今回はエニアグラムごとの16タイプ別性格を見ていこうというものですね。
ISFJはどんなエニアグラム別では性格になるのか。今回はそこんところを私なりに想像していきたいと思います。
あくまで憶測と想像で語っているので、ふわっとした表現多めです。
ISFJのエニアグラム分布図
引用元:https://thoughtcatalog.com/heidi-priebe/2016/01/mbti-and-the-enneagram-2/15/
タイプ2、タイプ6、タイプ9で心地よい感じに分散されていますね。一番多いのはタイプ6。日本人タイプとされるのもなんかうなずけます。
個人的に面白さを感じたのは、タイプ1の多さ。やはりSJ型の「常識や道徳観念に基づいてジャッジする」という特性ゆえの結果でしょうか?
タイプ1のISFJ
結構いろんなタイプに散らばっているのがISFJ。よってタイプ1のISFJもそれなりの数存在します。
最上志向が非常に高いタイプですね。常に1番の自分、最高の自分を目指し、誰に言われるでもなくただ努力を続ける人たちです。
「何が正しいか」を強く意識して、道徳観念に則って物事をジャッジするタイプ。一般的なISFJと比べると気さくさや柔和さがなく、ちょっとピリッとしていて委員長的な気質を持った人たちとなるでしょう。
他人にも当然厳しいですが自分にはもっと厳しい人たちでもあり、いわゆる「内なる裁判官」の声が非常に大きな人たちのようですね。
常に最高を目指すストイックな人たち。ですが、その声が万一にでも折れたり間違いだと気付かされると脆い面が見える人たちでもあるかもしれません。
タイプ2のISFJ
これはかなり多い組み合わせの一つですね。見てみると2番目に多いという情報も。データによっては一番多いという話もありますね。ウィングは2w1が45%ほど、2w3が55%ほどという話です。
もともと共感力の高いISFJですが、タイプ2と合わさることでさらに共感力が高くなる傾向があります。
人助けが生きがいになることも多く、実際人を助けている時がいちばんストレスフリーな人たち。人間関係命なので、身近なコミュニティや集会なんかにも参加率が高いでしょうね。
他の人の、特に今の状況や立場に対してかなり配慮する方ですが、同時に自分のことはちょっと疎かになりがちなタイプ。自分の問題に関して相談したり手伝ってもらうことにはかなり慎重になる傾向があるでしょう。
無価値感がそのまま他者への愛情へと変貌し、深い愛情を示す一方、他人とのつながりなしではなかなか生きていけない人になりがちなタイプです。
タイプ3のISFJ
かなり希少なISFJ。基本的にその姿を見ることはないでしょう。
陽気な性格でがありながら結構なステータス主義。高級車や高い学歴、可愛い彼女やイケメンな彼氏といったわかりやすい社会的ステータスを使って人に良く見られようとしています。
ある意味では最もタイプ3の原理に近い存在であり、非常に承認欲求が高い人たちで、それこそ称賛を得やすい発言を好んでしたり、自分の人気のためだけに本来の性格や自分の欲求を捨て去ったりすることがあるかもしれません。
一方でネックとなるのが、親友と言える友人の確保。周囲への不信感や不安感の強さからSi-Tiループを引き起こしやすい傾向にあるかもしれませんね。
タイプ4のISFJ
一般的に言われるISFJと比べると、気難しく自分勝手な性格をしていることが多いでしょう。
さらに言えば劣等Ne強めのタイプ。非常に不安定な性格を持った人たちとなるでしょうね。その不安定さは、特にNeユーザー(xNFP)への嫉妬という形で表出することが多いかもしれません。事実、うまくNeを扱えていないのは本人たちが一番わかっているわけで……。
一方、タイプ4の割には人との交流が多くなりやすいタイプと言えるでしょう。Feを用いて人に自分の独特さとかユニークさをアピールしたり、特別な人間であると説得しようとする傾向が見られます。
このことからも、4w3が多そうですね。データは残念ながら見当たりませんでしたが。
タイプ5のISFJ
ISFJにしてはかなりのレアキャラ。下手なINFJあたりの方が遥かにその辺にいます。
もっとも、ゼロというわけではないようですね。というのも、内向型である以上一定期間充電の時間が必要なわけでして、この時間が長いとタイプ5の可能性も高くなるとかなんとかで。
タイプ5にしては感覚派。論理や理屈も大事にしますが、創造性もある程度大事にします。とは言え第三機能にTiがあるため、話し方は結構ロジカル。分析的な思考が冴えており、ISTJに間違われるほどに精密な理屈を生み出すことがあります。
というかISFJ自体結構ロジカルな喋り方をする人がいますね。それらの人々は、もしかしたらタイプ5なのかもしれません。
ロジックと創造性のバランスがとれた人たちとする海外サイトも存在していますね。
タイプ6のISFJ
めちゃくちゃ多いISFJ。ほとんどの資料ではISFJ中トップで、日本人的なタイプともされていますね。ウィングは6w5が80%、6w7が20%と思ったより偏りがあります。
典型的な社会に属して戦うタイプ。タイプ6+主機能Siにより、特に組織や所属している集団への忠誠心や信頼度が高い組み合わせと言えます。実際、自分が所属している組織のために精一杯頑張っている人は多いですね。
そして「和をもって尊しとする」の精神の持ち主でもあり、特に不和によって組織の形態や現場の指揮系統が乱れるのを嫌うタイプでもありますね。
反面決定したことには間違っているとわかっていても逆らえない従順さを持つこともあり、反対意見に対しても「言ってることの正しさ以前に、決定に口を挟むべきではない」と厳とした態度で望むこともあります。
典型的な身内のためにどこまでも戦えるタイプとも言えるでしょう。仲間、友人、家族といった大事な面々が危機に陥った時、真っ先に助けに入ろうとするタイプのひとつです。
タイプ7のISFJ
まあ、基本いませんね。ゼロというデータすら存在する幻の組み合わせです。
これもまた、タイプ4と同じくNeが強そうですね。劣等なのでNe主機能勢と比べるとまだ地に足ついてますが、それでも色々と楽しいこと、面白いことを浮かべることができる組み合わせです。
ISFJにしては落ち着きがなく何かと暴走しがちですが、それでも一般的なタイプ7の解説を見ると「そんな奴か?」となってしまう人も多いでしょうね。
一方で安定志向のISFJらしさも一応は健在。なんだかんだ、楽しいことは日常生活やいつものルーチンの中で見出そうとするタイプと言えるかもしれません。
タイプ8のISFJ
これもタイプ7と並んでトップで珍しい組み合わせでしょうね。基本的には存在しないものと思ってください。
この組み合わせは割と豪放磊落。ISFJらしい慎重で奥ゆかしい、半歩後ろを歩くような控えめな感じとは程遠いです。
一方で通常のタイプ8と近いのかというと、ちょっと違う。どちらかというと社会に目が向いており所属意識が高く、人間志向な面がしばしば見受けられます。
社会的弱者をいたぶったり搾取するのは大嫌いで、そういったものに対しては徹底的に戦うことを選ぶ人間になるかもしれません。ある意味ではFiに通じるところがありますね。
ISFJと言えば他人との対立を避ける存在みたいに思われていますが、このタイプ8に限っては間違いなく対立を避けない存在と言えるわけです。
タイプ9のISFJ
資料では3番目、集計方法によっては2番目に多いタイプの組み合わせのようです。ウィングは9w8が17%、9w1が83%ほどのようですね。
Feが強く出やすい影響か、特に他者との調和や融和を求める組み合わせです。Feセンサーとでも名付ければいいでしょうか。とにかく争い事や不穏な種には敏感で、いかなる手を用いてでもとにかく火消しをしようとします。
また、9w1が多めというだけあって結構スピリチュアルとか好きな人が多いです。劣等Neと結びつくんでしょうか?
通常のISFJと比べてなお平和的で気さく、そして周囲を気遣うタイプの組み合わせ。一方で徹底的に争いを避けるため、なんの進歩もない状況を生み出しがちな事なかれ主義者でもあります。
自分の意見はあるけど言えない典型的なタイプですね。爆発するまで無視され続けるのはもはやお約束
普通のISFJ解説もあります
というわけで、今回はISFJのエニアグラムタイプ別の特徴を考えてみました。
同じISFJでもタイプが違うと着目点も違い、性格も色々と変わってきますね。タイプによっていい人な面が目立ったり、陽気だったり、半歩後ろを歩いたりする人たちと言えます。
といったところで今回はここまで。
通常のISFJ解説もやってますので、よろしければそちらもご覧ください。
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