まあ普通の解説にも最後にあるあるを追加していますが、今回はその内容のさらに詳細版。ENFJってどんな奴なのかを、改めて考えていこうではありませんか。
で、ついでにそんなあるあるから長所と短所を抽出し、より理解を深めていきましょうというのが今回の狙いになります。
ENFJと言えば暖かい人やいい人という印象の一方、ちょっと押しが強くて頑固なところもありそうですよね。その辺どうなんでしょうか？
ENFJあるある
「コミュ障？よくわからん」ってなる
ENFJは根っからのコミュ強です。コミュ力お化けです。多くは自分の見せ方から理想の語り方、人の話の聞き方といろんなことに精通している人たちです。
そのため、とにかくコミュ障のことがよくわかりません。普通に善意でテリトリーを荒らしたり連れ回したりすることがあります。
特に多いのが、「１人でいたいってことは私のことが嫌いなんだよね？」とか恋人や友人相手にやっちゃう傾向があることです。
なんだかんだ我が強くて人と一緒にいたいタイプ。これも周囲と仲良くするのに関連する機能Fe（外向感情）を主機能に持つが故でしょうか？
肝心な時に息をしないNi（内向直観）……！
いやまあNiは万能ではないですけども！でも、だって……！
結構我を通す
なんだかんだ言って、押しも我も強い方です。自分の意見を結構無理やりにでも通そうとするところが見受けられます。
この我は決して自分の利益とか自分の気分だけではなくて結構全体を思いやっての結果のものですが、何を言おうと我は我です。
で、そんな我の強さもあって、ENFJは気づけば自分の主張を押し通しています。
ゴリ押しというよりは場の空気を利用したやんわり席巻なのですが、それもあって自分の主張を押し通すのに成功する確率は高いです。
良い言い方をすると、リーダーシップがあるとも取れますね。
困ってる人をほっとけない
なんだかんだ、善人属性の多いタイプではあります。
ENFJにとって苦痛なことの一つに、困った人を野晒しで放っておくことがあるでしょうね。
たとえ放置したほうがいい場面でも、油断してるとついつい手を貸そうとしてしまう。そんなお人好しなところがENFJにはあります。
やはりエニアグラムでタイプ２が多いのも影響してるのでしょうか？
まあ人助けの善行をアピールするなど案外ちゃっかりしたところはありますが、なんだかんだいい人が多いのは間違いないです。
礼儀＜誠意と真心
理想主義者で自分の信じる良い世界のために突き進むところがあります。それに対して協力する姿勢が欲しいわけですね。
ちなみにこの時に礼儀を気にする人はあまりいません。究極の言い方をすれば、「はい」も「おう」も同じものです。
そんなものより、誠意と「あなたに協力します」というある種の真心。ENFJは自然と人に囲まれますが、人間関係には基本的に「相互協力」の四文字を求めるでしょう。
自分も人に協力しますが、人にも自分への協力を求める。そうやってENFJの人間関係は膨れ上がっていくのです。
意外とへこみやすい
理想主義者で「善」と信じる世界を作りたがるENFJですが、案外批判に弱いところがあります。
要するに、結構ダメージを受けやすく繊細。感情を理性でコントロールするにも限界があり、なんだかんだ感情に流されてしまう傾向にあるでしょう。
話を聞けばT型の悪気のない批判についつい取り乱してしまうこともあるようで、「わかってるんだけど！でも！」となってしまうことも割とあるとか。
中にはNiでまだ起きていない批判や誹謗中傷を想像してダメージを受けることもあるようで、なかなか繊細さというのも厄介な属性だなと感じます。
直感で人の欲しがるものがわかる……気がする
この辺、Ni持ちの強みですね。なんとなく人の気持ちとか欲しているものがわかる……気がする。
基本的に「気がする」だけです。論拠はあれど決定的な根拠がないパターンがほとんどです。ですが、ENFJのNiの使い方は基本的に対人関係特化。人の気持ちを読み取るアンテナの感度は抜群です。
ENFJは優れたコミュニケーション能力を発揮するタイプですが、その優れたコミュ力を裏で支えるのが相手の心を感じ取るアンテナだったりします。
相手の求める反応を返せたり、相手が望んだものを取り出せたり……本当、対人においては恐ろしいタイプです。
もしかしたら、「この人、もしかしたらこうしてほしいのかも」とか「この人はこう思っているのかも」と常に考えながら人と会話しているのかもしれませんね。
ENFJの人たらしっぷりについては思い当たる節があるので、よろしければ以下の記事もあわせて読んでみてください。
なぜかモテる
友達にかもしれませんし、文字通り異性にかもしれません。ただ、一つだけ言えますね。こいつら、恋愛や交友に関しては紛れもない強者です。
考えてもみてください。相手の心を高確率で読み取り、望んだ反応を返せる直観力。そして圧倒的なコミュ力。さらには優しさ。対人関係で求められる大体のものを持っています。
対人関係やコミュニケーションにおいてめちゃくちゃ強いのがENFJの１番の強みです。仮に陰キャだとしても、その気になれば一定の支持層を作り上げることができるでしょう。
当人たちも「好き」と言われたら気になり始めるタイプなので、恋愛経験は自然と豊富になりがちです。
気分屋なところがある
ENFJは、意外と気分によって波が激しいタイプです。乗ってる時はいいのですが、気分が乗らなくなると消極的。というか、やろうとしてもなかなか物事に打ち込めなくなります。
それでも無理矢理頑張ろうとするんですけどね……でも、基本的には失敗している姿を多く見かけます。
また、感情表現豊かな一方起伏が激しい側面もあり、気分が落ちた時は本当にどこまでも落ちる部分を持っています。
思考機能が弱いのもあって、なかなか理屈や理論で割り切れないところがあるようですね……。
その他あるある
・コミュ強
・思いやりがある方
・↑これらは基本だと思っている
・意外と頑固
・情報共有できない人が苦手
・たまに毒舌
・相手に影響を与えたい
・↑自分も結構影響を受ける
・余白時間が嫌い
・自分を評するに「意外と面倒くさい奴」
・天然って言われる
・意外とドンブリ勘定
ENFJの強みと弱み
ENFJの強み
・コミュ強
・お人好し
・直観力高め
・カリスマ
何より、カリスマの域に達しているコミュ力の高さが最大の武器と言えるでしょう。
基本的に人間関係に力を入れるタイプ。想像力に関係する機能Niをフル稼働し、「この人は何を考えているのか」「今の気持ちはどうだろうか」など、人の内面に予測を立てて喋ります。
そのため、相手を元気付けるのはもちろん、場合によっては扇動やプロパガンダも大得意。その気になりさえすれば人１人を操るのは容易いくらいに高いコミュ力を持っています。
一方で、そんなコミュ力を悪用する人の少なさにも目がいきますね。善良な人も多く、これほど危険な能力を持っているにもかかわらず適切に使用できている場合が多いです。
なんだかんだ、お人好しですね。ですがそこがまた人を惹きつけ、さらに大きなグループを作り上げます。
また、基本的に人に与えるだけでは満足しないのも、捉えようによっては長所と言えるかもしれません。
基本的にギバーの立場に身を置きますが、同時に自分の理想を理解してくれること、力を貸してくれることを望みます。
そのため、ただのお人好しで終わることがないのはひとつの強みですね。
ENFJの弱み
・コミュニケーション至上主義
・批判に弱い
・お人好し
・感情の起伏が激しい
まず何より、コミュニケーションを大事にしすぎる点が、せっかくのコミュニケーション能力やカリスマ性に傷をつける要因になってしまうことがあります。
基本的に誰とも深く関わり、情報共有や協力関係を望む人たちです。それが行き過ぎた場合、余計なおせっかいや善意の押し付け、１人でいたい人を無理矢理巻き込むなどトラブルを引き起こすことがあります。
基本的に押しも強いため、なかなか意見を変えられる人も多くありません。この点においても、ENFJは非常に厄介な問題を引き起こすことが少なくありません。
また、批判を重く受け止め過ぎてしまう繊細な点も、弱みの一つになりますね。
ENFJは大人能力が圧倒的な分、とにかく目立ちます。目立ち過ぎてしまうため、批判的な目を向けられる機会も決して少なくありません。
ですが、当人たちは批判に弱い。そのため、些細な言葉をいつまでも気にしてしまったり、批判に対して過敏になってしまう姿も見受けられます。
お人好しすぎて人の自立を損いかねない点も、短所の一つに加えてもいいかもしれません。
やっぱりコミュ強
なんだかんだ言って、ずば抜けたコミュニケーション能力を持っているのがENFJの１番の強みですね。あるあるも、気づけば大半がコミュニケーション関係になってしまいました。
やはりNiを対人関係にフルで使えるのが、他タイプにない強みですね。INFJよりもさらに対人関係に特化した、カリスマ教祖とでもいうべき人物でしょう。
といったところで、今回はここまで。
普通のENFJ解説も以下で行っておりますので、よろしければそちらもご覧くださいませ。
筆者：春眠ねむむ
X ：@nemukedesiniso
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