今回はエニアグラムごとの16タイプ別性格を見ていこうというものですね。
INTPはどんなエニアグラム別では性格になるのか。今回はそこんところを私なりに想像していきたいと思います。
あくまで憶測と想像で語っているので、ふわっとした表現多めです。
INTPのエニアグラム分布図
引用元:https://thoughtcatalog.com/heidi-priebe/2016/01/mbti-and-the-enneagram-2/8/
やはりというかなんというか、タイプ5が他を圧倒していますね。全体の6割を占めています。
他にはタイプ4がそこそこいるのは、個人的には衝撃的でした。タイプ9は確かにそれなりにいそうではありますが……。
タイプ1のINTP
まずもって見かけない組み合わせでしょうね。レアです。
ENTPと同様、のびのびやりたいINTPの性格とキッチリしたいタイプ1の性格が相反します。そのため、多くの矛盾を抱えることになる組み合わせでしょう。
基本的に理想が高く、特に理論や理屈の齟齬、あるいは相応しくない言い方などに対してはかなり厳しくなります。
特に偽善者や独善的な人に対してはかなり強く出やすい、ある意味では警察のような存在に落ち着くかもしれませんね。
非常に厳しい理想家である一方、案外決断はギリギリまで引き延ばしたり?なぜなら、そちらの方がいい案が浮かぶかもしれないからです。
タイプ2のINTP
どのグラフやデータを見てもほぼゼロですね。かなり稀な組み合わせと言えるでしょう。
まあ、おおよそ2w1でしょうね。人助けの欲求を満たすために、その優れた論理性と間違いに気付ける嗅覚をフル活用します。
人助けに関してはかなり高いプライドを持っていそうですね。「自分が一番人をうまく助けられる」とも考えやすく、トライタイプでは大体が2−5系でしょう。
基本は「人から愛されたい」と考えているタイプ2ですが、INTPらしく自分のアドバイスを履行しない者、履行する能力がない者に対してイライラしやすいところも持ち合わせている……かも。
タイプ3のINTP
これもまた珍しいですね。意外と承認欲求がタイプ3に向かないタイプなのかもしれません。
タイプ3と結びついたINTPは、特に劣等機能であるFeを使って周囲を認めさせようとしています。まず、通常のINTPと比べて外向的、そして意欲的と言えるでしょう。
ですが、同時に自分が活躍する舞台をものすごく選んでそうでもありますね。勝てる場所で最大限努力して勝つ……みたいな感じのが基本戦略になりがちでしょう。
おおよそ3w4。自分の実力を常に磨き、活躍できる”しかるべき舞台”で力を振るおうとする人物に収まります。
ENTPはまあまあいる(といっても数%)のに、INTPになるとなかなかいない。ここも不思議なところです
タイプ4のINTP
実はどのデータを見ても2番目か3番目と、結構多い組み合わせ。といっても、第1位のタイプ5が飛び抜けて多い分数はあんまいないですが……。
特に自己無能感が強そうですね。「自分に欠陥がある」というのも、Ti(内向思考)によってロジカルに証明してしまっていそうです。
第三機能Siが悪さをしそうな組み合わせでもありますね。
特に自分の過去にしでかしてきたこと、トラウマなんかに苦しみ、それによって「自分は悪い奴だ」と思ってしまったり、場合によっては誰と一緒にいても「あの人にふさわしい人間ではない」と離れていってしまうこともあるかもしれません。
一方でロジカルな考え方は健在で、時として周囲へ嫉妬をぶちまけるときに揚げ足やいちゃもんとして使われたり、気に入った相手を導くためのアドバイスとして使用されたりすることがあるでしょうね。
タイプ5のINTP
INTPと言ったらこの組み合わせ。大体INTPの半分以上(6〜7割)がこの組み合わせに落ち着きます。
他者を遠ざけ、自分自身の激情を遠ざけ、静かな場所でひたすら何かを磨いたり知識を得ることに夢中の人。ある意味、タイプ5のテンプレでありINTPのテンプレでもあるかもしれませんね。
1人の時間がとにかく大事なタイプであり、周囲と関わる時間があるなら自室で何かを学びたいとすら考える人たちと言えるでしょう。
世の中をロジカルかつ正確に把握したいと考える人たち。特にTiが強く作用しているため、体系的に物事を考えたり立体的に捉えることが大得意です。
同時にとても懐疑的な人でもあり、特に自分の中で検証され、実際に機能しないものは真実と認めない傾向大。良くも悪くも「頭でっかち」という言葉が似合う人たちですね。
そのロジカルシンキングによって正しい道を示し多くの人を助けることもあれば、揚げ足や屁理屈を駆使して地獄に叩き落とすこともあります。
タイプ6のINTP
行間を読みたがる孤立主義者。まあ、おおよそ6w5でしょう。
「人々の仲間に入りたい」という気持ちと猜疑心や不信感、頭の悪い人と関わりたくないプライドなどがごちゃ混ぜになったタイプになることでしょう。まず、なかなか輪に入れないタイプでしょうね。
ですがもし信頼できる仲間に出会えると、非常に高い忠誠心を示すタイプでもあります。事実、劣等機能Feは信頼できる集団に属する等特定状況下では非常に強く作用する傾向があるのです。
ですが同時に劣等機能のFeの影響から、自分が優位に立つための交渉や荒事は苦手な傾向にあるでしょう。
総じて言えば、自分の信念や信じた仲間に忠実なINTP。INTPの中では物腰が柔らかく、やや卑屈に見えるかもしれません。
タイプ7のINTP
ごくごく稀に見る組み合わせですね。タイプ2とかよりは比較的見られます。
INTPの中ではかなり外向的で活発な印象を与える組み合わせです。貪欲の囚われが作用する影響からグイグイと積極的に自分の意見を述べる様子も見られるでしょう。
おそらくですが、彼らは自分がもっとも有利になるためにどんな理屈を述べるべきか知っています。そしてその有利になる理屈を無自覚に選び、人から最大限の譲歩を勝ち取ろうとするでしょう。
ENTPと並んで手強いネゴシエイターと言える組み合わせかもしれませんね。
ですが一方で周囲を勇気付けたり、明るい気持ちにするために道化を演じる等憎めないところもありそうですね。
タイプ8のINTP
タイプ7と並んで稀に見かける組み合わせですね。INTJのタイプ8と比べると圧倒的に少数です。
やや完璧主義な傾向のあるタイプ8。やもすればタイプ1にも見えるかもしれません。
タイプ8の性急さがINTPとは少し相反する傾向が見られます。INTPの中ではせっかちで、すぐに結果が出るような答えを求める傾向にあるでしょう。
内省よりも結果出せ。そんな標語を掲げそうですね。TiとSiによって、成功する法則とか条件とかを体系立てて考えていそうです。
タイプ9のINTP
実は結構いるタイプ。いくつかのグラフを見るに、だいたい10人に1人くらいの割合でしょうか。
意外と相性良い組み合わせかもしれません。基本的に大きな枠組みから物事を理解しようとするタイプ。新しい挑戦はあまり好きではありませんが、裏を返せば慎重でしっかりと計画を立てる人たちと言えるでしょう。
一方で対立や葛藤・混乱は大の苦手。Ti–Neの体系立てた思考回路を、それらの葛藤を回避するために使う傾向が非常に強いでしょう。タイプ9らしく、争い事は嫌いなのです。
Feが比較的強くなりやすい組み合わせでもあり、自分なりのやり方よりも他人の真似や他人に好まれるやり方を大事にする傾向が見られそうです。
普通のINTP解説もあります
今回はINTPのエニアグラムタイプ別の性格を見てきました。
同じINTPといえども、性格はそれぞれかなり異なりますね。タイプ5とタイプ9も混同しやすいですが、INTPの両タイプでは大きな違いが見られます。
というわけで、今回はここまで。
普通のINTP解説もやっていますので、よろしければそちらも見てやっていただけると幸いです。
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