今回はトライタイプの中でもアーキタイプにタイプ4、タイプ6を持つ人たちをまとめてみました。
正直ニッチだとは自分でも思いますが……まあこういう路線を進んでる当ブログ故致し方なし。とりあえず見ていっていただけるとありがたいです。
タイプ4、タイプ6の特徴はそれぞれ以下の記事をご参照ください。
アーキタイプ4−6の特徴
タイプ4もタイプ6も、同じ反応型とされています。この組み合わせはそれが示す通り、かなり反応的なタイプになります。
タイプ4:周囲や普通への嫉妬心
タイプ6:あらゆることへの不安感
この2つが融合し、とにかく反応しなければ気が済まないような人物になりえますね。
ある人は泣き上戸、ある人は瞬間湯沸かし器、またある人は弱音多めの気弱さん。いろんなタイプがいますが、いずれにしても「外部に対して感情的な反応を示す」という点は変わりません。
表面上はともかく本音では自信がなく、自分に厳しく自罰的な人が多いですね。話によると、対処や対応より自罰を優先的にやっちゃう人もいるとかいないとか。
ともあれ、そんな4−6の人たちは以下のあだ名がついてますね。
468:真実の語り部
469:探求者
146:哲学者
……146に限らずみんな哲学やってね?
またこの組み合わせ、「現実を見て周囲と同じように生きよう」というタイプ6と「自分は普通に生きられないから自己表現重視で生きたい」というタイプ4の欲求の間で板挟みになることが多いのだとか。
要するに自分の個性と無個性で無難な人間の間で揺れ動いているわけですね。
「自分を表現したいけど、でも自分はそんな力ないし……」と、時折か毎度かは人によりますが、結構弱気というか不安げでダウナーな悩み人といった姿が印象的なアーキタイプです。
各タイプの詳しい解説については以下の記事をご覧ください。
では、続けて各タイプごとの違いについて見ていきましょう。
各タイプの性格について
詳しくは各タイプの解説をご覧いただくとして……ここでは各タイプの差異という点から性格を見てみましょう。
トライタイプ468
ある意味では最も直情的といってもいいですし、458と並ぶ激情家の多いタイプです。4−6の中では一番分かりやすく反応型やっています。結構直感的に物事を決める人たちですね。
他2タイプに比べて明らかにアクティブで直情傾向あり。明らかに周囲が見ないようにしている事実を言うときこそ、最高にハイになってます。
368あたりと並んで、周囲が「白」といっているカラスを平気で「黒」といえる人物。特にこっちはあえてそうする辺り、筋金入りの不正権威アンチです。
もっとも、その反応的すぎる側面が時として周囲の不安感情を必要以上にかき立てたり、逆に周囲から総スカンを喰らうことに繋がる可能性もあるわけですが……。
トライタイプ469
こちらは他2タイプに比べ、激情家よりも自信のなさが表に出る人が多いタイプと言えますね。自分に対してもっとも疑念を持っているタイプと言えます。
468や146がその直感力を周囲の善悪に使いがちなのに対し、こちらは自分探しに全力。自己表現と不安の二律背反、タイプ4とタイプ6の内部対立をもっとも色濃く体現している人たちと言えます。
自分探しの探求者ともいえる人物で、とにかく思考が内向きになりやすいのがこのタイプの特徴ですね。
自分に自信がなく、不安症な面がしばしば見られます。時にあまりの自信のなさから非常に受動的で「言われなくても気づいてくれるかな?」と大事な場面で待ちに転じる傾向も……
トライタイプ146
タイプ1の影響でちょっとピリピリしており、特に不安がりのタイプ6の影響もあって非常に完璧主義的で批判的かつイライラしやすい傾向がある人たちですね。
良いことと悪いことの区別をとにかくつけたがる人たちで、自分の中に絶対的な判断基準があるのが特徴ですね。468は探偵のように悪を暴きますが、このタイプはそれよりも……なんというかもっと厳粛に善悪を説きます。裁判です。
この善悪の制定こそが世の中や集団が道を踏み外さないための道標にもなりますが、同時に生きすぎる傾向もあり、時には自分の善悪観以外を全否定することもあるタイプ。
特に他者への口出しが非常に多く(完璧主義タイプ1や不安症タイプ6の影響)、またその裏では誰よりも自分自身に厳しい人でもあります。
トライタイプ468と469の違い
468:自信云々よりもとにかく激情的
469:自信がなく時折悶々としている
同じ反応型ですが、本能センターがタイプ8なのとタイプ9では大違いです。468は基本的に外向型、一方の469は通常ド内向ですね。
468は非常に主張がうるさいタイプです。とにかく自分の気持ちや意見に忠実ですね。一方で469はあまり自分の意見を言えません。その意見に自信を持てず、常に間違っているかもという気持ちを捨てきれないのです。
同じ感情的なタイプですが、468は怒りや激情を出しやすい一方、469は自信のなさや卑屈さがやや目立ちます。
トライタイプ468と146の違い
468:混沌寄り
146:ほぼ間違いなく秩序属性
468はどちらかと言うと混沌属性です。何のことかわからない方に説明するなら、主観的な気持ちや自分の気持ちによる善悪を良しとします。
一方の146は、結果的に主観に偏ることはありますが、少なくとも本人的には客観的に見た公の善悪(道徳や社会的な善悪観)を最優先に見るでしょう。
というか、146の方が明らかにピリピリしていますね。どこで爆発するかわからない468とは違った、秩序属性ならではの緊張感があります。
トライタイプ469と146の違い
469:内向的で楽観重視
146:他者にも口出しする客観重視
まずもって、469が自分から進んで他人に苦言を呈することはほぼあり得ないでしょう。そう言うタイプです。
一方の146は、むしろ苦言を呈さないことの方が珍しいと思われる人もいますね。不安と完璧主義の両属性持ちなため、とにかく物事に何か言わなければ気が済まないのです。
また自分の中に何かしら基準を持っている146が比較的スパスパ物事を決められるのに対して、469波優柔不断気味。にもかかわらず将来や今後の見通しは146よりも明るめのことが多いです。例えるなら、「自分はダメなやつだがまあなんとかなるか」といった感じでしょうか。
筆者:春眠ねむむ
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