【16タイプ】エニアグラムタイプ5のINTPについて考えてみる

16タイプ
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今回はエニアグラム×16タイプ(MBTI)のより詳細な考察回ですね。タイプ5のINTPがどんな人なのか?そこのところを考えてみましょうといった内容です。

各タイプの特徴をもとに考えてはいますが、結構筆者の考察や想像が含まれていますので、その点はご了承いただけると幸いです。

というわけで、いろいろ考えてみましょう。

どんな人たち?

大体5w45w6が半々くらい。やや5w4が優勢でしょうか。どちらにしても、純正のタイプ5に近い性質の持ち主と言ってもいいかもしれません。

常に世界に懐疑的な視点を持ち、自分ができる限りの客観性を持って世界を見ようとする公正主義者

INTPとタイプ5のどちらも、より客観的に、より神の視点に近い状態でものを見ようとする人たちなので、原則安易に判断を下すことはありません。

また、知力や知的な人物を尊重するタイプでもありますね。界隈の知識人だったり非常に知性を感じる人物に敬意を表する人たちであり、その一方で馬鹿(に見える人たち)を嫌う傾向が強いです。

体系的、立体的に物事を捉えるのが得意で、非常にロジカルで批評的。知力特化の人と言ってもいいかもしれません。

あかつき
あかつき

一番INTPらしい組み合わせですね。というか私も馬鹿とか嫌いですし。話してるだけ時間の無駄です

↑この「時間の無駄」というのが、一種のタイプ5らしさと言えるかもしれませんね。

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自分の原理原則に従う

INTPは独自の原理原則から物事を客観視するタイプです。また、タイプ5は自分の知力に自信とプライドを持っているタイプ。

INTPとしての原理原則は基本的に不変であると言っても過言ではないほど強固なものとなるでしょう。

つまり、どんな判断を下す時も自分なりの原理原則を通してのものになることが容易に想像できます。

原理原則に基づき、物事の全てを公平に判別する。ある意味、タイプ1にも通じるところがありますね。

ですが、タイプ5のINTPにとって、倫理や道徳といった外部の基準は原則どうでもいいのです。あくまで自分なりに考えついた、可能な限り客観的で公正な判断基準。これに従って物事を判別します。

みんなといるのはあまり好きではない

INTJあたりと並んでトップレベルにタイプ5らしさが出やすいタイプがINTPです。よって、基本的に「素敵な仲間に囲まれてみんなで仲良く」といったものにほとんど興味を示しません。

というより、ほとんど独立独歩ですね。「話の通じる一部の賢い人とたまに話すくらいでいい」みたいに考えているかもしれません。

タイプ5にとって、人付き合いは無闇にするものではありません。なぜなら時間の無駄だからです。

この傾向はINTPならばかなり強くなるでしょうね。人の輪を大事にするFe(外向感情)が劣等なため、一定の敬意は表してもあまり価値があるとは思えません。

価値がない。だから大事にしない。非常にシンプルな理由ですが、こんな感じでINTPタイプ5は人間関係を軽視します。

真理と知識の追求者?

独自の原理原則をもって物事を判別するタイプ5INTP。ですがその一方で、どうにも物事を探究していくことにも興味があるようです。

特に興味を持ったことや自分が好きなことにかけては、徹底的に知識を吸収し、とことんまで知り尽くそうとする貪欲さを見せます。

ですがその一方で、自分がなぜ興味事や趣味が好きなのかを考え始めたり、場合によっては「本当に自分はこれが好きなのだろうか?」「自分の本音はどこにあるのだろうか?」と色々考えてしまうこともあるようですね。

あれこれ考えた結果、何がなんだかよくわからなくなる、と。これもP型の宿命なのでしょうか?

意外と議論屋

また、納得できないことに対しては噛みつくこともしばしばあるようですね。

特に自分の気持ちや慈悲試合に関連する機能であるFi(内向感情)なんかは本気で理解できないらしく、私が知る限りINTPの8割は不要な存在として認識、そのうちの一部は徹底的に敵視したり見下していましたね。

そのうち、タイプ5が疑われる人は全員普通に噛み付いてたんですよね。「Fiはいらない存在だろ」と。

納得できなきゃ議論をふっかける。ENTPほど積極的ではありませんが、こういう側面もINTPの、特に攻撃型であるタイプ5は持っています。

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世間での扱われ方

おおよそ、目立つ存在ではありませんね。当人たちもあまりそう言った環境を望んでいないでしょうし。

タイプ5とINTP。どちらも世間では組織の頭脳としてや自営業として人に多いタイプです。表舞台に立つよりは、裏方として組織や周囲の人たちに貢献するタイプといいますか。

したがって、ほぼ間違いなく目立ちません。

目立つとすれば自然と人に慕われる健全な人たちか、さもなくば一風変わった人としての好奇の目、あとは風変わりな思想と議論をふっかける姿勢からくる悪目立ちでしょう。

INTP自体、結構レアなタイプですからね。その知力を買われることは多かれど、自然と周囲から認められるタイプとは言えません。

ただし、ある程度の処世はできる人が多いです。そのため、下手に目立たずひっそりと暮らすとか、組織の参謀役や街の解決屋として社会に適合して生きることも十分に可能でしょう。

けっして社会の方から歓迎してくれるような生きやすいタイプではありませんが、トップクラスに生きにくいかというとまだ上がいる。

おおよそ「ちょっと小生意気だが頭が切れる人」とか、「冷淡なところはあるけど、なんだかんだいい人のはず」とか、そんな感じの評価に落ち着くことが多いのではないでしょうか?

(どのタイプもそうだけど)グレてなければ、の話ですが……

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ちょっと考察

おおよそTi(内向思考)が光る組み合わせと言えますね。徹底的に物事を客観視するために、自分の考える限り完璧な独自理論や原理原則を、いついかなる時にも適用させると。

これがINTPタイプ5の客観性と公正さを生み出すことにつながる反面、INTPが真に客観性を失う弱点にもなりえます。

というのも、基本的に人は主観の生き物。どうあっても自分が生み出した考えである以上、自分の主観が入り込んできます。

そのことに気づいていても、INTPはどうしても原理原則を求めてしまいます。なぜなら、人を裁く絶対の原理原則がなければ、その時点で公正さが失われてしまうから。

ある意味、ジレンマの中で生きているタイプと言えるかもしれません。

ともあれ、公正さや客観性はこのタイプにとってはなくてはならないものです。なぜなら、それを欠いた時点でそれは正しい意見と言えないから。

INTPにとっての正しさとは、完全な客観性と公正性の上に成り立つものなのではないでしょうか。

一切の瑕疵がない完璧な理論こそ、真の正しさ。

タイプ5のINTPは、ある意味ではこの真の正しさの追求者なのではないかと私は考えます。

だからこそ完璧な原理原則を作ろうとするし、自身の作り上げた原理原則にこだわるのでしょう。

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まとめ

というわけで、今回はタイプ5のINTPについてでした。

INTPは原理原則を徹底的に守ろうとするタイプですが、タイプ5が加わることでそれが強化される。私の主観ですが、そんな感じに映りました。

と言ったところで、今回はここまでですね。

タイプ5とINTP、両方とも普通の解説も行なっております。よろしければ、そちらも併せてご覧くださいませ。

筆者:春眠ねむむ
X :@nemukedesiniso
threads:@shunmin.nemui

補足

当ブログで取り扱っている16タイプの考察は、一般社団法人日本MBTI協会(Japan MBTI Association)とは無関係な、春眠ねむむ個人による独自解釈の結果を書き記したものになります。
MBTI書籍を参考にはしておりますが、あくまで独自理論・独自考察となりますので、あらかじめご了承くださいませ。

参考書籍

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INFJ INFP ENFJ ENFP
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コメント

  1. 高木さん大好き より:

    なるほど

    私は一応ネットでINTP判定ですが、F率が平均47%と高くINFPとの境界付近で、ネット判定ではエニアグラムタイプ4
    そもそもこの判定正しいかは分かりませんが(INFPだったり特殊なタイプ6の可能性もある)

    合ってるとするとタイプ4のINTPと、タイプ5のINTPってかなり違いますね
    私はTiとFiが心理機能診断でも非常に高いし自分でもTiもFiも非常に慣れ親しんでる気がするので(好きなものの考察と好きなものの妄想するのが趣味)
    Fi要らないあたりのくだりは全く別のタイプに見えるくらい違うなと思いました。
    自分の考えと気持ちだけははっきりしているので自分の気持ちが分からないって思ったことはほとんどありません。

    mbtiタイプが同じでもエニアグラムのタイプでこうも変わってくるのですね。
    またmbtiのそれぞれの中間付近の性格はどちらとも違うのかもしれませんね
    (例えばそれぞれの指標が90%超えるようなINTP、INFPと、Tの指標が55%を切るようなINFPに近いINTPではそれぞれだいぶ性格が違うのかも)

    mbtiの中間型を見て見ても面白いかもしれませんね

    • 春眠ねむむ 春眠ねむむ より:

      高木さん大好き様

      いつもコメントありがとうございます!

      実際、タイプ4とタイプ5では同じINTPでも大きく違いますね。タイプ4の方がどちらかというと情緒的でINFPに一見近いような印象を与えることが多いです。
      心理機能を裏返しにした機能(INTPだと順にTe,Ni,Se,Fi)をシャドウと呼んで、どのタイプもシャドウの中の一番下位の機能(第八機能)をどうも敵視する傾向にあるようです。個人的な経験則ではありますが……。
      私の知り合いのINTPも、Fiに関しては「何の役に立つの?」「邪魔」とはっきり明言してましたので、今回ここで取り上げさせていただきました。
      とは言えタイプ4ならばFiとの関係性も強く、意外と受けはいいのかもしれませんね。
      あるいは高木さん大好きさんご自身がFiそのものに出会したとき、どう感じられるかも個人的に気になるところです。

      実際、同タイプでも他の心理学や類型との組み合わせで面白いくらい変わることが多いです。ソシオニクスなんかとの組み合わせを見ても面白かったり……と、こちらは沼が深いので興味がおありならばといったところですが。

      実際、中間型は区別がつかないことが多い気がしますね。

  2. 高木さん大好き より:

    そうなんですか

    Fiは非常に大事にしてます
    というか多分Ti・Fiループを日々起こしてると思います(笑)

    他人のFiも大事にしたいとは考える方だと思いますね
    価値観は一人一人大事なもの。人は人、自分は自分
    ただし価値観の押しつけは嫌います(Fe劣勢の影響もある?)

    心理機能は全部いるものだとは思いますが強いて言えば苦手意識が一番あるのはTe、次にFeでしょうか
    (実は8つの中でTiが一番高く、二番目にFiが高く、Feが2番目に低く、Teが一番低いのでこれ実はグラフ通りだったりします)

    • 春眠ねむむ 春眠ねむむ より:

      高木さん大好き様

      Fiを大事に……ループかはわかりませんが(多分TiとFiを行き来してると思いますが)、それが創作では力強い武器になるかもしれませんね。

      確かに、人の価値観を認められないと対話も尊重もできませんからね。人には人の、自分には自分の価値観がある。大変同意できます。

      なるほど、TeとFeが苦手ですか。確かに外向きの機能だと、どうしても外部への発信も含まれますからね。苦手というのも理解できます……。