならば手段を選ばず全力でぶつかる。勝った後のことは気にしない。

わかりやすく清々しい人たちですね。決着がついた後にライバルを変に敵視しない点は、他の人たちもも習うべき点ではないでしょうか。

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競争性の弱み

競争性は、特にライバルとの争いを意識されやすい昨今の時代では非常に輝く素質と言えるでしょう。競争性の高い人がチーム内にいれば、大変心強い味方になります。

ですが戦って勝つことにしか興味がない特性は、同時に大きな弱みを抱えている点にも注意が必要です。

勝つことに全集中する……

勝つことに全集中する。何をしてでも絶対に勝利を飾る。これだけならば長所にしか聞こえませんが、競争性の問題は「勝つこと以外に意識を向けづらい」という点にあります。

例えば周囲が自分の勝つための戦いについてこれるかとか、争いの目的とか、戦った結果の被害とか……

そういう「何のために戦うのか」「どういう経緯があって競争に発展しているのか」という点を見落としがちなのです。

そのため「勝つには勝ったけど失ったものが多い」と言った事態に陥ったり、勝つことばかりに意識を向けるあまり周囲がついてこれず次々と人が脱落したり恨みを買ったりなどなど……思わぬところで落とし穴に嵌ってしまう可能性もあるのです。

敗北は大きな挫折

また、競争性の弱みは、勝負に負けたときに大きく現れることになります。

まず、競争性が強すぎる人は負けを認めるのに苦労しますし、敗北に対するショックが大きいです。

基本的に負けたからといって相手を逆恨みすることはないのですが、内心では敗北を認められず、やり場のない怒りややりきれない思いに支配されることもしばしば。

大抵はその悔しさをバネにリベンジマッチを楽しみにするのですが、負けてばっかりで卑屈になったり「もはや手段を選べない」と追い詰められると、文字通り「勝つためなら何でもする」状態になります。

あかつき
あかつき

「勝つためなら何でもする」の究極形が、「最悪相手を殺せば勝ったも同然」です。

さすがにそこまでやることはありませんが……相手への妨害や嫌がらせに腐心するくらいはあるでしょうね

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競争性の資質をうまく使うには

  • 競争性の資質がわかりやすくモチベーションにつながるには、やはりわかりやすい成果や数字でしょう。仕事ぶりや成果にスコアを設けると、それこそハイスコアを目指して全力で物事に取り組めるはず。
  • 競争性の元来の強みは、「ライバルとの切磋琢磨」です。自分よりちょい上くらいのライバルを見つけましょう。格上相手に挑めば、自然とレベルも上がっていくことでしょう。
  • 勝てば祝杯!わかりやすく勝利を祝うのも、競争性を満足させるには必要な要素です。
  • 敗北を喫した時のメンタルケアを、挑む前から考えておくと吉です。きっと次の挑戦への糧になってくれますよ。
  • ライバルから「あいつは相手を叩き潰して、無残な死体を踏みつけるのが好きなんだ」と勘違いされると面倒です。自分の競争性については早めに弁明を。「強い相手に勝ちたいだけなんだ!」と釈明しておくだけで、印象は随分違うはずです。

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