今回も私なりの考察ですね。ISFPは生きづらいのか、そして不思議ちゃんなのか。
今回も予測検索に出てきた内容からの抜粋です。「生きづらい」はだいたいのタイプに書いてありますが、不思議ちゃんの存在感が強いですね。
そんなわけで、ISFPがなぜ生きづらいと言われてしまうのか、不思議ちゃん要素がどこにあるのかを私なりに考えて答えを提示できればなと考えております。
ISFPが生きづらい理由
今回は必要ないでしょうし、テンプレタイプについてはまとめません。
では早速、なぜISFPが生きづらいとされているのかを見ていきましょう。
Fi主機能勢ゆえの苦しみ
主機能:Fi
劣等機能:Te
と、まずあれこれ話す上で、主機能と劣等機能に関しては認識しておいたほうがいいでしょう。というわけで、上記にまとめてみました。
ISFPの主機能はFi。自分の気持ちや慈悲・正義感を主に志向することが多い機能です。
ついでに言えば合理性や物事のまとめが強みのTeは劣等。要するに話をまとめたり合理的な思考をすることはかなり苦手なタイプと言えます。
結果として自分の気持ちや正義感だけが先行してなかなか効率的かつ効果的に物事を推し進められない、そんな不器用さをどこかで持っています。
あとは、純粋な気の優しさですね。自分だけでなく他人の価値観にも寄り添えるタイプなので、そのぶん悪辣な人間に対しても「何か理由があったのかも」とか思ってしまう人が一定数います。
かと思えばお気持ちばかりを連発して他人を苦しめるどうしようもない人もいますが……ともあれ、優しさと合理性の欠如。ここが生きづらさにつながるポイントと言えるでしょう。
さらに言うと、集団主義の日本では個々の価値観や自分なりの善性を表すFiが軽視されやすいのも生きづらさの1つかもしれませんね。
世論は基本、FiよりもFe重視です
無能感を抱えやすい
これもTe劣等の宿命ですが、彼らは自分のことを漠然と、しかし慢性的に過小評価しています。
基本的に彼らは客観視が苦手な傾向にあります。ついつい大袈裟に見てしまったり、物事を過少に見積もってしまったりするわけですね。
まあ当人たちは「いつもそうだから」と重く捉えることは稀ですが、それでもボディブローのようにじわじわと、知らないうちにダメージが蓄積しています。
そうしてダメージが溜まり切ったところで、ふと思うのでしょう。「ああ、生きづらいな」と。これが、「ISFP 生きづらい」で検索される理由かなと思います。
気のいい人は悪意に弱い
経験上ですが、Fiには大きく分けて2通りの使い方があると思います。ひとつが自分の気持ちの発露。もうひとつが周囲への慈悲や思いやり。
主に生きづらさを抱えているのは、この場合の後者ですね。人への優しさがそのまま意見を言いづらい性格や悪人への不必要なまでの配慮につながってしまうパターンも案外見受けられます。
それこそ、「あの人にも何か事情があるのかもしれない」と離れるのを渋ったり、「あの人には私がいないと」と考えてしまったりなどなど……。
これらの事情から非常にいきにくいISFPも少なくないと私は思います。
なんだかんだ不思議ちゃん
はい、この後の話題に続きますが、なんだかんだこのタイプ、不思議属性はあります。
と言うのも、意外と常識や社会通念を軽視しているところがあり、自分の価値観を強く持っているパターンが多いんですよね。
決して道徳や常識を自ら破るタイプではありませんが、かといって遵守しているわけでもない。そんな感じの立ち位置なので、ときに周囲の強硬派から白い目を向けられることもあるわけです。
で、完全に空気を無視する連中とはちょっと違うわけですから、ついついその強硬派の極端な価値観を自分の中に受容してしまい、そんな価値観と自分とのギャップ、そして生きづらさを感じてしまう。こんなケースもあるわけです。
ISFPが不思議ちゃん呼ばわりされる理由
ISFPは突飛な判断が少ないとされるS型にもかかわらず、不思議ちゃん呼ばわりされています。その理由は、個人的には主に2つあるのかなと。
1.Fi-Te軸
2.第三機能N(主にNi)
あくまで個人的な考察の結果ですがね。ともあれ、順を追って見ていきましょう。
Fi-Te軸=結構少数派
まあMBTI的には人間誰しもFe-TiとFi-Teのどちらかの軸に分類されるわけですが……先ほどもちらっと申し上げたとおり、日本の価値観は個々の価値観<<集団の意向。すなわち、Fe的な価値観が軸にあります。
とすれば、日本における多数派はFe-Ti軸。残念ながら(?)、Fi-Te軸は少数派というか、所詮はマイナー種族にすぎません。
この中でも特に他者の心に訴えかけるF機能優位……どころか主機能(価値形成の主軸)に持っているのがISFP。彼らはこの時点で、社会常識からは少々ズレた存在であると言えます。
つまるところ、唱える理屈や言葉、価値観の数々が、社会で言われている「みんなでルールを守りましょう」「個人より全体を意識しましょう」とは対極にあるわけですね。
これがまず、ISFPが不思議ちゃんたる所以の一つなのかなと思っています。
第三機能のNiが光る
ともあれ、一般常識や社会的に善とされるものとは少々違う場所に自分の善と正義を持っているISFPですが、その上さらなる不思議ちゃん属性としてNiを持っています。
第三機能は「3番目に強い機能」とか「使えるが苦手な機能」とか諸説囁かれているものですが、諸説のうちのひとつに「未熟だが好んで使う機能のひとつ」というものがあります。
これに当てはめると、ISFPはNiを好んで使い傾向がある。つまり、第三機能がSiのINFP以上にぶっ飛んでいて凄まじいことを言う可能性があるということになります。
その上で、補助機能はSe。言いたいことは基本的に遠慮せず言う人も少なくありませんし、他人への配慮や遠慮が必要ない場面では結構好きなことを言うタイプです。
ここもまた、私的には不思議ちゃんポイントなのかなと思っています。
普通のISFP解説はこちら
さて、長々と語りましたが、要するにISFPって意外と少数派なんですね。だからこそ生きづらさを覚えるし、不思議ちゃん属性も持ち合わせるのかなと。それが私なりの答えです。
以下にまともなISFP解説のページもありますので、よろしければ合わせてお読みいただければと。
筆者:春眠ねむむ
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