まあ普通の解説にも最後にあるあるを追加していますが、今回はその内容のさらに詳細版。ESFJってどんな奴なのかを、改めて考えていこうではありませんか。
で、ついでにそんなあるあるから長所と短所を抽出し、より理解を深めていきましょうというのが今回の狙いになります。
優しいだけの人とか常識を押し付けてくる人という印象を抱かれがちなESFJですが、本当にそれだけでしょうか?
ESFJあるある
もてなし好きの世話焼き
なんだかんだ言って、エニアグラムではタイプ2がほとんどを占めるESFJ。人の世話をすることやもてなすことが好きだったり、あるいはそうしなければならないと考えてしまう人が結構な数います。
そのため、とにかく人に優しくよく世話を焼き、人を喜ばせることで自分の価値を確かめようとするところがあります。
特にストレスが強くかかると、「人を喜ばせなければ自分の存在に意味がない」とまで考えてしまう人もいるとかいないとか。
とにかく人に気を配るタイプなので、後になってドッと疲れることも多いようですね。
優しくしすぎて後で疲れる
ESFJにとって、人に認められるかどうか、もっと言えば優しくできるかどうかはわりと死活問題です。そのため、無理をしてでも人に優しくしようとするところがあります。
とにかくいろんな人に気を配り優しくしようとするため、知らない間にストレスや疲れを溜め込みやすいです。
で、家に帰ればどっと疲れを感じ、場合によっては人間関係すら嫌になることもある、と。
特に1人の時間ができた時に疲れを感じやすい傾向があるようですね。
とにかく人と関わるのが好きなタイプですが、それでもやはり限界があるようです。
共有したがり
ESFJは基本的に人と話すことが大好きで、なんでも共有したがります。
例えば食べ物の好き嫌いから今日何をしたのか、果てはちょっと知られると危ない話まで、とにかくいろんな話題を人と共有することを好みます。
非常に協力的で気のいい人物ですが、その分の見返りは運命共同体とも言える深い関係で支払ってもらうことを好むわけですね。
それが行きすぎるとちょっとアブナイ方向に行ってしまいますが、そうでもなければ、この性質は人と深い関係を築けるいい材料になるはずです。
みんな仲良くがモットーになりがち
どんな人でも分かり合える、そんな考えをESFJはどこかで持っている場合が多いです。
そのため、とにかく場の調和を大事にするところが顔を見せやすいところがあります。
これ自体は悪いことではないのですが、時折調和をあらゆる人に適用させようとしてくる時があります。特にストレスを感じた時なんかは顕著ですね。
時折強引にでもその場を調停したり、両者とも関わらないことを望んでいるのに仲直りさせたり……もともとちょっと推しが強い分、場が乱れるとかなり気が強いところを見せることがあるのです。
割と豆腐メンタル
場の調和とみんな仲良くを求めるESFJ。一方で意外とメンタルが弱く、ちょっとした批判や些細なことを気にする側面を持っているタイプでもあります。
特にあれこれと心配し始めたり、何か起きた時に「自分のせいだ」と自責の念に駆られる姿は割と見受けられますね。
周囲の感情を気にしがちな性格なので、批判されると理由よりも「批判された」という事実や批判した人の気持ちを色々と考えてしまうことが多いようです。
そんなわけで、特に理由のない「なんとなく気に食わない」レベルの批判でもかなり気にしがちなのはあるあるのひとつと言えるかもしれませんね。
周りに合わせちゃう
ESFJは決して自我が弱いタイプではありません。むしろ強いタイプと言えるでしょう。ですが、それでも人に合わせてしまうところがあるようです。
特にESFJにとって、相手に嫌われることは致命的な問題になり得ます。だから、妥協できる場所は相手に妥協して合わせるところがどうしてもあるわけですね。
そんな性格なので八方美人や二枚舌になりかねない危険があり、ESFJは常に「相手に八方美人と思われていないか」「口だけの人間だと思われていないか」と気にして気持ちが落ち込むこともあるようですね。
中には肝っ玉母さん的に気の強さが前面に出た人もいますが、大半は相手に好かれようと張り切り過ぎているところがある人たちと言えるでしょう。
特にリーダーや「普通」「常識」に弱い
結構相手に合わせるESFJですが、その中でも特に弱い存在が、リーダー、そして普通や常識といった概念です。
これらに対してはどこかで「合わせなければ」「うまく適合しなければ」と思ってしまうらしく、積極的に支持する傾向があります。
「普通にやりなさい!」「常識を持ちなさい!」と我が子を叱るママの姿、想像できませんか?あんな感じのESFJも意外と多いでしょうね。
特に未熟なうちや凝り固まった人はこの傾向が強く出やすく、安易に常識や普通といったものを支持することもあるようです。
相談はするよりされる側
基本的に優しくて気のいいママさん体質なESFJ。その性格上、どうしても相談事はするより乗る側であることが多いようです。
ESFJはFe(外向感情)を主機能に持っており、非常に共感力に長けています。そんなタイプなので、相談(というか愚痴)相手としては非常に優れた素質を持っているのです。
そんなタイプなので、心地よい言葉や共感を求めて、多くの人が相談や愚痴を言いにくる。これもESFJあるあると言えるでしょう。
もっとも、ESFJも超人ではありません。そんなものを聞き続ければ、やがては疲れ果ててしまうわけですが……。
その他あるある
・ダメ人間に引っかかる
・↑むしろダメ人間製造機
・平和主義というより調和主義
・案外フッ軽
・褒められると張り切っちゃう
・単独行動苦手
・変な考えも一応理解しようとはする
・秩序と混沌で言えば秩序側
・冷酷になれない
・だらしないところには意外と厳しい
ESFJの強みと弱み
ESFJの強み
・優しい
・コミュ強
・頼り甲斐あり
・周りに合わせる
まず何より、その人柄とコミュニケーション能力が何よりの長所でしょう。
物事をなす時、最後の最後で必要とされるのは人柄とコミュ力です。この2つが欠けていると、せっかくの成果も能力もなかなか認められず大変な思いをしてしまいます。
ある意味、人柄はかなり恵まれた才能と言っても良いでしょう。
高いコミュ力と優しさを併せ持ったESFJは、まさにこの2つの長所をもって人にぶつかっていくタイプ。
高潔かどうかは人によりますが、優しさとコミュ力のどちらか一方は必ずと言っていいほど持っている人たちです。
また、そんな性格だけあって頼り甲斐も非常にあります。多くの人に慕われることも多いでしょう。これもまた強力な長所と言えますね。
また、人に合わせることで悪目立ちしません。よって、ESFJが必要以上に悪く言われることはまずもってありえないでしょう。
ESFJの弱み
・ダメ人間製造機
・周りに合わせる
・ノーと言えない
・頭が固め
まず何より、その優しさが仇となるパターンが多いでしょう。いくら大事な長所と言っても、強ければ強いほど短所もまた目立つようになります。
特にダメ人間を自らの手で量産してしまうほどに人を甘やかしてしまう点、そして人にノーと言えずいろんなことを抱え込んでしまう点は、間違いなく短所と言えるでしょう。
人を甘やかしてしまった結果、自分がその人を扶養する羽目になる……みたいに、ヒモを自ら生み出してしまう点は注意が必要です。
また、周りに合わせる面も場合によっては八方美人と思われ、思わぬ不興を買ってしまうことがあります。
特に自分の意見があるのに言えない点は、周囲の悪評と同時に自分もフラストレーションを溜め込む結果になってしまいます。
なんだかんだ言ってSJらしく、やや頭が固いところがありますね。特に普通や常識を手放しで信じ込んでしまう点には要注意です。
良くも悪くも優しさが光る
というわけでESFJのあるある、そこから長所と短所をまとめてみましたが、良くも悪くも優しさが光るタイプと言えますね。
優しいからこそいろんな人に慕われ、また優しいからこそ苦労を自分で背負い込む。そんなタイプのように感じました。
といったところで、今回はここまで。
普通のESFJ解説も行っておりますので、よろしければそちらも併せてご覧くださいませ。
筆者:春眠ねむむ
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