【エニアグラム】アーキタイプ３−６（トライタイプ３６８、３６９、１３６）

今回はトライタイプの中でもアーキタイプにタイプ３、タイプ６を持つ人たちをまとめてみました。

正直ニッチだとは自分でも思いますが……まあこういう路線を進んでる当ブログ故致し方なし。とりあえず見ていっていただけるとありがたいです。

タイプ３、タイプ６の特徴はそれぞれ以下の記事をご参照ください。

タイプ３：達成する人

タイプ６：忠実な人

アーキタイプ３−６の特徴

タイプ３もタイプ６も、非常識な行動や周囲の評価からずれた行動を嫌う傾向があります。このアーキタイプは、ある意味二重の意味で非常識や他者評価からの逸脱を嫌うと言うわけですね。

このタイプの人たちは他者との信頼関係を結びやすく、非常に頼もしい存在と思われることが多いタイプと言えます。

周囲の評価を気にしやすいタイプであり、とにかく「自分はデキる人間だ」と周囲に思わせようとするところがあり、そのためには自分自身を捨てることもいとわない。そんな人が多いのが特徴です。

またその特性から集団志向の人も多く、社会に適応して周囲の称賛や羨望を集めようとする傾向の強いタイプですね。

良くも悪くも、大それたことをしでかす人たちではないでしょう。至って周囲の評価や期待に忠実に、期待以上の華々しい戦果を上げていくのが得意な人物と言えます。

タイプ３：周囲に褒められるために期待には応えたい
タイプ６：周囲の期待を裏切るのはよくない

この思いが融合することにより、とにかく期待・信頼・そして（主にポジティブな）イメージをとても大事にする人たちになります。

当然そんな人たちばかりではありませんが、不健全気味になると「周囲に認められるかどうか」だけが自他を測る基準になる危うさもあるタイプですね。

まあ各タイプの詳しい解説は以下をご覧いただくとして……

では、続けて各タイプごとの違いについて見ていきましょう。

各タイプの性格について

詳しくは各タイプの解説をご覧いただくとして……ここでは各タイプの差異という点から性格を見てみましょう。

トライタイプ３６８

「悪を倒す」という意味では最も好戦的と言ってもいいタイプ。タイプ８の影響からか結構攻撃的で、特に不平等や不公平といった悪に立ち向かう点が印象的な人たちです。

独立心・意志・正義感が強く、独自行動を選ぼうとする面があります。３−６を「非常識を嫌うタイプ」と言いましたが、この３６８は「自分の考え＝常識」という感じのタイプでしょうか。

全タイプ中もっとも血の気が多いタイプでもあり、自分たちの考える正しさや常識を守るためには、いかなる犠牲も逸脱も辞さない人たち。とにもかくにも、自分が正しくなければ気が済まない。そんな一面を持っています。

トライタイプ３６９

こちらはタイプ９と交わることにより、「社会に溶け込む」という点が印象的ですね。

調和第一で争いやギスギス、葛藤が大嫌いなタイプ。全タイプ統合ー対抗ラインで結ばれており、調和型の特徴が強化されたような人たちになります。特に意見表明や批判といったギスギスを生む行動は苦手としていますね。

一方で調和のために自分自身のことを完全に捨ててしまいがちなのがこのタイプの特徴。他２タイプが比較的自己主張的なのに対し、このタイプだけは自己主張のなさを「欠点」と言えるくらいには自己主張を避けます。

トライタイプ１３６

タイプ１由来なためか、全体的にピリッとしたストイックな空気を出すタイプ。常識や世論に則ったマニュアルを作り、それを常識として周囲に浸透させようとしているのが印象的です。

３６８は自分の考えた常識からの逸脱（特に不公平や不正）に対して爆発しますが、このタイプは「真面目にやらないこと」「規則に従わないこと」が地雷。ある意味タイプ１らしさですね。

１−３アーキタイプでもあるせいかワーカーホリックになりがちで、３−６中では最も結果を意識し、「結果を出さなければ意味がない」と考えがちなタイプでもあります。不健全に近い人は「うつ病は怠け病」と思ってそうですね。総じて怠けアレルギーです。

トライタイプ３６８と３６９の違い

３６８：気に入らない奴は攻撃
３６９：やるとしても受動攻撃

血の気が全然違います。３６８の方が明らかに、そして圧倒的に好戦的でキャラが濃いと言えるでしょう。

３６８は表立って対立して相手を徹底的に叩き潰す方。対して３６９はそもそも敵対行動をスルーするか、できなくなってもせいぜい受動攻撃を行うくらいで積極的に敵対はしないタイプです。

また、３６９の方が波乱や争いに対して弱い傾向がありますね。自分から波風立てる可能性が最も低いタイプです。
それに比べて３６８は自分の正義や常識に反するものは、たとえ公的機関や圧倒的多数派であっても噛みつくことがあります。

トライタイプ３５８と１３６の違い

３６８：完全に独立路線
１３６：組織の中間管理で光る

集団に対する捉え方が大きく違いますね。３６８は場合によっては組織やルールからの逸脱すら考える自分本位主義者。対して１３６は世間の期待やルールを守り、それらを最大限に尊重した上で最大の結果を出そうとする中間管理タイプです。

また、弱者や完全に弱りきった人に対しての印象も違いますね。３６８はそういう人を守ろうとするヒーロータイプですが、１３６は「そういうのを甘えと言うのだ」と心のどこかで思っていそうな人たちです。

弱者のための３６８と、体制や公のための１３６。案外、その辺が対照的ですね。

トライタイプ３６９と１３６の違い

３６９：受容的中道
１３６：保守的

明らかに３６９より１３６の方が主張や自分があります。そして結構保守的で伝統主義的です。

３６９はどんな変化でも革新でも「そう言うのもあるよね」と受け入れるのに対し、１３６はとにかく一般的に正しいとされるものを逸脱したがりません。ここが大きな違いになりますね。

ちなみに１３６の方がハードワーカーでかなり仕事で忙しいタイプですが、３６９は流動的であえて言うなら無計画に近いです。

筆者：春眠ねむむ
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参考書籍

 

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