【16タイプ】嫌われる?ENTJの生きづらいポイントについて

16タイプ
スポンサーリンク

NT連中はどれもこれもサイコパス扱いされることが普通にありますが、その中でもENTJは特にそう呼ばれることが多いと思います。

あと、忖度や協調性を良しとする場所では、その性質上よく嫌われるのもあります。

そんなこんなで、結構生きにくいタイプだと思うんですよね。

今回はそんなENTJの生きづらさについて考えてみたいと思います。

ENTJの生きづらいポイント

まずENTJが生きやすいか生きづらいかで言えば、個人的には結構生きづらい方なのかなと。

正直勢いとリーダーシップがあるので、場所を選べば他のNTよりはマシな部分はあります。ですがそれでもどっこいどっこいでしょう。

多角的視点という名の独自視点

まずENTJを生きづらい存在にしている要素はこれでしょう。

彼らは多角的にものを見ることを非常に大事にしています。それこそ、同じTe(外向思考)主機能のESTJを「視野が狭い」「頭が固い」と思うくらいには柔軟な思考や視野の広さを意識しています。

例えば誰かが「マスコミは視聴率よりも正しさを重んじるべきだ」と唱えれば、「そうあるのが理想だけど、現実は金儲けしないと組織が成り立たないから視聴率を重視するのは仕方ない」と答えるとか。

あるいは弱者を一方的にいたぶる人を指して、「あれらは悪だが同時に弱者でもある」「弱者救済を謳う組織が仮にあるなら、いじめを行う弱者も救済の対象に入らなければそれは独善だ」「でも独善が悪いものだとも思わない」とか言っちゃったり。

これら、残念ながら(?)実話です。本当にENTJを指向する人がぶちまけていました。

こんな視点、普通の人は考えつかないしどうでもいいですよね。というか、ぶっちゃけ頭おかしいと思った人も多いのではないでしょうか。

ここがENTJの生きづらポイントです。

明らかに普通の人が見てない景色を見てるんですよね。個人的には間違ったことは言っていないと思いますが、それでも「間違ってる!」と声を荒らげる人がいても仕方ないとも思ってしまいます。

こういう視点を持っているために、本音を言って嫌われるか本音をしまい込むかの二択に迫られることが多々あるのです。

スポンサーリンク

多角的視点にこだわる

これまた矛盾した話かもしれませんが、ENTJは多角的視点にこだわるあまり視野を狭くしているところがあります。

これも実際のENTJの言葉なのですが、ちょっと取り上げてみましょう。

「広い視野で物を見れないESTJとかの価値がよくわからない。組織の駒に収まる器でもなし、自分の手で組織のトップになるにも視野の狭さが邪魔をする。何ができるんだろう?」

こんな感じに、自分の多角視点の範囲外にある存在をさらっと否定してしまうところがどこかにあります。

この辺もENTJの弱点であり、生きづらさでしょうね。少数派の視点を固持してしまっては、大多数の理解を得ることができません。

怖いと思われる孤独な存在

怖がられてしまうのも、ENTJの生きづらさの要因でしょうね。

基本的に、ENTJは忖度が苦手だし、いちいち理詰めだし、圧もあります。

思考にはタブーなんて基本ないものだし、油断してるとちょっと言葉が強くなるところがあります。

そんなだから、怖がられるんですよね。

でも、当人は別に周囲を跳ね除けたいわけではない。むしろ仲良くしたいと思ってる人もいるでしょう。

でも、それがうまくいかない。これも生きづらい点ですね。

あかつき
あかつき

普通に怖がられますからね。だって圧が強いんだもん。しかもクールな感じで何考えてるかわかんないし、明らかに見てるものが違うわけで。

慕われることもあるんですけどね。でもみんなやっぱり怖いものは怖いです

基本的に敵対上等

というより、敵対する気がないままに敵対します。

ENTJにとって、ディベートとは勝ち負けを競ったり敵味方を明確にするのではなく、意見交流するための場。つまりより良い意見を求めてみんなで話し合うための場所です。

あかつき
あかつき

本来議論ってそういう場なんだよなぁ

そんなわけなので、間違っていると思った意見にはバシバシ突っ込みますし、勝手に敵対する2つの意見を統合させようとしたりもします。

周囲は決してディベートを「良い案をまとめるための議論の場」と捉えているとは限りません。むしろ意見が食い違う=味方じゃないと考えてしまう人も多いでしょう。

ですが、処世が苦手なENTJにはそんなもの通用しません。友好的な人の意見でも間違っていると思えば普通に否定しますし、敵対者の意見でも優れていると思えば取り入れてしまいます。

さらに言うなら、口がうまいんですよね、この人たち。的確におかしいと思った場所や矛盾点をついてきます。

そんなわけで、よく「議論が好きな鬼畜」「人を論破したいだけの人」と勘違いされ、恨みを買うことにもつながります。

感情の把握が苦手

感情機能が軒並み最下位にあるタイプであり、非常に人の感情に疎いのがこのタイプの特徴です。

結構問題を起こしやすいんですよね。例えば人の感情を考慮に入れずに動いたり、「これをされたら人はどう思うか」とかを考えずに行動に移したりするので。

あと、基本的にそういうのは言われても忘れます。合理的・多角的に考えることが、ENTJにとって一番大事なので。

そんなわけで人の感情を理解できず、あとで問題を引き起こしてしまうこともしばしばなんですよね。

特に人が何かしらの感情的なアクション(褒める、慰める、優しく受け止める等)を求めてきたとき、適切に動けるENTJは何人いるでしょうか?

私の知り合いも、基本的に「感情など知ったことか」と言わんばかりの要求をしてくることがありますね。当人はそんなつもりがないのは明白ですが。

ともあれ、そんな感じで人の感情を理解できないのは後々生きづらさを覚える要因になってくるはずです。

スポンサーリンク

ENTJは嫌われるのか

さて、ここまで読んでくださった方は大体理解できたかと思いますが、ENTJは意外と敵が多いです。しかも無自覚に敵を作ります。

厄介なのは、やはり人の心をほとんど理解できないというその感情機能の欠落ぶり。大体の問題はここにあると思って良いでしょう。

ENTJはとにかく合理的、多角的に物事を見ようとするあまり、非常に冷淡な視点を持ってしまうことが多々あります。

しかもそれを、相手の気持ちを考えずにズケズケと言ってしまうところがあるのです。無論、悪気なしにです。

そして、Te主機能勢にありがちな、批評家・合理主義者らしい圧の強さも嫌われ具合に拍車をかけていると言って良いでしょう。

なかなかどうして、嫌われて苦労するタイプと言えるかもしれません。

日頃の根回しと処世で少しはマシになるか

日頃の根回しと言っても、そんなに難しいことではありません。周囲の人とくだらない会話を楽しみ、くだらないことで笑い合う。これだけでも、見た側からの印象は大きく変わるのではないでしょうか。

あとは、意見を言う時は一呼吸おいて、「どのように伝えるか」まで考えてから。

これで周囲からの反応も多少はいいものに変わるはずです。

あとは、可能であれば「言うとまずい」と思った意見は大っぴらには出さないことも大事かもしれません。

やはりENTJの意見は、そこらの人に理解できるほど単純な物ではありません。ロジックは単純でも、そこから導き出される答えは大概複雑です。

怖い人が無闇にそんなことを言っていては、周囲は余計怖くなります。

面倒かもしれませんが、そう言う複雑な会話を楽しめる仲間を作ること、そしてそこ以外では極力自分の全力の意見を出さないことが大事かもしれませんね。

どうしても意見しなければならない時も、わかりやすい比喩表現なんかを用意しておくと少しは印象が変わる……かも?

スポンサーリンク

ENTJも結構大変

なりたいタイプランキングでは上位に君臨してそうなENTJですが、その実態はなかなか苦労が絶えません。

なにせ理解してくれる人も少ないし、その上自分の知らないところで敵が増えていくわけなので。

もっとも、中には嫌われていること自体にも気づかずにやっていける人もいます。そういう人たちは、ある意味無敵ですね。後から背中を刺されそうだけど。

ともかく、ENTJは尊敬を集めやすいタイプであると同時に、嫌われやすいタイプでもあります。

ロクなことにならないくらい周囲から嫌われる前に、打てる手は打っておきたいですね。

ということで、まずは仲間づくりあたりから着手されてはいかがでしょう?

といったところで、今回はここまで。

普通のENTJ解説もやってますので、よろしければそちらも合わせてご覧くださいませ。

筆者:春眠ねむむ
X :@nemukedesiniso
threads:@shunmin.nemui

補足

当ブログで取り扱っている16タイプの考察は、一般社団法人日本MBTI協会(Japan MBTI Association)とは無関係な、春眠ねむむ個人による独自解釈の結果を書き記したものになります。
MBTI書籍を参考にはしておりますが、あくまで独自理論・独自考察となりますので、あらかじめご了承くださいませ。

参考書籍

タイプ一覧

16タイプトップへ
ISTJ  ISFJ ESTJ ESFJ
ISTP ISFP ESTP ESFP
INFJ INFP ENFJ ENFP
INTJ INTP ENTJ ENTP

心理機能一覧

Te Ti Fe Fi
Se Si Ne Ni

コメント