【エニアグラム】タイプ3とタイプ6の共通点と違い

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統合ー退行ラインで繋がっているのがタイプ3タイプ6。この2タイプに限った話ではありませんが、どっちもお互いの真似事ができるため区別が結構難しいです。

特に日本人はタイプ6が多いと言われるわけなので、多いのはタイプ3を自認するタイプ6。もっとも、その逆もあるわけですが……。

ともあれ、今回はタイプ3、6の共通点、違いについて考えていきましょう。

タイプ3とタイプ6の共通点

まずは共通点から。意外と似通っているところが多いタイプですね、彼らも。

調和型

攻撃、防御、調和の3分類において、彼らは調和型に分類されます。

基本的に悪目立ちを好まず(いい意味で目立つ場合は別)、仲間と共に行動することに特化した精神構造を持つタイプです。

仲間外れが嫌いで多数派に属すことをよしとしがちで、集団内でうまく立ち回ることができる人たちですね。

仲間外れが嫌いだからと言ってタイプ6とは限りませんし、褒められるのが好きだからと言ってタイプ3とは限りません。

仲間からの評価を重視

調和型である以上、仲間の評価とは切っても切り離せない密接な関係を持つことが多いです。

よほどの恐怖対抗を引き起こしたタイプ6か完全に全てを諦めたタイプ3でもない限りは、基本的にどちらも仲間からの評価を大事にし、仲間内で言われた通りの優れた人物を目指すでしょう。

例えば「見た目が全て」と言われれば容姿をひたすら磨いたり、「知力が全て」と言われれば机にかじりついて勉強するようになったりなど……。

なんにしても、仲間に認められることは彼らにとってはとても大事な要素と言えます。

勤勉な努力家

まあ、どっちも努力家ですね。周囲が期待する通りの人であるため(タイプ3)、あるいは無難で不安のない世界を目指すため(タイプ6)、ひたすらに努力を重ねることができるタイプと言えます。

どちらも目指す先は異なりますが、目標を見つけたらそこに向かって勤勉に努力していこうとする。ここも共通点と言えるのではないでしょうか。

あかつき
あかつき

ちなみに、必死さを見せるか見せないかが大きな違いになりやすかったり?

タイプ3は涼しい顔で何気なくやっているように見せることが多いですが、タイプ6の努力は割となりふり構ってません

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違いから見るタイプ3とタイプ6

正直違いをひとつひとつ丁寧に探っていくのも大変なので……ざっくりと双方の概要を、違いという視点から語っていきたいと思います。

タイプ3

タイプ3にとって一番重要なのは、人からの評価。その他の要素はさほど重要でなく、特に自分の心に関してはゴミ同然に思っていても不思議はありません。

たとえ不安を感じていても他者には決して見せず、常にぽじてぃぶなオーラを纏おうとします。

一方で他者から評価されないと悟ってしまった時は、燃えカスのようにやる気をなくしてしまう傾向が非常に強いです。

根っからの感情センターなので、とにかく人からの興味関心が一番大事。究極、成功してお金持ちになっているかどうかよりも周囲から褒められる方が大事とまで考える筋金入りの褒められ好きです。


また、目標を決めてからの行動力にも大きな違いが出ますね。

タイプ6の場合は石橋を叩いて渡るタイプ。一方のタイプ3は、目標が決まればそこに向かって常に最短ルートを進もうとし、「考えるより行動」とばかりに動きまくります。

囚われに引っかかればそれだけ最短ルートで人々の称賛を得る方法を考えようとし、時に博打のような手段や危ない橋を渡ること、他者を利用することさえ厭わないところがあります。

それもこれも、全て「自分が最短ルートで成功し、他者から褒められ、認められるため」。どんな悪行に手を染めてもどんな方法を使ってでも、他意はありません。

あかつき
あかつき

つまり目標ありきで人を攻撃したり貶めることがあっても、ただの悪意でやることはほとんどないというわけですね。そんな暇はないと考えている人がほとんどでしょう

タイプ6

タイプ3と比べるとやはり雑念が多いタイプと言えるでしょう。

あらゆることに不安を覚え、その不安を払拭し、より安全で、安心できるルートを開拓することを求めます。不安を発見するためにも、雑念がなければむしろまずいのです。

タイプ6も人からの評価を求めますし褒められるのが好きですが、「何より好き」かと言われると極めて微妙。結局のところ、自分が安心感を覚えるための方法の1つが褒められ、認められることであると言うのが大きな理由です。

例えばの話「人からの評価が悪いお金持ち」と「人から褒められまくる貧乏人」のどちらを選ぶかという質問に対してタイプ3がほとんど後者を選ぶのに対し、タイプ6は大半が前者を選ぶでしょう。

お金という安心材料を捨ててまで評価を得ることを重視していない。ここが、ある意味タイプ3とのわかりやすい違いと言えるでしょう。


目標が決まってからの動きにも、当然ながら違いが出ます。タイプ3が求めているのが目標までの最短ルートなのに対し、タイプ6は安全なルートを求めています。そのため、目標が決まってからも結構うんうんと悩むことが多いです。

博打を好まず安心できるルートを選定し、自分や周囲が極力安全に目標へ向かっていけるように考えるのがタイプ6の真骨頂です。

他人に対して攻撃的になることも多いタイプですが、それも「攻撃した方が得だから」と打算で考えるタイプ3と違い、「排除しないと危険だ」「不穏分子」という理由が非常に大きいでしょう(それが正当化どうかは別として)。

ある意味攻めのタイプ3、守りのタイプ6と考えてもいいかもしれませんね。

あかつき
あかつき

最短ルート<安全なルート。ここが大きな違いになりますね。

タイプ6が入っている最短ルートは「リスクが無い中での最短ルート」です。本当に最短のルートを提示しても「でも危なくないか?」と難色を示すようなら、タイプ6の可能性が非常に高いです

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要するに

無理やり分けるとすれば、こんな感じでしょうか?

タイプ3:周囲に認められたい
タイプ6:安全でいたい

それぞれセンターのど真ん中に位置しており、その影響をモロに受けやすいタイプです。意外と違いは大きいので、センターごとの違いを知ればタイプを案外あっさり判別できるかも?

他にも

タイプ3:合理的
タイプ6:悲観的

タイプ3:競争的
タイプ6:協調的

タイプ3:クールでいようとする
タイプ6:情緒的で感情の起伏がある

とまあこんな感じの違いがありますが、一番わかりやすいのは「何を一番大事にしているか」ですかね。

タイプ3は周囲からの評価、タイプ6は安全性が一番重要です。

ともあれ、各タイプ意外なところで違いが出るものです。悩んだ時は、こういう些細な違いから外堀を埋めていければいいですね。一気にわかりやすくなります。

筆者:春眠ねむむ
X :@nemukedesiniso
threads:@shunmin.nemui

 

 

参考書籍

 

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