人気そうなので相乗りします。春眠ねむむです。
タイプ3の人気はそこまででもないのですが、どうやらENTPと組み合わさるとそれなりに人気が出る様子。ラッコキーワードさんでこのサジェストが割と上位にあるのを確認しました。
となれば、うちでもちょっと取り上げたくなるのが人情。
というわけで、今回はENTPの3w2について、私の勝手な妄想や決めつけを交えながら考えていきましょう。
ENTPとは
まずはENTPについて軽くおさらい。彼らはおしゃべりインコと表現していますが、頭の中は非常におしゃべりで、いろいろなアイデアや思考実験結果がぐるぐると渦巻いています。
その中身は玉石混交で、当人の人格や頭の出来に左右されて有用な考えを出したり出さなかったりするでしょう。
その思考回路の大半は、まだ見ぬ可能性で埋め尽くされています。「こうすればどうなる」とか「これは今後どう発展していく」「これを解剖したら何が出てくるんだろう?」と、仮想空想を続けながら思いにふけっています。
一方で、飽きるのも早いのがこのタイプの特徴。ある程度掘り下げたら放り投げてしまい、そのおこぼれに与った人が大成を収める……なんてことも往々にして発生します。
とにかく、可能性を追い求める人。これがENTPです。
3w2とは
さて、3w2についてもおさらいしておきましょう。
彼らは承認欲求が非常に高いタイプであり、主に自分の見せ方に気を遣い、どのように演出すれば自分が価値を証明できるのか考えている人たちです。
そのため、ある程度承認欲求が満たされた人であれば優雅にキラキラした立ち回りを見せ、無価値観を徹底的にぶつけられた人は陰鬱としてニヒリズムに満ちた人になるのが特徴ですね。
中には中身がスカスカのハリボテさんもいますが、多くの人は立派な外面に説得力を持たせようと水面下で努力を続けていることでしょう。
総じて、承認欲求と達成欲に突き動かされる人といった側面が印象的ですね。
ENTPと3w2が合わさった結果
では、ここからENTPの3w2が何者なのかを分析、主観をこれでもかと交えながら解剖していこうと思います。
彼らの性格を一言で表すと、一つの時代を築きかねない斬新なアイデアマン。承認欲求と開拓精神に突き動かされ、誰も見ない境地を切り開き、そして誰も提唱しなかった理論や真理を世間に知らしめていくことができる人物です。
おこぼれに与ろうその姿に鼓舞されて後に続く人が何人か、下手をすると大勢現れることもあり、一種のカリスマ性を発揮するでしょう。
言うなれば、時代を切り拓く開拓者としての資質を持った人たちなのです。
まあ妄想力豊かなので、それが悪い方向に働くと猜疑心やネガティブループに向かうわけですが……いずれにせよ、よくも悪くも何を唱えるかわからない人物ですね。
次項からは、その人物像をもう少し掘り下げてみましょう。
他にない考えを提示する人
まず、3w2は他の人よりも頭一つ抜けていなければならないと考えがちなタイプです。
そこにENTPのアイデア力が加わることで、今までにない斬新なアイデアを提示する人となります。

なおそのアイデアが役に立つかどうかは人と状況による模様
ENTPは他が思いつかないような斬新なアイデア、未開拓の分野に手を出すことを得意とするタイプ。3w2は自己アピールのために他との差別化を図りたいタイプ。
必然的に、他にない斬新な定義や理論、新しい分野を開拓することで周囲との差別化を図る人物像になっていきます。
3w2の承認欲求は、ENTPならではの他にない考え方で満たされていくわけですね。
謎のカリスマ性
よくわからないけどすごいことを提唱しがちなのが、ENTP3w2という人たち。そうすることで人々の注意を引き、とりあえず注目されて自分をアピールするのです。
割と意味わからんことやセオリーや教科書から外れたことを言い始めるため、多くの人は「?」となったりせせら笑って立ち去ります。
ですが、中にはその考えを解する人たちが出てくることでしょう。
ENTP3w2が相手をするのは、まさにそういった「自分の考えを理解できる人」なわけですね。
その考えが大衆に理解されるかごく一部の理解者のみにとどまるかは神のみぞ知るといったところですが、いずれにせよ、わかる人からすると「すげー」と感服したくなるような考え方、そしてそこから転じた一種のカリスマ性を持つに至ります。

わかる人を惹きつけてやまないわけですね。怪しい新興宗教をやるにはもってこいです
でも飽きる
3w2のたゆまぬ努力を性質として持ち合わせるこの組み合わせですが、やはりENTP。勝ち目がないと感じたりある程度ライバルが増えたり掘り下げつくしたと感じるとすぐ飽きます。
ブランディングに精を出しがちな3w2ですが、ENTPというタイプとの組み合わせの場合、どうしても斬新さと他にない自分たちだけのウリを大事にします。
そのため、勝てない・価値がないと感じるとさっさと次に移ってしまうわけですね。やることに一貫性がないのもこの組み合わせあるあるです。
興味をなくした時は一気になくすので、ある意味フッ軽という意味では長所かもしれませんね。
少なくとも表向きは寛大
ENTPはアイデアに対して非常に寛大です。なぜなら、そこに可能性があるからです。
一方の3w2。こちらも寛大です。人を認めれば人に認められるからです。
よって、この組み合わせは、少なくとも表向きはかなり寛容なタイプですね。異なる価値観をぶつけられてもムキになって反論したり冷たく突き放したりせず、とりあえず意見を聞いてみます。
相手の言い分にどんなヒントが隠れているかわからない。そんな思いから、この組み合わせは人の話をハナから否定することは滅多にありません。

これに関しては当人の器次第ですけどねー。
嫉妬や功名心からライバルの意見を全否定することもあります
競争心が高い
3w2は他社と差別化するため、あるいは他者を圧倒する結果を出すために強い競争心を示します。
一方のENTPも割とムキになるところがあり、競争心は意外と低くありません。特に自分の正当性や正義に関しては並々ならないこだわりを見せます。
この2タイプが融合することで、このタイプは非常に強い競争心を示すことがあります。
例えば成功することなんかもそうですし、ちょっとした大食い大会、下手をすると宴会の場で大食いや大酒飲み相手に勝手に飲み食いで勝負する可能性すらあるでしょう。
つまらないことでも意外と張り合ってきますし、ライバル認定されるとどこまでもつけ回してくるので、競争する気のない方は要注意ですね。
自分の感情に疎い
ENTPの心理機能の並びはNe、Ti、Fe、Si。自分の感情や気持ちを表すFiを表立って持っていません。しかもF機能が劣位なので、その疎さはひときわ目立ちます。
一方、タイプ3もかなり感情に疎いですね。周囲の期待や要望に合わせて自分を変貌させていく過程で、自身の生の感情が置き去りになってしまいます。
この2つのタイプが合わさることによって、自分の感情が本当に迷子になりやすい人物が出来上がってしまいます。
もっと言えば、タイプ3のISTPやINTPはほぼ存在しないレアキャラです。必然的に、この組み合わせ(ESTPも)があり得るタイプの中で最高レベルで感情に疎いタイプとなります。
人の期待通りに振る舞ったり人に合わせたりすることで次第に自分の生の感情が置き去りになり、気づけばほぼなくなってしまった……なんてこともありえない話ではないでしょう。
人の期待に意識が向きやすい
3w2は自分の感情よりも他人に好かれることを優先し、人の期待通りに振る舞うことを重視しがちです。
一方のENTPは感情機能が劣位にありますが、これは「弱い」というわけではありません。むしろ扱い方が下手なため、暴発しておかしな方向に出ることもあります。
ENTPの感情機能は、自分よりも人に注意を向けがちなFe。外向感情です。
その二つが合わさるとどうなるか?
答えは、人の期待や人に好かれることばかりを意識してしまう人です。人が外向的になることを求めれば外向的に、勉強を求めればガリ勉に、(滅多にないですが)スケープゴートになることを期待されればいたずらっ子になったり失敗ばかりする子になったりします。
このように自分よりも他人に重点を置くため、知らず知らずのために疲弊しきってしまうことも少なくありません。
まとめ
とりあえずざっと思いつくのは、以上の通りですね。
ENTPと3w2、これが合致する組み合わせかどうかは人の解釈によりますが、こうやって見ると接点も多いです。
意外と面白い組み合わせなので、自分なりに探求していくのも面白いかもしれませんね。
最後に宣伝になってしまいますが、私なりに真剣に、本気でENTPをまとめた記事も絶賛公開中です。
もし興味がおありでしたら、概要だけでも拾って帰っていただければと。
筆者:春眠ねむむ
X :@nemukedesiniso
threads:@shunmin.nemui
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