別にISTPをサイコパスだというつもりはありませんし、そんなこと喧伝しているメディアがあればそれは不当性を極めたどうしようもないメディアと言っても良いでしょう。
ですが、これに関しては言わせてください。
私には、サイコパスかつISTPではないかと推定できる友人がいます。
まあISTPなら善良な友人もいますが……今回はネタに事欠かないISTPサイコパスのお話でもさせてください。
ごく真面目なISTPの解説は、以下のページをご覧ください。
ISTPサイコパスのDQNエピソード
……を語る前に、まずはちょっと申し開きをさせてください。
この友人は、今でも私の友人の1人です。向こうは多分使える駒とか都合のいい道具くらいにしか思っていない可能性がありますが、私にとっては友人です。
ですが、せっかくだからネタにしたいではないですか。面白いんだもの。ネタまみれなんだもの。ISTPに変なレッテルを貼るのは本意ではありませんが、それにしても話したいくらいヤバいエピソードが多いんだもの。
というわけで、せっかくです。私はなんだかんだ気が合うし結構好きですが、どうしようもないクズだと思ってしまう推定サイコパスISTPの話をさせてください。お願いします。
カンニング
彼が苦手な科目のひとつに、数学がありました。彼は勉強が基本的に苦手なので、当然のように補講&再試を受けることになってしまったのです。
ですがそんな彼、再試では76点というまあまあなスコアを叩き出したのでした。
それでどういうことかと訝しんだ教員が彼の筆箱の中身を見ると(教員も教員でひどいのは内緒)、出てきたのは何枚も束になったカンニングペーパー。
そう、彼は当たり前の顔をしてカンニングしていたのです。
そんな彼がせめてもの思いで語った苦しい言い訳が、隣の席にいた生徒を指差して「こいつがカンニング用紙を俺の筆箱に入れた」。
正直軽いジャブのつもりでしたが、これだけでも結構ぶっ飛んでますね。
轢かれた猫に抱腹絶倒
ちょっとショッキングな話をしますが、猫が車に轢かれる瞬間を私とISTP友人は見たことがあります。
内臓が破裂する音、そして痛みのあまり路上でビチビチと跳ね回る猫の姿。口から噴き出す血。今でも忘れられません。ちょっとトラウマです。
で、そんな光景を見て件のISTPのヤローは何をしていたのかというと……。
「ヤベー!魚だ!魚みたい!!おもしろー!!」
とまあこんな感じにはしゃぎ回って、普通に携帯で動画を撮影していましたとさ。
もうね、どうかしてますよ。すげー楽しそうだったんだもの。
ISTP+サイコパス。今にして思えば、これは最強の組み合わせなのかもしれません。血も涙もねぇ。
約束を普通にすっぽかす
とまあそんな奴ですから、人との約束をすっぽかすのは当たり前。もっとやらかしたエピソードがあります。
これは私と遊びに行く約束をしていたある日のこと。ISTPはその日も当たり前のように姿を表さず、私も「ああ、いつものアレか」と呆れ半分に帰ろうとしました。
ところがその日はなぜか姿を現したんですよね。彼女を連れて、すっげー楽しそうに。
で、私を見つけて悪びれもせずひとこと。
「お、お前1人で何してんの?さびしんぼ?ウケる」
多分あれですね。彼女ができたのを自慢したくて、わざとやらかしたんでしょうね。
正直言えば、殴ればよかったです。グーで。助走つけて。
約束をすっぽかすVer.2
まあ、約束をすっぽかすのはもはやお家芸です。多分わざとやってる時が多いです。
これは人伝に聞いた話ですが、友人の結婚式をすっぽかしたという話を聞いたことがあります。まあ、私は関わりの薄い人だったので関係ないですが。
で、そのすっぽかし方がまあ悪質。
ハガキには出席と書いて提出したのに、当日は普通にパチンコ屋に入り浸っていたらしいですね。しかも使ってるお金がご祝儀用。
結局ご祝儀は全額パチで吹っ飛ばし、電報もなしという有様。
おまけに後日他から聞いた話ですが、なんでもそのご祝儀は親が用意したという噂があるではありませんか。
本人曰く「めんどくさくなった」とのことですが、当然のようにその友人からは絶縁を宣言されましたとさ。本人は全く懲りていないけど。
モンハン
隠さず言いましょう。あいつ、人気作品であるモンスターハンターというゲームで他プレイヤーに寄生していました。
今となっては懐かしいコイツですね。
寄生を知らない人向けに詳しく言えば、貧弱装備で自分は一切戦わず、他プレイヤーが戦った分の成果物だけを持っていくようなプレイスタイルでした。
で、もっと問題なのが、そんな寄生プレイを初心者の友人に勧めていたんですよね。猛烈に。「早くゲームが進行するから」って。
で、ある時私と一緒にオンラインで遊ぶことになったのですが、一緒に戦うように言った瞬間何故か通信をブッチされました。音速で。「わかってました」と言わんばかりに。
しかもLINEまで数時間ブロックする徹底ぶり。
本人が後で笑って話してましたが、聞けばあの後また他所で寄生していたとかなんとかで。ブロックしたのは面倒くさかったからとのことです。
話していて、なんで私は彼と友人やっているのかわからなくなってきました。気は合うんだけどなぁ……。
キレる時はキレる
そんなわけで人の神経逆撫でしまくり、好き勝手やりまくりの彼でしたが、何故か煽り耐性は低いです。
というのも、自分が好き勝手されたらキレるんですよね。
以前あったのですが、約束をすっぽかした友人に対して「それが友人にやることか」「義理がなさすぎる」とまくしたて、ぶん殴ったことがあるのです。
殴ると言ってもマウントを取ってタコ殴りとかではなく、とにかく鳩尾や股間といった露見しにくい急所を狙っての攻撃なので、なんというか一定の冷静さはあるみたいです。
さすがに止めに入りましたが、「わからせなければ」「コイツは同じことを繰り返す」と供述を繰り返していたあたり、中身は冷静な可能性が高いですね。
というか自分は良くても人は駄目なのか……。
ISTPから見えるサイコパシー
ともあれ、ただ友人の愚痴を言いまくって終わりでは締まるものも締まりません。最後に、サイコパシーとISTPの類似性を見ていって今回の話を終えたいと思います。
おおよそ類似しそうな特徴は以下の通り。
・結果主義
・割と衝動的
・スリルを求める
・自分中心
・物事を割り切って考える
おおよそ結果主義で物事に対して冷めたところがあるのは、まず何よりの共通点かもしれません。主機能Tiの何かと理屈屋な性格で、なかなか世間に合わせることがありません。
さらに言えば衝動的でスリルや刺激を好む傾向。これもISTPがサイコパスだというレッテルを貼られるのに一役買っているかもしれませんね。
あとは、自分の理屈が先走りすぎているがための一種の自己中心性。
ISTPは決して自己中心的というわけではありませんが、そう見られやすいのはもはやTi主機能の性と言ってもいいかもしれません。特に感情に寄り添うのが苦手なので、そこと自分の理屈を優先する思考回路が合わさった結果「自己中」「自分のことしか考えていない」と思われてしまう可能性は否定できません。
とは言え、個人的にはサイコパスなんてどのタイプにも一定数いるし、多少のばらつきはあってもそのタイプそのものをサイコパス呼ばわりするのは不適切だと思ってしまいます。
どのタイプにもサイコな部分はありますし、狂ってるところは相応にあります。サイコパスだって、もしかするとISFJとかの中に混ざってるかもしれません。そういうものです。
今回はこんな記事を書きましたが、これにしたってたまたまこの友人のISTPがサイコでトチ狂った人格をしているだけのこと。
知り合いや友人の中には気のいいISTPもいますので、そのISTP=サイコパスという理屈ではないことは勘違いなさらないように……。
これを読んでるあなたももしかして?
ぶっちゃけます。もっとコミカルな記事にしたかった。ですが、なんか読み返していて結構重苦しい感じになってしまったかもしれませんね。
サイコパスにタイプはほとんど関係ありません。関係していたとしても、まさかサイコパス率0パーセントのタイプは存在しないでしょう。
もしこの記事を私の意図した通りゲラゲラ笑いながら読んでいる方がいらっしゃったら、そんなあなたこそサイコパスなのかも……?
とまあ雑に不安を煽ったところで、今回はここまでにしたいと思います。
色々なことを書いてますので、良ければまた見てやってください!
筆者:しゅんみん
Twitter:@nemukedesiniso
補足
参考書籍
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