【16タイプ】INTPあるある8つと強み、弱み

16タイプ
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まあ普通の解説にも最後にあるあるを追加していますが、今回はその内容のさらに詳細版。INTPってどんな奴なのかを、改めて考えていこうではありませんか。

で、ついでにそんなあるあるから長所と短所を抽出し、より理解を深めていきましょうというのが今回の狙いになります。

頭でっかちなイメージがどうしてもつきまとうタイプですが、ほんとうにそれだけなのでしょうか?

INTPあるある

筋金入りの理論派

まず持って、物事を理論的に判別するタイプです。極めて理論的かつ論理的、やもすればそこしか考えていないのではないかと言えるくらいには理詰めで物事を考える人が多いです。

というのも、このタイプが大事にするのは客観性と絶対。絶対的に正しい基準で物事を画一的に見ることを理想としているところがあり、そのために完璧かつ絶対の理論を求めている人も決して少なくありません。

また、その思考力は圧倒的。底無し沼と言っても過言ではありません。そのため、常人についていけるような思考回路をしていないのも特徴ですね。

ともあれ、理論で割り切れるものは全て割り切ろうとする。そんな理論派なところがこのタイプにはあります。

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議論をふっかける気持ちはわかる

ENTPほどではありませんが、このタイプも相当な論客。そして何より相手に議論を吹っ掛けたがるところがあります。

まあ実際に気に入らない物全てに議論を吹っ掛けては周囲を潰して回るのはごく一部のどうしようもない人たちくらいですが、知り合いのINTP曰く「まあ気持ちはわかる」と。

なんだかんだ、正しくないものが許せない・馬鹿が許せないという気持ちが強いタイプのようですね。そのため、自分が間違ってると思ったものや愚かだと思ったものには喧嘩を売る人も一定数いるわけです。

吹っ掛けられた側はたまったものではありませんが……ある意味、議論をふっかけるのは彼らなりの誠意なのかもしれませんね。

質問魔

やたらめったら質問しまくるのも、INTPの中ではあるあるですね。

とにかく解明しないこと、謎を謎のままにしておくことが嫌いなのでしょう。議論と同じように、結構質問を吹っ掛けまくります。

当然、粗探しとかあわよくば恥をかかせようと言う気持ちはゼロ。本当に知りたいから知ろうとする。それだけです。

INTPにとって、質問とはある意味「あなたに興味があります」という意思表示であり好意の現れ……なのかも?

ともあれ、よく質問をしてくるのは事実です。この辺ロジックを組み立てたがるTi(内向思考)の強さ故でしょうか?

オタク気質

好きなことになると、推察や考察が止まらない。そんなINTPも多いように思います。タイプ5が多いから、その分好きに没頭しやすいのでしょうか?

この辺ISTPも同じような特性を持ちますが、彼らとの違いは考察や推察が多い点でしょう。

ISTPは実際や事実に対して興味津々(歴史なら「この人はこんな事跡がある」など)に対して、INTPの場合は「その人は何を思ってそうしたのか」とか「もしもの世界」とか、そういうのを想像しがちな傾向にあります。

もっとも、第三機能に事実を重視するSi(内向感覚)を持つためか意外と事実に忠実になろうとするところがありますが……それでも想像力には逆らえない人は結構多いようですね。

あかつき
あかつき

INTPの成功者にはオタッキーな知識を生かして成功する人とかも少なくないですね。というかそれが王道です

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感情論が嫌い

と言うより、感情論を敵視している人すらいるような気がしますね。

特に自分の分析に対して、「でも〇〇がかわいそうだろ!」とか「そこに愛はあるんか」などと言われると、結構嫌がる人が多いんですよね。

彼らが求めているのは、自分なりに完璧なロジック。そこに対して感情論が入り込む余地はなく、むしろ感情による配慮や感情論そのものは完璧なロジックをねじ曲げる要因になりかねません。

とにかくロジックをねじ曲げられるのが嫌い。そんなINTPにとって、無駄な感情論ほど価値のないものは存在しないのでしょう。

本気を出して話せる奴がいないor少ない

INTPの思考回路は、有り体に言って常人に理解し得るものではない場合がほとんどです。そのため、本気を出して議論できる相手はそう多くはありません。

そして何より、劣等機能であるFe(外向感情)の存在ですね。微弱ながら周囲を気にしたり空気を読む力があるため、意外と場の空気を気にするところがあるわけです。

そのため「本気を出すと周囲に引かれる」「周りがついてこれない」と悟っているところがあり、あまり本気になって議論することがありません。

それでちょっと寂しい思いをしているINTPも少なくはなさそうですね。

忘れっぽい

いろいろ考え事が多くそもそも考えることが好きなタイプだけあって、生活感や実生活に生きてる感じはあまりありません。

そのため、電気代の支払いや1日3食、適度な運動、十分な睡眠といった生活上重要なことをちょくちょくすっぽかします。

当然、当人たちは至って真面目に生きているつもりです。決して不真面目に堕落して生きているわけではありません。

ただ、やはりどうしても思考活動優先で、実生活の優先度が下がってしまう。それだけのことです。

表面上はそこそこいい奴

あくまで表面上は、結構社交を心得た人が多いです。もっとも中身は非常に冷徹ですが、一応人との関わり方を覚えている感じですね。

不思議とか変なやつとか言われながらも、INTPは実生活でも結構受け入れられます。

というのも、補助機能にNe(外向直感)、そして劣等機能にFeを持つため、意外と人と喋るんですよね。

中身の理論派としての本音以上に人からの受けがよく、意外と社交的。ただし中身は非常に内向的。ある意味、そんなミステリアスさがINTPの魅力なのかもしれません。

その他あるある

・考え始めると止まらない
・人の気持ちとか考えるのが鬼門
・皮肉や批評的な意見は悲しいけどお家芸
・理論的でない意見をどうにも尊重しづらい
・部屋が汚い
・出不精
・社交はテンプレで済ます
・↑むしろテンプレしかない
・意外と好き嫌いが激しい
・INTPであることを疑う

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INTPの強みと弱み

INTPの強み

・頭脳派
・理論的
・芯がある
・感情に左右されない

頭脳派というよりものすごく難しいことを考えることができる人ですね。おおよそ、普通の人では理解できないような難解なことすら当たり前の顔をして考えられるでしょう。

思考に対する耐久力、思考力、論理性ともにトップクラスに高く、あれこれ考えることに関しては他タイプを圧倒するレベルです。

小難しいことやかなり難解なことも容易に理解する頭脳を持ち、しばしば何かしらのスペシャリストになることが多いですね。

考え方がロジックに大きく寄っているので、不健全な場合を除けば筋が通っているのも長所の一つです。

とにかく小難しい問題を考え、物事の善悪や是非を自分なりの芯を通じて正確にジャッジし、区分けすることにおいて、このタイプの右に出る人はいないでしょう。

ある意味では善悪や白黒がはっきりした人であり、わかりやすく頭がいいです。

感情に左右されないのも、間違いが少ないため長所と言えますね。

INTPの短所

・理論特化しすぎ
・感情を否定しがち
・議論屋
・動かない

理論に特化しているあまり、感情に対しての配慮や考慮が全くできない人もいます。

そのため、特に他者(主に弱者)への配慮や例外的措置などを素で忘れるか、あるいはわかった上で無視することがあります。

理論的か、理論的でないかで物事を区分けするところがあり、概ね理論的でないものを悪いもののように捉えてしまうところがあり、この点も短所のひとつですね。

どうしても神の視点から不動の理論を形成しようとするところがあるようで、それが公正な見方という長所に繋がることもあれば、頑なな態度という短所に繋がることもあります。

良くも悪くも、自分の正義が不動のものとしてあり続ける人といった感じでしょうか。

また、不健全になると何にでも議論や皮肉を吹っ掛けて台無しにしようとするところがあります。

出不精であまり動こうとしないのも、短所の一つに加えてもいいかもしれませんね。

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理論と頭脳に特化した人

こうしてまとめてみましたが、やはりロジックと好きなものの追求、そして頭脳を働かせることに関しては他の追随を許さない人という印象が非常に強いタイプですね。

また、なんだかんだ対応に丸みを持たせることができるため、敵を作ることも文面よりは少なそうですね。その辺もうらやましいポイントです。

ともあれ、今回はここまでですね。

普通のINTP解説も行ってますので、もしよろしければそちらも併せてご覧くださいませ。

筆者:春眠ねむむ
X :@nemukedesiniso
threads:@shunmin.nemui

補足

当ブログで取り扱っている16タイプの考察は、一般社団法人日本MBTI協会(Japan MBTI Association)とは無関係な、春眠ねむむ個人による独自解釈の結果を書き記したものになります。
MBTI書籍を参考にはしておりますが、あくまで独自理論・独自考察となりますので、あらかじめご了承くださいませ。

参考書籍

タイプ一覧

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ISTJ  ISFJ ESTJ ESFJ
ISTP ISFP ESTP ESFP
INFJ INFP ENFJ ENFP
INTJ INTP ENTJ ENTP

心理機能一覧

Te Ti Fe Fi
Se Si Ne Ni

コメント

  1. Mil'kx より:

    昨日のINFPより近い部分が多いですが何故なんでしょうか?

    周りから受け入れられてるかは知りませんが人付き合いはこうしておけば嫌われないだろみたいなのは少しだけ分かるような?

    私を即INTPと判断したINFJの方と長文会話をしてるのを他の方にもしたら まあ、ドン引きされるのは目に見えてますね。
    長文を書きたいのではなく考えた事を共有したくて書いていたら長文になっていたことしか無いですから。

    真逆の機能はコインの表と裏のような表現がなされていますが INFPのFeやINTPのTeはどのような感じなんでしょうか
    調べたことはありますが正直よくわからないです。
    (INFPはTeが劣等だがTP,FJ型のようにTeの考え方に反対している訳では無いとか
    書いてます)

    質問攻めが尽きないのも分からないままにするのが気持ち悪いからですね。
    特にネットに出回ってる16personalitiesの設問を少しいじくって設問数を12にして驚くほど当たる!とか大袈裟なタイトルにしてるやつを見ると
    『こんなのアテにならないだろ』と呆れます。(こんなテストで自認を決めたり 〇〇タイプの自分は凄いやつなんだ! とか言う人は論外です しかも数問選択肢を変えたら簡単に別タイプが出ますから。)

    From over the sea(名前出してもいいのだろうか)さんの16per MBTI ソシオニクスの違いについての記事に書いていましたが、他者のタイプを判断するのは不可能で、特定タイプに見られる特徴だけではタイプを決められない のような記述がされていました。
    例えば自認がINFPの人がINTPの特徴を含有していてもINTPである理由付けにはならない (逆も然り) などです。
    それなら特定タイプとの類似点を見つける行為って意味が無いのでは?

    だとしたら診断テストの内容も表面的な特徴ばかり聞いているようないないような?(診断テストにケチをつけるのはアレですが、人が泣いているのを見るとすぐに泣きそうになる みたいな設問がありますが
    そんなので判断したら明らかに誤認すると思うのですが。)

    ↓からかなり話が逸れます
    INTJのあのキツイ言い方の記事で 良い目標が立てられないについての意味が分かりました。

    勉強でいうと 何時間勉強する 問題集を〇周するのような今にしか目を向けていないような目標を立てて
    肝心の内容を理解したり 先を見据えて勉強できていないって事でしょう。

    私がダメな目標を立てているように感じたのは学校の体育の授業で課題と改善点を書く時に

    攻めと守備のバランスに偏りがあるので、周りの状況を見てバランスをとれると良い
    と書きました。 これはダメなのでしょうか (あの方のダメな目標の立て方は 〇〇に問題があるので、改善する。と書いていました) そのダメな目標の立て方は快不快で判断していると書いてありましたが これは快不快ではないと思うのですが。

    私の書いたバランスがとれると良いと書いたのは、攻めるべき状況でずっと守備にいることが多かったのが勿体なかった為です。(アタッカーに向いていないから形成が逆転して不利になったら困るのでゴール付近を守れるようにするという意味で守備に徹していましたが、攻めを増やしたらプレイングに貢献出来たタイミングはありました)

    守備だけでなく攻めを増やしたら明らかに良くはなっているのでINTJの方が言うダメな目標の立て方ではないように思われますがどうなのでしょう?

    ↓また話が変わります
    私は現実を突きつけられるようなキツイ言い方をされると大体泣きそうになります。
    (自覚していることを言われる場合がほとんどなのでまだ良いが)
    現実を見たくないのでも見ない自分に価値を覚える訳でも無く意見は受け入れますが。
    INFPが合理性を軽視するのは 人それぞれに正しさはあるという考え方による弊害なのでしょうか?
    何故人それぞれに正しさがあると考えただけで合理性を軽視するのか理解できないのですが。(普遍的な正しさを考えようとしないのかもしれませんが)
    デーモン(第8機能)は劣等中の劣等というのも聞いたことがあります。
    これが劣等機能や第5機能などを考えるとややこしくなる訳でして。

    特にINTPは微弱ながらFeを持っている為周囲に配慮できるなどと書いてあるのにINFPは微弱ながらTeを持っている為 ~
    のような記述が無いのが気になります。
    シャドウはあまり表出かしないと言われているのでFeが劣等なのかシャドウにあるのかも分からず。

    FeがないからINTPと思い込むINFPがいるみたいな事を言っている方が掲示板にいましたが、Feが第5機能にあるからでしょうか?
    心理機能単体で考えるとややこしいから対になる機能とペアで考えると良いと言われても Ti-FeなのかFi-Teなのか判断する方法もよく分からず…
    何が正しいのかよく分からなくなるのに流行りに乗って訳分からん診断テストを作る方は何がしたいのでしょうか。

    性格診断を言い訳の材料に使うのも理解できません。生きづらいのはこのタイプだからなんだ!みたいな外部の理由付けをすることで生きづらい理由を考えることを放棄している(一種の思考停止)ように見えますが。 (根本的な生きづらさの理由を探そうとせずにこのタイプだから生きづらいんだ!とずーっと言い続けている人は論外)

    もちろん劣等機能は明らかに弱みなのでこのタイプはこれが劣等機能だから弱点はこうだ のようなものは構いませんが、〇〇タイプだから生きづらいというのを見ると
    本当にそのタイプの人は全員生きづらいと思っているのを証拠付ける根拠はあるのか?と疑問に思います。

    〇〇だから生きづらいって本当に思考停止にしか見えないです。何か根本的に間違っているような…

    • 春眠ねむむ 春眠ねむむ より:

      Mil’kx様

      コメントありがとうございます!

      うーん、シャドウプロセスですよね……。反発と魅了を繰り返すとされる機能ですよね。
      となれば、INTPの場合は合理性に拘ったりとにかく結果を求めるような姿勢を見せたり、あるいは弱者をバッサリ見捨てる時なんかはTeが働いているような?
      INFPは逆かもしれませんね。例えば誰かへの行き過ぎた慈悲(多分Fiによるこだわりと表裏一体)だったり、他人と関わるときの明るさとか?
      すみません。シャドウについてはまとめ切れていないところがまだまだ多く、確証に近いことは言えないです。

      >特にネットに出回ってる16personalitiesの設問を少しいじくって設問数を12にして驚くほど当たる!とか大袈裟なタイトルにしてるやつを見ると
      『こんなのアテにならないだろ』と呆れます

      まあ、わかる。実際、あの手合いって結局似たようなことしか訊いてきませんしね。

      From over the seaさん、私もしばしば読んでますね。あそこの情報量は本当すごいです。
      個人的には「特徴だけでタイプを決められない」どころか、「どれだけ特徴を重ねてもタイプを決められない」と考えてしまいます。
      結局、好みのタイプや憧れのタイプにどうとでも寄せられるんですよね。

      どこかで「その人のエピソードや自伝からタイプを推測する」というやり方が推奨されていましたが、私はあれを強く推したいところです……

      とはいえ特定タイプの類似点を上げていくことに意味がないのかといえば、そうとも言い切れません。
      というのも、類似点を示すことで「実はこのタイプの可能性もありますよ」と示唆することもできるので……。安易な決め付け防止ですね。

      表面的な特徴は意味がない。私もそう思います。あれなら、ISFJがENTJになることも理論を知れば可能でしょう。

      あー……他記事も読みましたが、あの人も結構偏見ひどいからなぁ……まあ、(自称INTJさんには申し訳ないですが)話半分でいいと思います。
      結局目標なんてケースバイケースで、大局的に見て必要と思った目標ならば一定の成果は上がります。
      何事も一概にいい目標、悪い目標とは言い切れないところがあり(ここを言い切っちゃうあたりあのINTJさんのTeの位置が本当に優位なのかゲフンゲフン!)、Mil’kxさんの目標は結果として間違っていないのではないでしょうか?
      まあ、そのためにで守備を捨てるとかなら話は別でしょうが……

      どうなんでしょう?INFP、よくわかんない。ただまあ、ある程度成熟したINFPならば「人それぞれに合理性や正しさがある」という答えにたどり着くかも知れませんね。未熟なのは「うるさい!不愉快だから合理性とかくたばっちまえ!」みたいなノリですが……
      私の友人のINFPが真実ついでに合理性について言及してた言葉があって、参考になるかもなのでちょっと抜粋します。
      「真実なんて求めるだけクソ。真実や真の合理性なんて、人の身でわかるものではない。だから誰もが合理的でもなければ真実も見ていない」
      ……何かのお役に立ちましたでしょうか?

      実はINFPって意外と損得で動いたりはできるタイプだし、それっぽい理屈を見繕って持ってくることができるタイプです(本職のTe使いが来たら論破されるけど)。
      もっとも、基本的に彼らのTeは哲学やら人間学みたいな小難しい方向に行くことが大半ですね。

      Feが第五にあるのもそうですし、Teが劣等にあって哲学に強いというのも間違えポイントかも知れませんね。巷で語られるINFPって、メンタル豆腐だし頭も悪そうだし現実見えてないしでいいところがないので。
      で、「INFPにしては頭が良すぎる」という理屈からINTPを名乗る感じなのでしょう。多分。知らんけど。

      あー……たまにいますよね、そういう人。

      まあ、類型も万能ということです。逃避の材料になる。特に最近は人の入りが多いので、そういう意見を目にすることも多いかも知れません。
      ああいう人たちは基本的に深く学びたくないので、基本的にスルーしとくのがいいですよ。Mil’kxさんとは類型をやる動機が違います。