【エニアグラム】トライタイプ259:問題解決者とは何者か

エニアグラム
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まあトライタイプは厳密にエニアグラムと言えるかどうかは意見が分かれますが……とりあえずそんなことはどうでもよろしい。

今回はトライタイプについて、△259、問題解決者(知恵袋とも)についてまとめていきましょう。

落ち着いた雰囲気のほんわか系?

センターホーナイハーモニクス3分類
本能遊離楽観調和
感情追従楽観攻撃
思考遊離合理攻撃

非常に落ち着いてゆったりした印象を与える組み合わせですね。

3分の2が問題を深刻に捉えすぎず「何とかなる」な精神の楽観タイプ。同じく3分の2がマイペースで自分の世界からなかなか出てこない遊離タイプ。これでいろんな物事や事件に左右されてアタフタしたりかき乱されてイライラする姿を想像する方が難しいですね。

そんなわけで、この組み合わせの人たちは基本的に内向的でちょっと距離があり、人当たりがよくあまり動じないほんわかした性格をしています。

何だかんだで人のため

この人たちはタイプ2の影響が強いからか人当たりがよく、何だかんだで自分より他人を優先して助けようとする傾向がしばしば見られます。

人との間にちょっと距離があり仲良くなればなるほどよそよそしさが目立ちますが、それでも困っていれば手を貸してくれる。そんな感じの人たちですね。

あかつき
あかつき

タイプ2要素すげぇ!トライタイプのどこについても人当たりよくなるじゃないですか!

とまあそんな感じに色々と手や知恵(特に知恵)を貸してくれて何かと頼りになる259ですが、実は一方的な助力も彼らにとってもメリットがあります。

というのも、そこで影響しているのはタイプ2とタイプ9の要素。どちらも他人とのつながりの喪失、とどのつまり孤独をどこか恐れている面があります。タイプ9はともかく、タイプ2は特にわかりやすく孤独が苦手ですね。

ですが、タイプ5とタイプ9のダブル遊離型。人間関係構築や濃密な人付き合いは苦手ですし、そもそもそこまでズブズブの関係を欲しがってはいません。

「人付き合いが希薄になりすぎないが、かと言って深い関わりにもなりにくいほどよい立ち位置はないものか」と。そんなことを考えた末に思い浮かぶのが、「問題解決者」という立ち位置なのです。

頼られた時だけ動く。困っていたら力を貸す。ある意味、そういうスタンスが程々に人と関われて心地よいわけですね。

遊離・楽観ゆえのマイペースさ

かなり人のサポートが得意な組み合わせ……というより意欲的に相手の問題や課題に手を出して良い結果を導き出すことにかけてはトップクラスに優れた組み合わせですが、何というか、どこかマイペースさというか掴めなさが目立つ組み合わせでもあります。

いくら人を助けると言っても、やはりタイプ5とタイプ9がある限りは自分のペースやスタンスを固持しようとする組み合わせです。

というかぶっちゃけ、INFJっぽいですね。実際にINFJが多いという話もあります。遊離型っぽい閉鎖的な面と友好的で開放的な面が両立します。

2、5のダブル攻撃タイプな組み合わせのせいか受動攻撃的な面も目立ち、まあ、なかなか他者のコントロール下に置かれるタイプではありませんね。

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トライタイプ259の弱点

さて、そんなサポーターとして非常に優秀なトライタイプ259ですが、やはり相応に弱点と言える部分も存在します。

この組み合わせのタイプはどこかで「問題を解決できるだけの知識や技術さえあればいい」と考えているところがあり、知識や技術の習得には余念がありませんが、意外と受動的で自分から率先して動くことが少ないです。

そのせいで自分の力が本当に必要なタイミングをわかっていても「助けて」と頼られなければなかなか手を貸さない(躊躇してしまい貸せない)面があり、これが原因で人を助けようとしてもうまくいかないことがあります。


また、このタイプは他人の課題や問題を軽視するというタイプ2、タイプ9の囚われが出やすい組み合わせでもあります。

人が必要とするものは景気良く貸すのに、自分が困った時には「必要ない」の一点張りな人も多いです。というより、自分の内面にある課題や問題をよくすっ飛ばしてしまいます。

何気に意地っ張りな人も多いので、自分が助けを必要としていることを認められません。

基本タイプごとの259

基本タイプが2 (259、295)

基本タイプが2なので「人の役に立つこと(肯定的な繋がりを維持すること)」に主眼を置いていますが、他タイプが遊離型なためか物静かで控えめ。知的でちょっとシビアな考え方をしており、ちょっとタイプ5っぽい感じの人たちになるでしょう。

トライタイプ259のことを「問題解決者になることで程々の人間関係を維持する」と説明しましたが、その傾向は基本タイプが2の場合に最も濃く出ています。というより、人と距離を取りながらうまく人間関係を維持する方法として問題解決者であることを望んでいますね。

人間関係を望んでいますがべったりくっつきすぎるのも好きではなく、時折1人の時間を必要としています。

また、人や環境の悪い面を極力見ないようにしたり無理やりポジティブに変換しようと努力しますが、不可能と察したらそそくさといなくなってしまう人たちでもありますね。

259はより知識を意識し決められたルールを守るタイプ。295はポジティブで自分の置かれた環境に肯定的な意見を持つ傾向が強い人たちと言えるでしょう。

基本タイプが5(529、592)

どこか受動的ですが、人当たりが良くて優しさが目立つ気さくなタイプ5ですね。特に本能がソーシャル優位になれば、それこそタイプ2あたりと勘違いするくらいのお人好しになる傾向があります。

基本的にはタイプ5らしく内向的で1人でいたがりますが、しばしば自分から人に向かってく姿も確認できる珍しい人たちでもあります。

人の弱さを認めた上でいい点を探し出そうとするような人たちのため、タイプ5を「何をするにも批判的な偏屈屋」と思っているとびっくりするタイプでしょうね。実際、批評家で問題点に目を向けがちなタイプ5とは良くも悪くも一線を画します。

529はより個人主義的で気さくな「個人の問題解決者」と言ったところ。一方の592はどこか全体的で、この組み合わせの中ではタイプ5的な要素が目立ちます。

基本タイプが9 (925、952)

何かと物知りな面が目立つタイプ9。また、人当たりが特に良いタイプ9と言えるでしょう。

945の人と雰囲気が似ていますが、彼らほど受動的・消極的ではありません。むしろ人助けを好むという点で区別は可能でしょう。

友人に囲まれたり人と一緒にいることは好きですが、それと同じくらい1人の時間も好き。例えば友人と遊びまわることもあれば、1人でポツンと小説を読んでその世界にトリップするのも好き。そんな感じの人たちです。

ちなみに中身はやはりタイプ9。人と仲良くしたがりますしつながりも求めますが、自分の内面世界に揺らぎ(特に対立や葛藤)が生じることは好きではありません。

925はよりタイプ9らしく見える、周囲に溶け込もうとするタイプ9。一方の952は何かと周囲を手助けしようとします。

他タイプとの比較

筆者:春眠ねむむ
X :@nemukedesiniso
threads:@shunmin.nemui

 

 

参考書籍

 

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