人それぞれ。いろいろな尺度から性格タイプ探求中の春眠ねむむです。
「INFP 自己中」。こんな検索ワードがあります。今回はそのあたりを考えていきたいという趣旨ですね。
実際、どうしてこんな不届きなワードが広まったんでしょうか?そこも含めていろいろ考察していきたいと思います。
INFPもいろいろ
INFPと一括りにしてしまっても、その性格は本当にいろいろです。
例えばエニアグラムだったり、同じ16タイプ分類のソシオニクスだったり、最近ではサイコソフィアとか(ちょっと違うけど)体癖とか、いろいろな性格分類が出回っていますね。
そのうちエニアグラムは、うちでも探求していますね。
有資格者の私が資格を印籠代わりに好き勝手研究してますので、ぜひ遊びにきてね!

わざとらしく資格アピールすんな。
そういうとこキモいんですよ
さて、話を戻しましょう。
こんな具合に、性格分類は数多く存在しています。とすればINFPも単なる「INFP」という括りだけでなく、エニアグラムはじめいろんなタイプ分類によって性格は大きく異なってくると言えますね。
もっとも、それでもある程度性格タイプには偏りが出ます。INFPにしても、INFPが多くなりやすい性格タイプというものが存在するわけです。
今回はその中でもエニアグラムのタイプ4というタイプであると仮定して、コテコテのINFPがなぜ自己中と言われるのかを考えてみましょう。
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自重しないエニアグラムタイプ4
なお最初に擁護しておくと、ここまで清々しいクズムーブをするINFPもそう多くはありません。あくまでエンタメであることをお忘れなきように。
INFPの自己中要素
INFPをいくら擁護したところで、やはり人間。型に当てはまる人すべてを見渡せば、どうやっても自己中要素や人間的に腐った部分は出てきます。
もっとも、自己中要素はINFPに限った話ではないのですが……とりあえず、典型的INFPの自己中要素を見ていくことにしましょう。
わがまま
ある意味、INFPはわがままに振る舞うことによって周囲を試しています。
というより、特権意識が強いと言えますね。「自分はこんなに苦しんでいるのだから特別扱いされて当然だ」、みたいな。
まあこれはエニアグラムタイプ4の特徴ですが、自分の感情を大事にするINFPにも少なからず当てはまってきます。
苦しみ、妬み、劣等感etc.
あらゆる感情がごちゃ混ぜになった結果、「周囲は自分を気遣うべきだ」という歪んだ考え方を持つに至ることはままあります。
強い劣等感
先程と被る気もしますが……INFPが自己中心的な性格を形成するにあたって、劣等感の存在は切っても切り離せません。
劣等感を持っているからこそ周囲を妬み、「それならば」と足を引っ張る。こういう側面もないとは言えませんね。
特に自分の気持ちに正直なタイプなので、劣等感に過敏に反応するところがあります。
あまりに自分の劣等感に敏感なために、「これくらいならいいよね」とわがままを言ったり、周囲を困惑させて疲弊させたりするところは確かにあります。
自分の気持ち至上主義
自己中上等なヤバいINFPがいたとして、そういう人たちは大抵自分の気持ち以外に欠片ほどの興味もありません。
要するに、自分が感じるまま、思うままが世の全てといった感じですね。
何やら深淵めいたことを言いながら、やっていることは自分の気持ちの押し付けと自己正当化。こういうこともままあります。
自分の気持ちが何よりも先走るタイプなので、その点を自己中と言われてしまうのもよくある話ではないでしょうか。
戦わないが気持ちは押し付ける
INFPは議論や駆け引きが嫌いです。ですが、それと同じくらい人に自分の気持ちを押し付けたい気持ちをどこかに持っています。
そういう人たちが本能のままに動くとどうなるのか。被害者面して気持ちを押し付けてくる。これです。
自分は被害者。相手は加害者。こうしておけば、問題は争い以前のところでストップします。相手と同じ土俵に立たずにすむわけです。
その上で「自分は被害者なんだから相手が譲歩すべき」という論調を展開すれば、少なくとも自分の中ではお気持ちのゴリ押しは正当化されます。
INFPは知的なタイプのひとつです。とすれば被害者でいるためにいろいろな策を弄することも考えられるわけで……まあ、厄介ですね。
何もしないが押し付ける
理想ばかりが先行して結局何もしないのはINFPあるあるですが、人に行動ややりたくないフェイズを代行させようとする人も一定数存在します。
「これ代わりにやっといて」と。先述の被害者意識や特権意識も合わさって、次から次へと自分がやるべきことを押し付けてきます。
結局、やりたいことしかやりたくないわけですね。みんなそうなのですが、INFPは自分の気持ちに正直な人たち。特にその気持ちは大きいです。
そのため、徹底的にやりたくないことを避ける。そしてどうしても必要に駆られると人を使うことを考え始めるわけです。
先述の通り頭のいいタイプなので、押しつけ方は割と一流に近いです。
あくまで固持する「自分らしさ」
自分の気持ちを大事にするのと同じくらい、INFPは自分らしさも大事にします。
その自分らしさは壮大めいたものから本当に些細なものまで、人によって様々です。
そしてその自分らしさは、INFPの生命線。絶対に曲げてはならない領域となります。
そのため、もししょーもないこと、それもタチが悪いことに自分らしさを見出した場合、INFPは非常に厄介な存在となるでしょう。
自分の気持ちの押し付け。そして被害者意識、特権意識。それらすべてが合わさった結果、「こんな価値観すら守らせてくれない世界なんて!」と仰々しく周囲を責め立てることもあるかもしれません。
自虐するが否定されないと怒る
INFP、特にタイプ4のそれは、非常に強い劣等感にさいなまれています。そのため、しょっちゅう「私なんて」と自己髭に走ることがあるのです。
ですが、その姿勢に騙されてはなりません。どうしようもないタイプのINFPは自己否定に対して「そんなことないよ」と根拠付きで言われなければ、すぐに機嫌を悪くしてしまいます。
というよりキレますね。「お前もそんな風に見ていたのか!」みたいな感じで。
ここ、確かにめんどくさポイントです。否定してほしさから自虐を始め、それに対して周囲が望んだ反応をしなかったらむくれてしまう。下手をするとものすごい剣幕で捲し立ててくるかもしれません。
こういうところ、自己中と言えなくはありません。
自己中扱いされる背景
以上がINFP=自己中というレッテルについて考え付いた理由ですね。
ですがもう一つ。今度はレッテルを張る側が要因となって自己中呼ばわりされる理由もある気がします。
簡潔に言い表すと、「本音に生きててズルい」。これに限るのかなと。
みんな本音を隠して生きているところはあります。これはINFPでもそうでしょう。
ですが、INFPはFiつよつよで他の人よりはるかに本音に生きやすいタイプ。その感じが鼻につくのでしょう。
「こっちは本音隠して苦労してるんだから、おめーも相応に苦労しろよ」と、これは人間心理として確かに存在しています。
好きなものは好き、嫌いなものは嫌い。この正直さが嫌いな人、結構いると思います。
あくまで一部
最後に少し擁護しておくと、今回語ってきたのはINFPの社不適自己中ムーブであって、INFPの本質情報ではありません。
結局のところどのタイプにもめんどくさいのがいるように、INFPのめんどくさい奴のめんどくさいムーブを集めるとこうなりますよと。それだけのことです。
多くのINFPは今回の内容に「ギクリ」となることはあれど、実際にここに書かれている内容を実行している人は少数派のはず。
結局クズなんてどのタイプにも当てはめようと思えば当てはまるものなので、今回の内容はあくまでエンタメとして楽しんでいただければと。

ISFJについて似たような内容で書いた記事は、面白い具合に拾われてましたねー。
「だからISFJはクズで邪悪で非道なんだ」と異次元から大真面目に整合性を取ろうとする連中の姿は、ぶっちゃけお笑いでした
まとめ
というわけで、今回はINFPの自己中要素についてまとめてみました。
このタイプもクズ呼ばわりされることが多いですね。まさしく一部のINFPが見せる謎の自己中ムーブがまさに世評をそうさせているのかなと。そういう印象があります。
とはいえ、ここに書き記したINFPのムーブは、実際する人も一定数います。
だからINFPはクズだというのはあまりに話が飛躍していますが、まあ、どうしようもない人とは適度に距離を置きたいものですね。
今回はここまでですね。他にも16タイプはじめ色々と好き勝手語っていますので、興味がおありでしたら見てやっていただけると嬉しいです!
筆者:春眠ねむむ
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