INTJ 2w1という不思議な組み合わせをサジェストから拾ってきました。
今回は、この奇妙な組み合わせについて考えていこうという趣旨です。
もっとも、解き明かすというより自分流に解釈するというのが正解ですね。
あくまで自分流なので、真面目にならず話半分に見ていっていただければと。
INTJといえば、以前私なりに本気でまとめた記事も同時に公開しております。
興味がおありでしたら、概要だけでも拾って帰ってください。
ざっくりとしたものがお好きな方はこちら。
2w1についてはこちらをどうぞ。割と本気出してまとめています。
INTJと2w1の共通点
さて、まずはINTJと2w1の共通点から。
気になる共通点は……残念ながら、ほぼありません。まったくもって向いている方向がかみ合っていないのが現状です。
一応共通しているのは、INTJがド内向をやっている一方、2w1がタイプ2の中では内向的な点。そしてある程度厳格な側面を持っている点でしょうか。
ですが、だからと言って「絶対にありえない」とは言い切れません。どのタイプにおいても「絶対にいない」と証明するのは悪魔の証明に等しいです。
なので、今回は「絶対にいる」という暫定の結論のもと、いろいろといじくり回していきたいと思います。
INTJと2w1が融合した結果
この2タイプが融合して生まれる特徴は、道徳的なINTJ、そして論理的な2w1です。
NT型は得てして倫理道徳をほぼ重視しません。INTJも、当然道徳は軽視する方と言えるでしょう。
ですが2w1というタイプが融合することによって、INTJにもかかわらず非常に倫理的・道徳的な人物に仕上がります。
一方、2w1という側面にも変化が訪れます。
通常、タイプ2というタイプはそこまで論理的ではありません。割と情緒・共感という理屈外の分野に振り切っているところがあり、理屈を重視する人はそう多くはないでしょう。
ですが、今回は2w1のINTJ。どんなタイプであってもNT型なので、どうやっても理屈屋な面から逃れられません。
結果、そこに存在するのは理論・理屈に則って道徳や倫理を遂行する人。意味がわからないかもしれませんが、これが答えです。
とはいえ、簡単には割り切れませんよね。
というわけで、次項からはこの結論をさらに解剖していきましょう。
INTJと2w1の融合結果
非常に丸くなる
INTJは割とトッキントッキンしたタイプであり、そこまで人を助けるタイプでも共感するタイプでもありません。
ですが2w1でもあるINTJの場合、ある程度、下手をするとかなり寛大になることでしょう。
下手をするとINFJあたりと区別がつかないのではないでしょうか?
積極的に迎合するタイプではないでしょうが、それでもいろんな価値観・いろんな人を受け入れる。
Ni–Te どこ行ったとばかりに、人を受け入れて寛大に接するようになります。
でも共感はできない
受け入れるから共感できるのかというと、INTJにそんなものは存在しません。あくまでできるのは「共感っぽい何か」です。
2w1とはいえINTJ。人を受け入れて痛みを癒すことはできても、人が受けた痛みや苦しみを自分事としてダイレクトに受信することはできません。
あくまで冷静に「きっと痛かったのだろう」「こういう経緯があるなら、確かに苦しいのかもしれない」と頭で考えるだけです。
合理的2w1
一方、2w1方面からも考えてみましょう。
2w1は通常、人の痛みを自分事として捉え、自己犠牲すら厭わない献身を見せるタイプです。
ですがそこに合理性があるのかというと、まあ、あまり期待はできないでしょう。
2w1がすることは、あくまで「その人の痛みを取り除くこと」や「その人がやりたいことを見抜いてお膳立てをすること」です。実際的な道筋を立てることに向けてのつなぎの役割ですね。
ところが、今回取り上げる2w1はINTJです。ちょっと理想入っているとはいえ、合理と共感で言えば完全に合理主義者です。
とすれば、お膳立ての能力はほどほど、むしろ問題解決能力に磨きがかかるタイプと言えるのではないでしょうか。
前述の通り、INTJに共感は期待できません。あくまでモドキ。とすればお膳立て適性も薄れてしまいます。
代わりの強みとして、本当にその人が苦しみから解放されるための道筋を立てることを得意とするのではないかと思われます。
Feモドキ
Feが強い人は、人に対して高い共感性を示します。他人の痛みを自分の痛みとして捉えることが容易にできるわけですね。
ですが、INTJの心理機能の並びは順にNi、Te、Fi、Se。Feの文字などどこにもありません。

強いて言えば……鉄?
多くのINTJは、よくも悪くもNiを絶対視し、Niにで見たものは信じ切って折れない鉄の心を持っています
さて、共感能力がないとすれば、いったいどうやって他人の痛みに寄り添うのか。
INTJにやれることと言えば、共感ごっこです。
共感性のようなものを発揮するために、この組み合わせの人たちはFiを発達させていきます。
いた実をそのまま自分事と捉えるのではなく、「その痛みを受けたのが自分だったら」というフィルターを通して他人の痛みを理解します。
要するに、「自分が同じ立場にいたら苦しいので、この人はきっと苦しんでいるのだろう」みたいな感じですね。
自分には理解できないことで苦しんでいる人にはあまり共感できませんし、逆に「そこは平気なんだよ!」と言いたくなる部分に対して「その苦しみわかるよ」みたいなことを言うかもしれません。
あくまでFi、つまり自分事ベース。それもつたないFiによって導き出された答えに頼りっきりになるため、2w1の中ではかなり共感性に乏しいタイプになりやすいです。
何だかんだいい人
いろいろ話しましたが、2w1はいい人。つまりINTJの2w1はいい人です。
苦しんでいる人には積極的に解決案を提示しますし、傷を負った人がいれば共感できるできないにかかわらずとりあえず何とかしようとします。
ただ、提案や共感の仕方が不器用なだけなのです。
当人たちは他の2w1同様、「自分の力を何らかの形で人に還元できないか」と模索しています。
もしかしたらボランティアに参加するかもしれませんし、INFJを真似て苦しんでいる人を極力多く助けようとするかもしれません。
2w1自体、高潔な献身家という面を持ちます。この特性は、他人のことを割とどうでもいいと思いがちなINTJでも発揮されます。
何だかんだ言って、付き合いやすいいい人ですね。
一人の時間は必要ですし、場合によっては「そこは求めてない」というところまで先回りして助けに来るかもしれません。
そういう意味ではややアンバランスかもしれませんが、やはり付き合いやすさと人のよさは断じて否定できません。
他の2w1同様、INTJ2w1は自己犠牲的なまでに人を救おうとします。
その姿勢は決して軽蔑できるものではなく、個人的には尊敬すら覚えてしまいますね。
まとめ
今回はINTJの2w1についていろいろと考えてみました。
何というか、いろんな意味でINTJらしからぬ特徴が浮き彫りになりましたね。
人には興味がありますし、寛大で人を受容しますし、何なら積極的に助けに行きます。その姿は、INTJとしてはかなり異例でしょう。
INTJ自体、人助けに向いているタイプではありません。それは2w1でも同じことが言えるでしょう。
ですが、不器用ながらに、共感しづらいなりに人を助けようとする。その心意気は本物です。
まあ傷を癒すより先にいきなり解決策をぶっこんだりと問題行動もありますが……その提案は決して非合理的ではないと思いますよ。
「いない」とでも言いたくなるくらいのレアタイプですが、もし、万一身近にいたなら、その言葉に冷静に耳を傾けてみるのもいいかもしれませんね。
今回のお話はここまでです。他にもさまざまな記事をアップしていますので、興味がおありでしたら見ていっていただけますと幸いです!
最後に、INTJについて本気でまとめた記事を宣伝させてください。
文字数にして9000字ほど、自分なりのINTJ像を盛り込んだ自信作です。
今回の記事で興味をお持ちいただけましたら、概要だけでも拾っていただけると大変嬉しいです!
筆者:春眠ねむむ
X :@nemukedesiniso
threads:@shunmin.nemui
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