今回はエニアグラムごとの16タイプ別性格を見ていこうというものですね。
INFJはどんなエニアグラム別では性格になるのか。今回はそこんところを私なりに想像していきたいと思います。
あくまで憶測と想像で語っているので、ふわっとした表現多めです。
INFJのエニアグラム分布図
引用元:https://thoughtcatalog.com/heidi-priebe/2016/01/mbti-and-the-enneagram-2/14/
散らばってますね。意外とどのタイプでも見かける感じか。
その中でもタイプ7とタイプ8だけは群を抜いて少ない印象、次点でタイプ3も見かけませんね。
とはいえ、タイプ4の多さはちょっとだけですが突出しています。
タイプ1のINFJ
どの資料でもそれなりに多い組み合わせですね。大体3〜4番目くらいに収まる数でしょうか。ちなみに1w9が35%ほど、1w2が65%ほどという話もあります。
第三機能Tiの影響からか、非常に分析的でインテリっぽい人が多いのが特徴でしょうか。「こうあるべき」という世界が彼らの中にあり、その実現のためには徹底して頑固な完璧主義者になり得ます。
自分の高い目標のために全力を注ぎ、自分の人生の全てを目標のために賭ける人。そんなわけで、この組み合わせの人たちは高潔な理想主義者と言えるでしょう。
道徳的で、正しく、過程がしっかりしたものに価値を感じる人でもありますね。腐敗とか汚職とかは本気で毛嫌いしていそうです。言ってしまえば、正義と道徳の人ですね。
理屈屋な面もあるためINTJあたりと混同されやすいですが、どこか冷めたところのあるあちらと違って本気で求道者的な生き方を目指すタイプと言えるでしょう。
タイプ2のINFJ
2w1率が40%、2w3率が60%という話がありますね。ちょっと意外です。
さて、この組み合わせは愛情深く思いやりがあり、みんなのお母さん的なポジションに収まることが多いでしょう。ですが、一方で周囲のために少々無理をしがちな面も見られます。
楽観型ということでタイプ9のINFJとも似ていますが、あちらと比べてかなり外交的。同時に承認欲求も強く、周囲とのつながりや仲間作りにかなり積極的です。
ENFJと区別がつきづらい組み合わせですね。どこかに自分を無価値と感じる気持ちがあり、それを否定するために愛情やつながりを常に欲しています。
ですが同時にプライドの囚われも強く持っているため、そんな自分を否定したりもしています。
心理機能的にはFeつよつよですね。
人に対して先回りして何かをしてあげるタイプというかなんというか……
タイプ3のINFJ
まず見かけない組み合わせの一つですね。かなりレアタイプと言えるでしょう。
基本的にNi勢はぼーっと内省していたりする人が多いですが、この組み合わせは行動志向。そしてやる気に満ち溢れています。
Feは基本的に道具として使うタイプと言えるでしょう。自分を魅力的に引き立てる方法やNiによる洞察力を周囲に見せつけてやるためのツールとして、うまく使いこなしていきます。
戦略性とか高そうですね。自分の成功への筋道を常に考え、もっともうまく自分が機能するタイミングを測り、そしてここぞという時に手柄を上げていく。非常に侮れない存在です。
タイプ4のINFJ
INFJ自体エニアグラムタイプはいろいろいてばらつきがありますが、一応その中でもトップに多い組み合わせがタイプ4。4w3率が25%ほど、4w5率が75%ほどらしいですね。結構偏りがあります。
あまりFeを使わない人たち。というのも、この組み合わせの人たちは自分たちが誤解されたり排斥されたりすることを恐れるからです。実際、INFJ自体少数派すぎて理解されない傾向が非常に強いですね。
ですがその裏では第三機能Tiが結構発達していることが多く、自己分析や興味がある分野の研究は非常に洗練されて一流の域に達していることもあるのだとか。
実際、Ni–Tiをぶん回す影響から非常に学問的には強いタイプですね。飲み込みはかなり早いですし、そんな自分をちょっぴり誇って「人と違うんだ」とか思ったりしています。
I非常に珍しいタイプであるため、基本的に似たような人に出会す可能性はほぼ皆無。そのため「自分は変わった人間なのだ」と認識する機会が非常に多く、それが寂しさや悲しみになる一方、ちょっと誇れるアイデンティティになったりもしますね。
INFPとなんか似てますね。実際、よく誤解されるタイプというか混同されることがあるようです
タイプ5のINFJ
ギフテッド(IQ130以上)出生率がINFPと僅差で4位のINFJ。そう考えると当然かもしれませんが、タイプ5もそこそこいます。ちなみに5w4率が75%、5w6率が25%らしいです。
Ni-Tiの働きが非常に強く、閃きをベースに独自の理論を構築する理論家となることが多いでしょう。おそらくINTJ、INTPあたりに近い性質を持つ気がしますね。一方でNi-Tiループ(不健全時によく見られる状態)とも近しい存在になり得ますが。
代わりにFeが発揮される可能性はかなり低いでしょう。というのも、結構引きこもり体質。社交的な場に出ることは基本的に嫌いなのです。タイプ5だけに。
タイプ1やタイプ2なんかと比べると明らかにちょっと控えめ、やもすれば暗め。Fe使いであることはなかなか理解されないでしょう。判断が難しい組み合わせのような気がします。
タイプ6のINFJ
強力な直観力を持つタイプ。Niが良い方向に働いて危険を取り除くのに一役買ってくれる一方で、禍に転じて悪夢や最悪の未来を想像するトリガーになってしまうことも十分にあり得ます。
友人や信じた仲間に対しては非常に忠実な一方、自分の所属しているグループ外に対しては敵意を向けることがあるかもしれません。なんとなく、Niの見せる悪夢のせいで余裕がないような……?
実際、Niとタイプ6の噛み合わせはあまりよろしくはありませんね。もともと不安症でいろいろ良くない未来を見てしまうタイプ6が、さらに悪いものを見てしまう傾向が非常に強まります。
疑い深い反面自分が所属しているグループや組織には忠実な人が多く、特に悪い予感をかき消すためにあえて盲目的に従う人もいるかもしれません。
タイプ7のINFJ
超レアな組み合わせのひとつですね。滅多に見ることがないタイプとなります。
一般的なINFJと比べるとはるかに外交的で積極的。「お前本当に内向か?」と言いたくなるほどに行動的な人たちになることでしょう。
Niを未来予知というか今後どう楽しくなっていくかについて使う人が非常に多い気がしますね。で、そこに向かって自分がどう飛び込んでいくかを考え、先んじて情報を得て、準備し、その時が来たらいの一番に飛び込むと。
このタイプもまた、Feを道具として巧みに使うタイプのような気がします。主に周囲を楽しい空気にして居心地をよくするとか、自分が欲しいものを手にするために周囲を動かす道具にするとか……。
タイプ8のINFJ
これもまた滅多に見ない組み合わせですね。マジで珍しいタイプになります。
気力が圧倒的なタイプ。自分の理想に向かって突き進もうという気迫に満ち、その道がどんなに困難であっても構わず進んでいくような、非常に強烈な組み合わせと言えます。
その方法も他者への臣従や取り入りといった絡め手は好かない傾向あり。多くは自分の力で、自分自身が動くことによって物事を成し遂げていく方法を選ぶでしょう。ここはタイプ3との違いになりますね。
弱者として施しを受けることを良しとしないタイプ8根性が備わっているため、非常に力強い反面得るべき支援を得られないこともあります。INFJの頑固さが出やすい組み合わせでもありますね。
タイプ9のINFJ
意外とINxJに多いのがこのタイプ9。INFJも例外ではなく、基本的には2〜3番目に多いタイプとなっています。
このタイプが見えやすいのは基本的にFe。通常のINFJと比べると頑固さが表面上はかなり和らいだ印象を与えるでしょうね。
基本的にタイプ9は牧歌的な人が多いため、このINFJもタイプ9である限りは周囲の苦しみを完全否定。あるいはガン無視。非常に居心地の良い環境だけを好む傾向が強く、なかなかそこから出ようとしません。
ではNiつよつよなINFJのどんな長所があるのかというと、おそらく多くは人の長所や強みを言い当てることでしょう。リフレーミングと言えばいいでしょうか。時間をかけてもじっくり考えて、相手の性格や特徴をうまく強みに変換することができます。
もっとも、多くは対立や葛藤といった波乱の予測や火種の除去にNiが使われることが多いですが……ともあれ、それもまた「無用な争いを起こさない」という長所と言えるでしょう。
とある海外サイトでは、「自分を落ち着かせるためにことわざや決まり文句を持ち出す」という面白なことが書かれてるものがありましたね
普通のINFJ解説はこちら
今回はINFJのエニアグラムごとの性格に関してでした。一言でINFJと言っても、いろんなタイプがいますね。理知的だったり、ほんわかしていたり、結構外向的だったり……。
要するに、INFJという括りだけではその人の性格を表現できないわけですね。
ちょっと説教くさいことを言い出したところで、今回はここまで。
普通のINFJ解説もやってますので、よろしければそちらもご覧いただけますと幸いです。
筆者:春眠ねむむ
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