今回はエニアグラムごとの16タイプ別性格を見ていこうというものですね。
INTJはどんなエニアグラム別では性格になるのか。今回はそこんところを私なりに想像していきたいと思います。
あくまで憶測と想像で語っているので、ふわっとした表現多めです。
タイプ1のINTJ
微妙な数に落ち着きそうに見えて、意外と数が多いのがこの組み合わせ。私が見た結果ではタイプ5についで第2位の多さでした。
ある意味では騎士道?求道者?高潔で自分の理想を高く持ち、その理想に向けて一切の妥協なく物事に取り組んでいく姿が印象的ですね。
「内なる裁判官」と称されるタイプ1特有の善悪判別がエニアグラムではたまに取り沙汰されていますが、INTJの場合は特にその傾向が強いと言えるでしょう。
全てに対して責任感を覚え、人にも自分にも高い水準を求め、常に成長しない人にはイライラしやすいタイプと言えます。

トライタイプ135のタイプ1メインの人は、案外INTJっぽい人が多い……かも
タイプ2のINTJ
かなりレアな組み合わせですね。見つけたら是非とも覚えておきましょう。生涯に1人2人出会えたらラッキーです。
ある意味、INFJっぽい人たちですね。Niの洞察力が人間へと向かいやすいタイプです。
一言で表せばアドバイザー。トライタイプは125や258が多そうですね。基本的に人に対しては一歩引きながらも、的確なアドバイスで助けていく感じか。
Te-Fi軸なので、おそらく人の個性に関しては寛容。ただし「自分を頼って」という思いが強くなりすぎるあまり、不健全時には派手に暴走してしまいそうです。
意外とINTJとタイプ2って組み合わさると強かったり?優しさと戦略性。なんだか凄まじい組み合わせのような気がします。
タイプ3のINTJ
割といますね。私が参考にした資料では数の多さ第3位です。
基本的に出不精で仙人的なイメージがあるINTJの中では、かなりアクティブで行動力がある方。タイプ3特有の「うまくいっていなければ愛されない」「結果を出さない者に価値はない」と言う思いが非常に強く、失敗を恐れ、平凡を嫌う人たちですね。
主機能Niは成功のための筋道を見つけるために発揮されることが多く、実務的な結果主義者です。
ただしINTJは全体的に政治が苦手なタイプと言えます。おおよそ3w4が大半でしょう。言ってしまえば能力と実績で黙らせるタイプです。
基本的に変な奴ですが、その多くは演出によるもの。なんだかんだで要所は押さえる抜け目ない人が多い印象があります。
タイプ4のINTJ
Ni勢とタイプ4は内省的かつ内向的なところで合致します。つまり、彼らは非常に内省屋で内気、そして繊細な人たちとなることが多いです。
タイプ4にとって自分のアイデンティティを見つけることは絶対の急務。INTJでもそれは避けられないでしょう。
また、第三機能であるFiが強くダダ漏れる傾向にありそうですね。自分1人でいたいという欲求は強いですが、それ以上に自分の世界を理解してくれる人との濃密な時間を選びそうな印象が非常に強いです。
おおよそ人の心が見えるばかりに、他人の動向を気にしすぎ、より引きこもり体質になっていく人もいるかもしれませんね。
いずれにせよ、タイプ4INTJはINTJらしさとはちょっと離れたところにいるタイプと言えるでしょう。

繊細でFiダダ漏れということで、INFPあたりと勘違いされそうな組み合わせですね
タイプ5のINTJ
もっともよく見るINTJですね。INTJのテンプレに近い人たちです。
非常に知的で戦略的。同時にもっとも独立したタイプであり、社交や交流をあまり好まない仙人的な素養を強く持った組み合わせになります。
同時に、とにかく時間をかけてなんでも精査しよう、なんでも確認しようとする人たちでもありますね。そんなわけで、人と関わる時間はあまりありません。そんな時間余りません。
ですが同時に持ち前の洞察力が知識と結びついて、非常に高い問題解決力を発揮することもしばしばあるタイプと言えます。
ストレングスファインダーをやると、大体戦略性や分析思考が強く出るような人たちですね。文字通りいろいろなことを分析し、攻略の筋道を立てることに特化したタイプと言えます。
タイプ6のINTJ
Niがバーストして不安や不幸な未来を見やすいタイプ。ですが同時に、それらを見るからこそ先々の不安要素によく気付ける人たちです。
タイプ6らしく不安がよく見える分、一般的なINTJに比べてリスクを避ける傾向が強く、無難で保守的な手段を好む人が多いのもまたひとつの特徴ですね。
一方で第三機能Fiの影響もあってか、家族や友人に対しては熱い思いを抱くことが多いのも面白いポイントですね。
彼らは基本的に地味目で冒険を好みませんが、愛する人が保守的な行動のせいで犠牲になるのであれば話は別。打って変わってリスキーなことをしでかすこともあるでしょう。
もっとも、Niが悪い方向に働いた結果、あらぬ疑念が生じてしまうこともありますが……。

どうでもいいですが、数の多さではタイプ3、タイプ8と熾烈な3位争いを繰り広げているタイプです。意外といるんですね
タイプ7のINTJ
非常にレアな組み合わせのタイプですね。これもまたほとんど見かけない人たちと言えるでしょう。
INTJにしては勢い任せなところが目立ち、結構可能性を押し広げるのに抵抗がない人たちですね。また性格も比較的明るく、面白いかどうかで物事を選ぶ側面がありそうです。
ISTJのタイプ7と同様に思考はバラバラでめちゃくちゃになりやすいですが、それは端から見てのもの。当人的にはしっかりとした基準やルールが存在していることが多いです。
あとは、効率的に欲しいものを得たり楽しいことを楽しみ抜くことをしばしば考える傾向もあるでしょうね。実際、彼らのNiは得たいものを得るために使用されます。
タイプ8のINTJ
まあ、おおよそ8w9でしょうね。積極的に誰かを攻撃するとか力を誇示するのではなく、静かに構えてじわじわと自分の影響力を高める方法を選択することが多いと言えるでしょう。
影響力を高めるというより、独自路線系ですね。「自分の道は自分で決める」と言わんばかりに、運命や宿命に逆らう熱い人が良くも悪くも多いです。
自分の正義と思い描く理想のために戦う戦士。ですが、同時に自分の弱さに対してはとことん疎く、気づけば傷だらけになっていたり、吐き出さなければならない感情を吐き出せないところがあるかもしれませんね。

タイプ8もINTJも、おおよそ他人を頼るタイプじゃないですね。人を頼ったり辛さを共有するのって、このタイプにとって鬼門だったり?
タイプ9のINTJ
まあ、おおよそ9w1でしょう。9w8は少数派ですが、もしいた場合は結構気さくでいい奴なはずです。
Ni由来の理想主義的な側面を強く持つ人で、その姿はTHE・夢見る人。INTJに峻厳なイメージを持つ人が見たら「嘘をつくな」と全否定するくらいに穏やかな人たちです。
一方で遊離型らしさが強化されて、基本的には1人でのんびり過ごすのが好き。なぜならタイプ9の基本的な欲求が平和でありたいというものだからです。
人を拒まない一方去る者も追わず、基本悲観的なINTJにしては珍しく楽観的でちょっとお気楽。いっぽう自己主張が苦手で、INTJあるあるの「まあ俺はダメだと思ってたよ」はもはや鉄板になるかもしれませんね。
気がよくおとなしいですが一方でちょっと自分を出せず内気で、内面世界に徹底的に閉じこもる。周囲の人と接しはするけどちょっと適当。そんな感じの人間性に落ち着くでしょう。
普通のINTJ解説もやってます
今回はINTJがエニアグラムタイプごとにどんな性格をしているのか想像してみました。
基本的には引きこもって内省しているタイプですが、タイプが違えばその度合いも方向性も全然違ってきますね。
そんなわけで、今回はここまで。
何の変哲もない普通のINTJ解説もやってますので、よろしければそちらも合わせてご覧いただけますと幸いです。
筆者:しゅんみん
Twitter:@nemukedesiniso
補足
参考書籍
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