【エニアグラム】トライタイプ468:真実の語り部とは何者か

エニアグラム
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まあトライタイプは厳密にエニアグラムと言えるかどうかは意見が分かれますが……とりあえずそんなことはどうでもよろしい。

今回はトライタイプについて、△468、真実の語り部(預言者とも)についてまとめていきましょう。

炭鉱のカナリア

センターホーナイハーモニクス3分類
本能自己主張反応攻撃
感情遊離反応防御
思考追従反応調和

昔の炭坑夫たちは地下の仕事場へと向かう時、先頭を進む人たちにカナリアの籠を持たせたそうです。曰く、カナリアは危険(主に有毒ガス)をいち早く察知し、さえずるのをやめるのだとか。

この有毒ガスを知らせるカナリアから転じて、「誰も気付いていない危険にいち早く気づく人や危険の予兆」とされています。

トライタイプ468の人たちは、まさにこの炭鉱のカナリアとも言える人たちです。

囚われや根源的恐れの影響から不安や危険に非常に敏感なタイプ6。
危機察知能力が高い防御型でかつ想像力に優れるタイプ4。
他者からの支配や操られることをもっとも恐れるタイプ8。

これらが全て合わさることにより、危険な予兆や他人の言動の矛盾がないかをつぶさに観察し、どんな小さな危険も見逃さない危険意識の強い人物となります。

あかつき
あかつき

偽善者と詐欺師絶対殺すマンですね。

4、6、8、どのタイプも人の悪意に対しては本当敏感なんですよねぇ……

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安心に対する並々ならぬこだわり

このタイプ(特にメインタイプ6)にとって、安心できることや悪意を向ける存在がいないことは人生におけるもっとも重要な要素、生命線です。

そのために、468の人たちはとにかく安全である環境、敵対勢力がいない場所、自分や仲間に悪意を向けられない状況を求め、そのためにあらゆる危険を察知しようとしているわけです。

あかつき
あかつき

例えば裸の王様に対して、いの一番に「素っ裸じゃないか!あんたは騙されてるんだ!」とか言っちゃうタイプ。それも神妙な顔で。

まさに炭鉱のカナリアですね。……それで不利益を被ることもありそうだけど

嘘、偽善、詐欺……こう言ったものに対しては非常に敏感に反応するタイプで、周囲が悪意ある意見に騙されたり流されている状態を見過ごせず、忠告や注意喚起によって被害を未然に食い止めるのがこのタイプの本分です。

激情家?

さて、そんなこんなで危険や罠お知らせ隊としての一面を持つ468ですが、その性格はなかなか強烈……というか、かなりの激情家と言っても良いかもしれません。

ハーモニクスによる分類を参照すれば、このタイプは全て反応タイプ。何かしらの問題や敵対行為と思しきものには、まずもって感情的に反応します。

極端な例を出せば、嫌いな相手には感情的に喚き散らして追い詰めたり、逐一相手にリアクションや同意を求めるような感じでしょうか?

あかつき
あかつき

必ずしも反応型はキレやすく感情的とはならないですけどね。

でも、感情のコントロールはできても根っこが激情家な人が多いんですよね。なんででしょうか?

もともとタイプ6要素を強く持っていて不安や危険意識が強く、それがタイプ8と混ざり合うことで恐怖対抗な人物像を作り出しがちです。

そこにより感情的で気分にムラがあるタイプ4が加わることで、どうしてもこの組み合わせは感情的になりやすいのかもしれません。

特に生得本能がセクシャル優位の場合、かなり攻撃的で感情的、そして繊細で傷つきやすいタイプになりがちです。

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トライタイプ468の弱点

このタイプは上記の通り、問題解決や危険の事前察知を得意としており、そして結構な激情家でもあります。

その問題意識は多くの人を救うきっかけにもなり得ますし、必ずしも激情家であることはその強烈な感情が行動力やモチベーションの確保・維持につながる等、ネガティブなことばかりではありません。

が、この2つが結びつくことで、時として極端なまでの問題意識を生み出すこともあります。

468にとって、問題解決は全ての生命線。脅威となり得るものを取り除き、ダメな部分をしっかりと補強し、自分が少しでも万全だと思える状況に近づけることほど大事なことはありません。

そのために元来気にしなくてもいいような小さな問題を気にかけたり、危険の排除を最優先に動くため他の大事な部分を放置してしまうことも。

また、もともとの激情家な部分が仇となり、被害妄想に駆られてあるはずのない悪意を確信・摘発したり、物事を悪意的に解釈したりヒステリーを起こしてしまうこともありますね。

落ち着きはこのタイプにとって手に入れるのが難しいものではありますが、非常に大事なものでもあります。
自分の直感やふと気づいた真実・隠された悪意を実際に起こった事実としっかりすり合わせることができれば、大きな成長につながります。

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基本タイプごとの468

基本タイプが4 (468、486)

直情傾向で割と攻撃的、そして色々と知りたがりの面が目立つタイプ4ですね。また短期で喧嘩っ早さが目立つところもあり、「考えるより行動」派でもあります。

ある意味ではタイプ4の感情の激しさを最大級にわかりやすく体現した人たちであり、その性質は自由奔放。「あんたは騙されてる!」という言葉をおそらく真っ先に口走るタイプでもあるでしょう。

不健全になるにつれてわかりやすく放縦的、他者に否定的・攻撃的になるタイプでもあり、その点からも激しい感情エネルギーを見ることができますね。

タイプ6とタイプ8の影響から明らかに反逆的・反抗的で、やるかどうかにかかわらず逆張りや珍説の提唱が好きなタイプでもあります。

468はよりわかりやすく恐怖対抗型で、好戦的な面が目立ちます。
486は一見自分の意見に絶対の自信があるような振る舞いをするタイプで、どちらかというと専守防衛寄りです。

基本タイプが6 (648、684)

わかりやすく恐怖対抗型。情動が強烈で恐怖などないかのように振る舞い、タイプ4やタイプ8のように見えることが非常に多いタイプです。

特に反抗的で上に逆らうことを厭わないタイプ6でもあり、とにかく信用ならないものを敵視し、健全度次第ではちょっとでも怪しいものに食ってかかる等、通常のタイプ6とは大きく違う面を見せます。

タイプ6らしく中身は非常に不安がりで神経質ですが、それを表に出すことはまずないでしょう。断言的な言い回しが多く堂々としていることからカリスマ性を発揮しやすい側面もありますね。

648は信用ならない上には逆らう一方で本当に信頼できると思ったものには忠誠を誓うタイプ。
一方の684は独立心の塊で他人に依存することをよしとせず、独立を守るため常に問題や外敵と戦うタイプです。

基本タイプが8 (846、864)

もともと攻撃力の高いタイプ8の中でもっとも攻撃的、しかし同時にどこか繊細で脆く、完璧とも言える布陣が少しでも崩れると一気に自信を失いやすいという側面も持ち合わせます。

その性格は個性的で、直情的で、対立的。不安に支配されやすいタイプ6と見捨てられ不安の強いタイプ4が合わさることで、ちょっとアンニュイで不安定な面を見せることもあるタイプ8ですね。

基本的に指導者・支配者気質であり、信用できる友人や同盟関係を求める一方、信用ならない相手や不穏分子はいつでも潰せるよう手元に置きたがる傾向が見られます。

その一方で情緒的なタイプ4や仲間を大事にする6の影響からか、同じくリーダー気質な358や368などと比べると比較的心優しい面も見られますね。

846はより意見が強く刺々しいタイプ。どちらかというと問題意識や感情的な部分が強く見られます。
864は846と比べると仲間意識が強く、特に配下や自分の影響下の人を大事にし、連携して敵を追い詰めたり問題を解決するマンパワー主義者です。

他タイプとの比較

筆者:春眠ねむむ
X :@nemukedesiniso
threads:@shunmin.nemui

 

 

参考書籍

 

タイプ一覧

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