はい、多いらしいです、ESFJとENFJ。今回は、その理由を私なりに考えてみたいと思います。
要するに、完全な箸休め回ですね。今回の内容に、特に深い意味などありません。
それでも読んでいただけるという方は、どうぞこのまま読み進めていってください。
実際多いのか
実際にESFJとENFJがタイプ2に多いのかどうかは、実際のところ細かいデータはありません。
ただ、MBTIにおけるエニアグラムタイプのデータならあります。
うちでもそのデータを引用している記事があるので、以下のボタンからお進みの上ご覧ください。
グラフの情報を信じるなら、ESFJの約68%、ENFJの約60%がタイプ2ということになります。
このデータはMBTI×エニアグラムの中でもタイプ2の数はワンツートップを飾ります。それだけ多いということですね。
これだけだとなんとも言えませんが、3番目がENFPの24%ほどであることを考えると、実際に多くても不思議はない気がしますね。
実際この数値が正しいかどうかはともかく、この2タイプのタイプ2の多さは私も肌で感じるところではあります。
そういう意味では、「タイプ2の中でESFJ、ENFJの2タイプは多い」という考え方も間違いとは言い切れないのではないでしょうか。
ESFJとENFJが多い理由
主機能Feの影響が強い
まず間違いなく言えるのは、主機能であるFe(外向感情)の影響です。
この機能が補助機能にあるISFJやINFJにもタイプ2が結構多いことから、まず間違いなくこのFeが何かしらの影響を握っているのは間違いありません。
ここで、Feについて簡単におさらいしてみましょう。
・人を気分よくさせたり、ポジティブな気持ちにさせる!
・冷たそうな理屈やネガティブはノーサンキュー!
・相手を傷つけず、受け入れることを意識する!
・時として相手に取り入っているように見えることも……
要するに、人の気持ちを傷つけたり落ち込ませたりするのを嫌い、気持ちを上向きにさせてくれる人に関係している機能という感じでしょうか。
人の心をポジティブにしたり、心の傷を癒したりしたがる人に多く見られる心理機能です。
そのあり方がタイプ2の特性と合致しているのでしょう。これが大きな要因と言えるかもしれませんね。
よく考えてみると、タイプ2の願望を叶える手段は大体Feが絡んでますね。
というわけで、今回はFeの説明の後追いみたいな内容になる可能性大です
両タイプとも人とのつながり重視
タイプ2は人からの愛情を欲するタイプです。人を愛して人の助けになることにより、その対価として人からの愛情を求めます。
一方のESFJ、ENFJも、どちらも人間関係重視タイプ。人間関係の中で生き、人間関係をとても大事にするタイプです。
どちらも人との関わりや人の中に所属している実感がないと弱っていってしまうタイプなので、人からの注目や愛情がないと枯れていってしまうタイプ2とは非常に似通った部分があります。
そういう「人とのつながりがないとダメになっていってしまう」という感じの性格が、タイプ2とExFJを結びつけているのでしょう。
どうでもいいですが、面白いのはIxFJはタイプ2がそこそこいながらも一番多いタイプじゃないんですよね。
Feが補助機能な分、人との関わりを一番欲していることは少ないのでしょうか
人に優しい人が多い
両タイプの特徴の一つとして、間違いなく「人に優しい」というものがあります。
人に優しくして、その人の承認をもらうことで元気をもらうタイプと言えるわけですね。
Feとタイプ2はかなりのシナジーがあるようで、人との関係を深めること、集団に属すること、他人の愛情を欲することと、かなり被るところがあります。
愛情を得るためには、人に優しくするのが一番。
そんなわけで、人に優しい人が多い感じですね。
人に率先して関わらなければ……
人に率先して関わらなければ、人の愛情を得ることは大変難しいです。そんなわけなので、タイプ2の多くは人に対して積極的に関わります。
この積極的に人に関わるのに関連する機能がFeですね。
Feが強い人は思いやりが強く、人に対して積極的です。人との交流を求めるところがあるため、タイプ2らしさを発揮しやすいのです。
そういった面もあるため、タイプ2はExFJになることが多いのでしょう。
Feらしく共感的
人とのつながりを重視するタイプ2にとって、Feゆえの共感力の高さは人との仲を深める強力な武器になります。
人とのつながりや人からの温かい言葉がエネルギーになりやすい性格からか、非常に共感的な性格を形成しやすいようですね。
おそらく、Feがかなり発達しているのでしょう。
「人に優しく」「思いやりと共感を持って」を地で行く人が多いので、その分Feを利き腕のように使いこなす人も多いようです。
真面目に結構多そう
というわけで、今回は「多い」という確実なデータもないままタイプ2にExFJが多い理由を述べてきましたが……こうやって見てみると「多い」と言われても納得してしまうくらいには共通点が多いですね。
というより、Feがタイプ2の願望を叶えるための道具として優秀すぎますし、何よりFe由来の性格とタイプ2由来の性格で共通点が非常に多いです。
今回挙げた性格も全て、Feとタイプ2両方がもたらしやすい性格となります。
非常に同一性の高い両タイプなので、やはり多いという意見も納得です。
こういう観点で考えてみても、この手合いの類型は面白いかもしれませんね。
といったところで、今回はここまで。
普通のタイプ2解説も行っておりますので、よろしければそちらもご覧いただけますと幸いです。
筆者:春眠ねむむ
X :@nemukedesiniso
threads:@shunmin.nemui
参考書籍
エニアグラム解説
タイプ一覧
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