【16タイプ】INFPの変人要素8選

16タイプ
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INFPは日本人に多いタイプと言われており(実態は知らん)、おおよそポピュラーな性格……かと思いきや、普通に変な人要素が結構ゴロゴロあるわけで。

実際、変な人ですね。というか不思議な人です。

というわけで、今回はたまたま見つけた「INFPは変人が多い」という言葉の意味を追っていきたいと思います。

INFPの変人要素

とりあえずそもそものINFPの性格については以下を見ていただくとして……

いったいINFPの何が変なのか、さっそく考えてみることにしましょう。

ふわふわした理想

INFPは、基本的にわかりやすいほどの理想主義者です。というか、完全に理想に生きています。

そしてその理想はというと、「10年後に『あの人の話は正しかった』と思われたい」とか、「世界に自分という楔を打ち込んで思想家として生きていきたい」とか、こんな様子です。

あかつき
あかつき

ちなみにこいつら実話です。マジでいました、こういうINFP。

もう何を見てんだかさっぱりわかりません。誰か解説して

解説するなら、要するに「素晴らしい人間になりたい」といった感じですね。

話が逸れました。

とにかく、そんな感じでふわふわした理想を掲げて生きていくわけですから、当然周囲から浮いてきます。

というか、意味がわからない理想ですね。「金持ちになりたい」とか「医者になりたい」なんてありふれた理想でも「世界平和」なんてどこかで言われている理想でもなく、もっと変でふわふわした、そんな感じの理想です。

それこそ「世界平和のために壇上で理想を語り、暗殺されて悲劇の人として平和の懸け橋になりたい」とか、それくらいのことをいう人がいてもおかしくありません。

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雰囲気もふわふわ気味

これは人によりますが(哲学的でパリッとしてる人もいる)、雰囲気もどこか浮ついているところがあります。そのため、まとっているオーラからしてちょっと違うのです。

まあ、どっちみち夢見がちなところはありますし、そのぶん雰囲気はちょっと頼りないところがありますね。

異質というほど危険な香りはしないものの、やはり考えていることが考えていることだけに、その雰囲気も危なっかしくてちょっとふわふわしてるものになりがちです。

もっとも、エニアグラムのタイプ4とかになってくると、ちょっとアンニュイが足されてまたミステリアスかつ妖艶な不思議オーラを放つようになってきますが、どっちみちちょっと浮ついてる感じなのは否めません。

なんというか、まさに変わった人という感じですね。常人にはちょっと理解し難い、やもすれば近寄り難いオーラがあるのは間違いありません。

あかつき
あかつき

本人もデフォルトだと心を閉ざして接するので、結構とっつきづらい人も多いですね。

でも遠巻きに眺めてると不思議オーラが漏れ出てます

現実的な話ができない

現実、見ない、絶対。さすがに全員がこうというわけではありませんが、その傾向がかなり強めなのは否定できませんね。

見えていないというより、見ていません。なぜなら、理想を追うことができなくなるから。

理想のために命を捨てる覚悟があってもなくても、INFPが目の前の損得や要求されている責務や義務などに沿って生きることはあまりないと言ってよいでしょう。

例えば当ブログではよくお世話になっている「10年後に『あの人の言うことが正しかったんだ』と気付かせるような人になりたい」とか言っちゃってる塾講師などは、まさにその典型ですね。

「生徒を合格させる」という存在意義を一切歯牙にもかけず、自分の理想を熱く語っています。

まあこれは未熟が過ぎるというだけの話ではありますが……とりあえず、そういう傾向があるのは否定できません。

あかつき
あかつき

他にも、自分の思想を一切煮詰めることせず、ふわっとした理想論のまま「自分の思想を世に出して偉大な思想家になりたい」とか言っちゃってる人とかも、その亜種として存在を確認できてます

意外なところで頑固

基本的には人に強く言える方ではなく、結構譲るタイプです。ですが、自分の理想を阻害するものに対しては断固反対を貫く人も少なくない……というか多いです。

要するに信念が異常に強いというわけです。

心を折られようがボコボコに論破されようが理想のためなら何度でも蘇り、強固に己の思うところを主張する。これもINFPのひとつの姿です。

どれだけ仲がいい人相手でも、自分が命をかけてもいい主義主張にそぐわない場合は敵対も厭わないところがありますね。

それだけ、信念を貫くことに命をかけているということです。

INFPはそのふわふわオーラから主にESTJやENTJあたりから世話を焼かれていることがありますが、彼らにしょっちゅう正論パンチを喰らって、それでもめげずに反論したり沈黙という手段で対抗したりすることも多いですね。というか、実例を聞いたことがあります。

ちなみにこの信念、健全度合いによって結構変わってきます。

例えば健全な状態になれば弱者救済や高次元の道徳観念を声高に唱えますが、低次元になってくると「デルモンテ以外のケチャップを使っている奴に存在価値はない」とか平気で言い出します。

要は、その信念はピンキリというわけですね。

冗談みたいなものであっても、当人たちは本気です。そして、それが大いなる価値をもたらすものなのかくだらないものなのかは、その人の思想による、と。

仲良くなるほど饒舌

饒舌というより、知らない人相手だと警戒して無口になるだけですね。そのため、気に入った人とそうでもない人の前では口数が大きく違ってきます。

口数が友達とそれ以外で違ってくる人は結構いますが、INFPの場合は特に自分の信念の理解者が少なくありません。そのため少数の友達相手に結構多弁になることがしばしばあるのです。

極端な話、依存先が少なすぎてそのぶん関係が濃くなりやすいという感じですね。関係が濃いということは必然的に相手に対して喋ることも多く、口数は普段の倍とか3倍になることもあります。

警戒しているうちは無口なのに、仲間の前では急にめちゃくちゃよく喋る。この姿もまた、周囲から「変わった人だなー」と思われる要因と言えますね。

あかつき
あかつき

ここで書かれているようなコミュ障ばかりではありませんが、実際、知らない人や「こいつに理想や信念を話しても無理」と思った相手とは社交辞令で終わらせる人が多い印象がありますね。結構、言う相手を選んでます。主に「馬鹿にはわかんないから」

語るのは己の信念

これに関しては人によりますね。人によりますが、基本的に聞き役タイプではなければ、自分の信念について熱く語っている人が多いような気がします。

この点はINFJも大概なのですが、あちらが世界や周囲にフォーカスしているのに対し(世界にこうあってほしい/こうあるべき)、こちらはもっぱら自分ベースです(自分はこうなりたい/こうしてる)。

そのため、「私は世界を股にかける平和主義者として生きたい」「俺は知らない人にも親切にして生きてる」と言った具合に、自分主体になることが多いですね。周辺環境や世界はそのついで、いわばサブです。

この辺、小さそうに見えて大きな違いと言えるでしょうね。

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気に入らないものを攻撃する……人もいる

これは完全にネガティブな意味での「変わった人」ですね。そして明言しておきますが、「そういう人もいる」程度の内容です。

気に入らないもの、気に食わないものは誰にでもあると思いますが、このタイプは特に好き嫌いが激しいです。

しかも一部のINFPは、嫌いなものの存在を許せません。そのため、粉微塵に破壊しようとすることもたまにあるのです。

その敵対心たるや、親でも殺されたかのよう。時には義憤、時には私憤とも言えない勝手な逆恨みで、特定の属性や存在を異常なほど恨みます。この辺り、Fi由来の共感力のなせる技ですね。完全に「そういう人」の気持ちになりきります。

で、恨んだ結果どうなるのかというと、時にとことん陰湿な、時にはとことん無謀な攻撃行動です。この辺はユング心理学で述べられていますね。劣等の外向的思考(つまるところTe)の暴走です。

結果としてどうなるかというと、自爆特攻です。自分の身がどうなろうとお構いなしに、ただ気に入らない相手を粉砕するためだけにあらゆる手を用いる。

信じられないかもしれませんが、こういうINFPも確かに存在しています。

あかつき
あかつき

ついでに言うなら、この記事のどこかで言った「デルモンテ以外のケチャップを使ってる奴に存在価値はない」というやつ、この考え方すらも自爆特攻のネタになりかねないところがあります。不健全って怖いね!

ちょっと難しめの言葉が口癖

先に断っておきますが、これは完全に独断と偏見です。

例えば「すべてはここに繋がっている」と言えばいいところを「すべてはここに”収斂”している」と好んで言ったり、「とどのつまり」を「畢竟」とわざわざ言い換えたり……こんな感じで、割とガチめに難しい言葉を好むINFP、多くないですか?

特に前者は実際に見たことがあり、なんなら収斂をやたら強調していました。

あかつき
あかつき

そんなドヤるような単語なんですかね?

こんな感じで難しい言葉を好む傾向、もしかしたらあるかもしれません。あるいは、小難しい理論や哲学を好んで使ったり、妙にマニアックな格言を出してきたり……。

早い話が、厨二病ですね。ロマンや格好よさを求めている傾向が、特に男性からは多く見られるような気がします。

そんなロマンのひとつが、難しい言葉なのでしょう。

亜種としてやたら無口でちょっとクール風の雰囲気を出している(出そうとしている?)INFPもいますね。

変人で何が悪いのか

さて、ここまでINFPの変人要素を色々語ってきましたが、結局変人であることの何が悪いのでしょうか?

結論を言えば、特に悪いことはありません。強いて言えば、若干周囲から白い目を向けられやすく少しだけ人間関係で損しやすいこと、理解者が少なめであることくらいでしょう。

いずれも、特にINFPならばダメージを受けることは少ないです。たまに寂しさを感じることがあるため仲間作りはどのみち必要ですが、なんだかんだ一人でも生きていける(一人の時間がないと割としんどい)タイプです。

よって、大きな損失はないと言っていいでしょう。せいぜいいじめのリスクがほんの少し上がるくらいか。

結局のところ、変であること自体は、誰にも何の悪影響も与えません。単純に人と違うことだけに強い不快感を覚える人がいれば、それはその人の器の問題でしょう。

なぜ変人が不快感を覚えられやすいかと言えば、その多くは変人であるために周囲のことなどお構いなしに振る舞うところがある人がいるからだと思います。

結局のところかけなくていい迷惑をかけるのはちょっと問題ですが、迷惑をかけること自体はを呼吸するのと同じで完全にやめるのは不可能です。

いくら変わった人だと言っても、所構わず変人アピールをしたり自分と違う意見の人を潰そうとか考えない限りは、それ自体は別に悪くないのではないでしょうか?

蛇足:INFPの第一印象

ちょっと蛇足。INFPの第一印象について考えてみましょう。

INFPの第一印象は、書籍によって主に2通りに分かれています。

・柔和でふわっとしたいい人
・無口で何を考えているのかわからない人

上は主にMBTIや16タイプ関連の書籍、下はユング心理学の内向的感情型共通の特徴と言えます。

こうやって両者を比べてみると、全然違いますね。前者はひたすらにいい人でちょっと抜けてる柔らかい感じ、そして後者は警戒心マシマシで自分の心など滅多に見せない感じか。

実際どうかというと、私が見た限りこの両者のどちらか、ないし両方を併せ持った人が多いのかなと。

柔和型

まずは柔和型。これはわかりやすく16タイプのINFPをやってる人たちですね。

弱者に優しく、割と開けっ広げ。喜怒哀楽をわかりやすく表現し、基本的に態度が柔和な人たちです。

この人たちは、好き嫌いこそ激しくても基本的に表に出さず、ちょっとなよっとして頼りないものの非常に優しく他人優先な人たちです。ただし嫌いな人に対してはこの限りではありません。

無口型

こちらは柔和型とは異なり、淡々としていますね。人前では無口で無駄口をあまり叩かず、とりあえず目が合ったら会釈くらいはするものの自分から話しかけには絶対行かないような、そんな人たちです。

好き嫌いはありますが、柔和型のようにわかりやすく表現することは稀。むしろそう言った気持ちは胸の奥にしまっておくような人たちでしょう。

では愛想はいいのかというと、そんなことはない。むしろ飲みニケーションとか知らんと言った感じの人たちで、イメージとは異なり普通に断ってきます。

総じてうっすらと笑みを浮かべながらも決して胸の内を明かさないような、ちょっと不思議な人たちです。

合わせ型

合わせ型というより、無口型がお世辞や社交辞令を身につけた姿といった方がしっくりきますね。

こちらも喜怒哀楽を顔に出しません。ただひたすらに微笑んでいる姿が印象的です。

ですが、その態度は遥かに柔和。自分の譲れないポイントだけはなんとしても譲らないようにしますが、それ以外はかなり融通の利く人たちです。

総じて、「よくわからないけど、とりあえずいい人」みたいな評価に収まることが多いですね。

結論:ふわふわして変

結論を言うと、ちょっと浮いたところがあって変なことが多い、という感じの評価に落ち着くでしょうか。

なんというか、足元がお留守ですね。あえて見ていないとも言えます。そのため、とにかく変人要素が濃いです。

他の人たちは、INFPほど理想や信念に振り切れません。どうしても目の前の現実とか実利とか世評とか、そういうのを気にしてしまいます。

ですがINFPは、その辺りを取っ払って自分の理想や信念に全力を注ぐことができる人たちです。

そうでなくても、自分が従いたくないものには従わず生きていることでしょう。

こういう生き方、普通の人にはできないです。ここが、INFPが変人と言われる大きな要素なのかなと。

あと、足元を見ていないせいで大半の雰囲気はふわふわです。どこか浮ついていて、一種の危うさを見せています。

この危うさと信念全力投球の姿勢、これがINFPを変人たらしめているのではないでしょうか?

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足元を見るのが急務か

さて、最後に少し余計な一言をば。

INFPは、確かに理想や信念を高々と語ることができるタイプです。ですが、同時に現実を見ることを軽視しているせいでなかなか理想に辿り着けないところがあります。

INFPに必要なのは、まさに理想に辿り着くための道標です。そしてその道標こそが、目の前の現実の中に転がっています。

大半のINFPの悪癖のひとつとして自分の理想を「あったらいいなぁ」で終わらせてしまうところがあるのですが、これがもったいない。

あったらいいなぁではなく、実現させようとしてください。

そのために必要なのは、今この瞬間にどんな手を打てるのかを意識することです。

大目標を立てたところで、小目標がなければ「絵空事だなあ」と遠い目をして終わるだけです。実際、大目標のみを立てて小目標ゼロのまま突き進める人は稀でしょう。

重要なのは、目の前を見て、達成できそうな小目標を立てること。そしてその先に大目標、すなわち理想の達成が叶うように道を整備することです。

難しいかもしれませんが、大目標から逆算していけばいずれ今この瞬間にぶつかります。その上で、今この瞬間をどう生きるかを考えてください。

無論、「まず仕事を辞める」という選択肢に辿り着いたとしても、すぐ行動すべきかどうかはじっくり吟味してください。

物事には順序があります。当面の生活を維持できる体制を整え、その上で目標を追うことが重要と言えるでしょう。焦りは禁物です。

まとめるとこんな感じですね。

・理想のために今できることを探す!
・実生活を崩さないところから始める!

以上、よろしければ意識してみてください。

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まとめ

というわけで、今回はINFPの変人要素についてまとめてみました。蛇さんに随分と大きなおみ足が追加されてしまったような気がしますが……それはそれ。

とにかく、INFPはちょっと変なオーラを出しやすいし、変なことを言いやすいし、変なところを持ちやすいです。

そのヘンテコさの由来である理想主義のせいで現実を見るのは苦手ですが……そのぶん自分の胸の内の熱さは本物のはず。

本懐を遂げるまではどうなるかわかりませんが、ぜひとも自分の理想のために生き、後悔のない道を進んでいただきたいところ。

といったところで、今回はここまでですね。

他にもいろんな記事を上げていますので、よろしければ色々と漁ってみてください。

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筆者:春眠ねむむ
X :@nemukedesiniso
threads:@shunmin.nemui

補足

当ブログで取り扱っている16タイプの考察は、一般社団法人日本MBTI協会(Japan MBTI Association)とは無関係な、春眠ねむむ個人による独自解釈の結果を書き記したものになります。
MBTI書籍を参考にはしておりますが、あくまで独自理論・独自考察となりますので、あらかじめご了承くださいませ。

参考書籍

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コメント

  1. 綾紫 より:

    以前、エニアグラム2/5/8の分かりやすさとそれ以外の分かりにくさ、MBTIに於けるJ/Pの分かりにくさについて質問した綾紫です。覚えておいででしょうか。結論から言えば、

    判断機能は知覚機能より言語的に説明しやすい

    外向機能は内向機能より言語的に説明しやすい

    その結果
    外向判断>内向判断≒外向知覚>内向知覚
    の順で言語的に説明しやすい

    その影響でタイプの説明も一方的になり得る。

    というのが今の考えです。INFPとINFJの違いも、判断機能のE/Iの差をご指摘、と理解しました。つまり

    (1)IF vs IN
    (2)IF vs EF
    (3)EN vs IN

    の内の(2)と思うのですが、(1)や(3)に主眼を置いたご説明は可能でしょうか。

    • 春眠ねむむ 春眠ねむむ より:

      綾紫様

      お久しぶりです。コメントは覚えております。

      ただ、今回の内容は記事内容とあまりに乖離しているもののように思えます。

      つきましては、今後同じような傾向が見られた際にはコメントは削除させていただきますので、ご注意お願いいたします。