いや、不覚にもちょっと笑ってしまいました。「ISFP 気持ち悪い」。こんなサジェストもあるんですね。
というわけで、今回はISFPが嫌われる理由について考えていきたいと思います。
個人的にはいい人たちな気がしますが、ともあれ嫌いな人は嫌いなタイプと言われればそうかもしれませんね。
ISFP、なぜ嫌われる?
では、早速なぜISFPが嫌われるのかを見ていこうと思います。どのタイプにも言えますが、嫌われる要素って探せば結構ありますね。
一貫性がない
何より、まずこれでしょうね。ISFPは自分に関心があったり情熱を注いでいることに関しては非常に強い一貫性と信念を発揮しますが、他のことに関しては一貫性がありません。
ぶっちゃけ気分次第で判断がコロコロ変わります。
基本的に、自分の感情に正直な人たちなんですよね。だから必要なことには熱くなるし、他のことには冷淡という両極端な態度になります。
まあ、それに振り回される側からするとたまったものではありませんが……。
この一貫性のなさはコウモリというより動物、もとい昆虫的な何かですね。
ある意味では本能に正直な人というべきか、自分中心の人と言うべきか……
変なことにこだわる
一貫性のなさとは打って変わって、自分が興味あること、情熱を注げることにかけては非常に熱血です。
そのため、ちょくちょく妙なところにこだわる癖があるんですよね。
飽き性なくせに凝り性なので、そこをもって「うぜぇ」と思われることはあるかもしれません。
時折ものすごく衝動的
補助機能のSe(外向感覚)のせいでしょうか。時々ものすごく衝動的で、後先も考えず今この瞬間の勢いだけで行動することがあります。
さすがにESFPあたりと比べると衝動性はそこまで高くはありませんが、それでも唐突に衝動だけで動くので、周囲は時折そんなISFPに唖然とします。
特に自分の好きなものに対してだったり熱意を持って取り組める行動に対しては、顕著に衝動性が出ることがありますね。
普段は大人しいのに、急に暴走することがありますからね。本当、制御できないです
基準は好き嫌い
ISFPは、ある程度成熟しないと理論的な判断や合理的な判断をするのが難しいタイプです。そのため、大抵の場合は快・不快、好き・嫌いが判断の軸です。
そのため、場合によっては「何も考えていない」「好き嫌いが激しい」と嫌われることもあるかもしれません。
Fi(内向感情)を主機能に持つため、特に自分の感情に正直な人たちです。これが悪い方向に転がると、好き嫌いでしか物事を判別しない人になってしまうわけですね。
嫌われ者のISFPを見ると、善悪と好き嫌いの区別がついてない人とか結構いますね。別物だろと言っても、多分伝わんないんだろうなぁ
興味ないものには淡白
興味があることにはとことん興味を示す反面、興味がないことにも正直に淡白な反応を示す人がいます。これも嫌われる要因の一つでしょう。
なんというか、どこまでも正直な人も一定数いますね。裏表がないと言えば長所にも聞こえますが……。
ただまあ、正直すぎて波紋を呼ぶ人もそれなりにいます。特別集団とか空気を重んじるタイプでもないので、空気を読まない人は読まないですしね。
意外と気が強い
ほんわかしてるタイプのように見えますが、実は気が強いことも多いですね。
意外なところで強固に主張してきたり、それまで大人しかったのが急に攻撃的になったり、譲らないところはとことん譲らなかったり……。
こういうところを見て、「やっぱ嫌いだ」となる人もいるかもしれません。
ISFP、本当好きなものに関しては命がけなタイプです。
嫌いな相手には辛辣
好き嫌いが激しいのも、ISFPの特徴の一つですね。特に嫌いな相手に対する態度は露骨に攻撃的だったり、完全無視を決め込んだりと結構キツい人も多いです。
こういうところも、嫌われる原因の一つかもしれませんね。
私が知ってるISFPも、嫌いな相手は基本無視。必要な業務連絡以外は一切関わらず、ほぼ存在しないものとして相手を扱ってましたね。
人によっては大人気ない対応をすることもあり、その辺も要因としてあるかもしれません。
ある意味無責任
変なところで、劣等機能のTe(外向思考)が活性化することがあるタイプです。
例えば自分に責任が及びそうな時の回避とか、自分の損得がかかった時の身の振り方とか……。
意外と器用に立ち回ることができるタイプなので、人によっては卑怯者とか責任を負いたくないだけの無責任な人に見えることがあるかもしれません。
一緒にいたはずなのに急にいなくなって、次の瞬間には自分だけが不利益を被る……こういうこともあるわけですよ。
この場合嫌われる理由の9割は僻みですが、言いたくなる気持ちもわかる
人任せ
ISFPは、自分の判断力のなさを自覚している人が多いタイプです。実際のところはどうあれ(判断力があってもなくても)ダメダメだと自覚しています。
そのため、結構判断が人任せになることが多いんですよね。
特にエニアグラムタイプ9がかなりの数いるタイプなので、自分の判断というものをそもそも持っていない人も結構います。
そのため「自分で決める」というのがなかなか鬼門になることが多く、その点で嫌われることもありそうですね。
人の真似する人も多そうですね。大抵の場合、真似されて気持ち良く思うことは少ないです
ISFPが気持ち悪い?
個人的によくわからなかったのがこちら。「ISFP 気持ち悪い」。
なぜ気持ち悪いと言われているのでしょうか?いまひとつ見当がつきません。
とはいえ、一応強引な推測はできるので、それを考えていきましょう。
おそらくですが、嫌われる理由のうち以下2つが「気持ち悪い」と言われる理由だと思います。
・物事への異様なこだわり
・人の真似をする
まず物事へのこだわりですが、シンプルに「おかしなことに拘って気持ち悪い」。これが理由なのではないでしょうか。
人間、理解できないものを気持ち悪がる生き物です。理解できないものにこだわるのが気持ち悪いと、そう考える人も当然いるでしょう。
世の中、なんでも受容できる器の広い人間ばかりではないということですね。良くも悪くも。
一方、自分の行動が真似されるのも「気持ち悪い」と思ってしまう人が多いことでしょう。
これに関しては、もうどうしようもありませんね。ISFPの性としてそういう人もいるということです。
すごく雑なまとめになりましたが、ISFPが気持ち悪がられるのはこんな感じかなと個人的には思うわけです。
あとは単純に「頭悪そうだから気持ち悪い」とか誹謗中傷系が多そうですね。それくらいしか思いつかん……
嫌われる理由もわからんでもない
どのタイプにも一定数どうしようもないのがいる以上、特定タイプを「嫌い」とする声を全否定することは難しいですね。
ISFPも、お気持ちで場を引っ掻き回す人や嫌いな人を貶めて徹底的に叩き潰そうとする人、いろいろいます。
そんな人たちを見て「ISFPなんて嫌いだ」となっても、それはそれで仕方ないのかもしれません。
とはいえ、全員がそういうどうしようもない奴ばかりではないのも事実。
ISFPの多くは、慈悲深く善良な市民が多いタイプです。その道徳観は世間一般の道徳の遥か上をいくことすらままあります。
性格タイプではなく個人を見て、その上で好きか嫌いかを論じていきたいものですね。
といったところで、今回はここまで。普通のISFP解説もやってますので、よろしければそちらもあわせてご覧くださいませ。
筆者:春眠ねむむ
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