INTPと言えばタイプ5(もっと言えば5w6)が多いですが、やはりそこは性格タイプ。たまにテンプレ像とは異なる人物像を形成することがあります。
今回は、その中でもINTPの4w5に関する考察。
自分がわからなくなりがちなINTPと自分探しの4w5は元来親和性がほとんどない組み合わせですが、組み合わさるといったいどうなるのでしょうか?ちょっと考えてみたいと思います。
4w5の特徴
さて、まずは4w5の特徴から。
このウィングを持つタイプ4の人は、非常に内向的な性格になることが多いです。
というのも、4w5の目的は自分探し。常に「自分は何者なのか」という模索の中にいて、日々自分を探求することに没頭しています。
この特性は、論理を重んじるINTPとはちょっとかみ合わない部分ですね。
自分探しには論理も何もあったものではありませんし、基本的に肌感覚でジャストフィットするものが自分であると言っても過言ではありません。
4w5はそんな自分探しを旨とし、日々内面世界を探求し、思索を深めていきます。
また、自由人としての側面もありますね。
自分を表現するために、型にはまらないやり方をすることも多いです。例えば奇抜な格好をしたりビビットな抽象画を描いたりと、あらゆることをしながら、4w5は自分を探求していくのです。

でも何をやっても自分だとは思えないんですよね。
そ う な ん で す よ ね ?
詳しくは以下にもまとめておりますので、興味とお時間がありましたらぜひ。
INTPと4w5が合わさると
さて、それでは本題に入っていきましょう。
INTPと4w5の特徴が合わさるとどうなるのか。端的に言えば、感情機能が異常発達します。
INTPにとって、感情とはあまり重視するべきものではありません。むしろ軽視する人も多く、やもすれば冷徹なものの見方をします。
ですが、何も重視しないだけが劣等機能ではありません。
そもそも、低い位置にある心理機能は当人が重要視しない・必要性を感じていないというわけではありません。単にレベルが低い。これに限ります。
要するに、うまく扱えないわけですね。そのため、INTPも感情的で幼稚な言動をすることもありますし、むしろうまく扱えない分、発露した時は子供っぽくなりがちです。
4w5のINTPはこの稚拙な感情機能が異常発達し、人に「お前絶対INTPじゃないだろ」と言いたくなるような態度を示します。
優しい
INTPらしくない言動を端的に例えるならば、優しさがそれにあたるでしょうか。
4w5である以上、INTPはある程度人に優しくなります。
ですが、感情機能をうまく扱えません。つまり程よい塩梅がわからないということです。
そのため、INTP4w5は極端に人に甘くなる可能性があるでしょう。もっと言えば、人に厳しくなれないと言いますか……。
NTらしく時に配慮の仕方には「なぜ?」と突っ込みたくなることもありますが、とりあえずいい奴属性持ちが多い可能性が考えられます。

5w4のINTPにいい奴はそこまでいなさそうなのに、この差は何?
……あまりこっちを見ないでくださいよ……
内向性の塊
INTPはかなり内向的なタイプです。一方、4w5もエニアグラム中で最も内向的なタイプの一つです。
この2つが合わさり、この組み合わせは超絶ド内向の様相を呈するでしょう。
まず一人の時間はマスト。内省に多くの時間を割き、自分探しに没頭し、時々奇行に走りながら自分に適した表現を模索する。
INTPなのである程度ロジカルな一面は残していますが、ロジックだけでは自分探しにはなりません。自分自身をある程度分析して論理的・客観的に評価しつつ、あとは感性と感覚に委ねます。
人と関わるエネルギーは、お世辞にも多いとは言えません。そんなことより内省です。
自分自身に多くの時間を割くために人付き合いは悪いですが、いい奴なので何だかんだ許されることも少なくはなさそうです。
帰属意識は低い
NTに帰属意識を求めても無駄です。4w5も同様です。
よって、この組み合わせに帰属意識を求めてしまっては、とんでもなく無意味かつ無駄な時間を過ごすことになるでしょう。
内側に引きこもっているので、外界、特に組織や集団の一員として生きることは死ぬほど嫌います。
INTPは組織を煩わしく思い、一人で勝手に動くタイプ。4w5は自分だけの自分らしさを探しているので、集団の一員という無個性に収まることを嫌がるでしょう。
以上の組み合わせから、このタイプは組織への帰属を一切したがらない。そう取ることもできます。
何だかんだ理屈が勝つ
4w5は感情と感性を静かに掲げるタイプですが、結局のところ脳に刻まれた特性というのは非常に大きいもの。
よって、いくらタイプ4であっても、INTPとしての属性、すなわち理屈が優勢になります。
よって、いくら優しくてもふんわりしてても理屈屋です。人助けに理由をつけるツンデレでも理詰めで人を追い詰める粘着人間でもありませんが、そこはかとなく理屈で生きてそうな何かは感じさせます。
もしかしたら、ナチュラルに理屈を唱えているだけなのかもしれません。INTPにはそういうところがあります。
よって、いくらアイデンティティに飢えていても理屈屋であることには変わりない。私はそう思います。

最後に勝つのは理屈なんですよ、やっぱり。じゃなきゃINTPの名折れ……いや、本当こっちを見ないで?さっきから何なんですか、ジロジロ見てきて
でもやんわりしている
いくら理屈屋であっても、だからといって無配慮というわけではありません。配慮と理屈は対義語ではないのです。
というわけで、この組み合わせのINTPたちはあまりバイオレンスな言い回しや非道徳的な言い回しは好かないかもしれませんね。
品のよさはタイプ4が気にする要素の一つです。当然、外面をあまり気にしないNTであってもこの点は変わらないでしょう。
そのため、いくら品格においてズボラなINTPであっても下品さを見せることはなく、むしろ配慮したようなやんわり具合を見せることも少なくないことが考えられます。
INTP4w5とアイデンティティ
タイプ4と言えば、キーワードにアイデンティティという単語がついてまわります。
とすれば、当然INTPであっても、4w5ならばアイデンティティを探し求めていると言えるでしょう。
4w5にとってアイデンティティとは探すもの。INTP4w5も、他の4w5同様に自分を探し求めています。
試行錯誤しながら「これは自分じゃない」「これも違う」と品評を下し、自分とは何なのかを日々求め続けるわけですね。
ですが、INTPは基本的に批評家的な部分があるタイプ。4w5として導き出したアイデンティティも、論理を用いてつぶさに解析した結果、「何かが違う」という結論に至ることが多いと言えます。
もともと4w5自体アイデンティティが脆い部分があるのですが、批判体質のINTPならば辛口にアイデンティティを見てしまうため、余計脆弱になってしまうでしょう。
そんなこともあって、INTP4w5の自分探しは長く苦しいものになります。
常に自分の批評家精神に苛まれ、あれでもないこれでもないと悩み続け、砂上にアイデンティティの楼閣を築き上げては土台から崩れ……こんな具合です。
INTPと4w5。皆無と呼ぶにはちょっと違う人たちですが、組み合わせの相性は決して良好とは言えないのが実情です。
まとめ
今回はINTPの4w5について、私なりに色々と考えてまとめてみました。
INTPという属性自体、もともと自己肯定感が高くなさそうですね。その上に自己肯定感皆無の4w5が乗りかかることによって、自身と肯定的な見方が思いっきり崩れ去ってしまいます。
優しく、ちょっとやんわりしていて、内向的で、でも自信はない。そんな感じの組み合わせです。
それが生きづらさになるのは火を見るより明らかですが、同時に独特の深みを出している。そんな不思議な人たちというのが、私の最終結論です。
今回はここまでですね。他にも色々と記事をあげていますので、興味がおありでしたら色々と見ていっていただけると嬉しいです!
筆者:春眠ねむむ
X :@nemukedesiniso
threads:@shunmin.nemui

コメント