【エニアグラム】トライタイプ145:研究者とは何者か

エニアグラム
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まあトライタイプは厳密にエニアグラムと言えるかどうかは意見が分かれますが……とりあえずそんなことはどうでもよろしい。

今回はトライタイプについて、△145、研究者(あるいは教授、リサーチャーとも)についてまとめていきましょう。

知識の収集に余念なし

センターホーナイハーモニクス3分類
本能追従合理防御
感情遊離反応防御
思考遊離合理攻撃

専門知識とかより詳しい情報、正しい知識が好きなアーキタイプ。無知、不確かであることを恐れ、そう思われないために自分を知識習得に駆り立てます。

研究熱心で知的なタイプの組み合わせであり、よく専門家の言葉や信用できるソースから得た情報を集めては使えるものを引用しています。

「自分は正しい情報や手順を知っている」「完璧な情報を得ている」と確信したいという望みが密かにあり、特に知識に対するプライドが非常に高いのが特徴ですね。

あかつき
あかつき

プライドの高さが災いして知ったかぶりをかましたり、自他の間違いに対して妙に厳しいところもありますけどね。

ある意味、一番頭でっかちなタイプ?

内向的で妙にピリピリ

このタイプの組み合わせは、おおよそ人と関わることを望む傾向が薄めです。そのため、多くの場合は「人と馴れ合うよりいろいろなことを学びたい」とか「人より本を友達にしたい」などと考えてしまいがちな人たちが多いです。

そのため多くはよそよそしく、下手をすると気難しい人たちです。

そんな人たちだからでしょうか?なんだか一緒にいてストイックさというか、ちょっと独特のピリピリした空気があります。

タイプ1がある人たちはどこかしらで高潔かつストイックな特徴を持っていますが、よそよそしい遊離型の4、5と合わさることでよりストイックな雰囲気が表に出やすいのかもしれません。

あかつき
あかつき

別に性格が悪いとか機嫌が悪いとかではないんです。向こうもある程度友好的だし普通に話してるだけなのに、なんかピリつくんだよなぁ。下手なことを言えない雰囲気と言いますか……

理解し教えることが本分

まあ正直、理解するだけでも十分楽しめています。実際、物事を知るだけで大満足という人もこの組み合わせには多いでしょう。

ですが、多くの人はその得た知識を使うことにも一定の興味を覚えます。例えば……というかぶっちゃけ人に教えることなんかはまさに天分ですね。

このタイプはちょっとヘンテコな人が多いし自分流の基準で物事を語りまくるしグッと我慢して世間様に迎合するタイプではありませんが、知識人としての資質は本物です。

テキストの文面や界隈の権威者の言葉を引用するのはただのスタートライン。そこから自分の中で色々と知識をこね回して自分なりの答えを叩き出していくのも得意ですし、時としてアマチュアの身で専門家や権威者を凌駕するロジックを導き出す人もいることでしょう。

まあとても実務的な人ではありませんが……そのぶん知識を人に教えたり導くのは得意な方です。

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トライタイプ145の弱点

ぶっちゃけ、超尖った人ですね。尖った人はめちゃくちゃ光る長所がありますが、そのぶん短所も尖ってます。それは、このタイプでも例外ではありません。

と言うのも、145の人たちは何かと完璧主義的でこだわりが超強いです。完璧主義者で(タイプ1)こだわり派で(タイプ4)、無能が露呈しちゃうと死んじゃう系(タイプ5)。これでこだわりまくらない姿がちょっと想像できません。

ちょっとの間違いも許せず、自分にも他人にもストイックでピリピリして接し、どれだけしんどくても正しい手順で正しいことを為さなければならないと自他を追い詰める。少なからず、彼らにはそういうところがあります。

また自分の無知が許せないため、ついつい知ったかぶったり知らないことを人に訊けなかったりする面もありますね。

あと実務面でも弱点は多くありますが……そのぶんアカデミックで知力は飛び抜けているので、活躍場所さえ間違わなければそこでカバー可能でしょう。

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基本タイプごとのトライタイプ145

基本タイプが1 (145、154)

非常に内気でありながら、タイプ1の中では感性や直感力が光る面があります。ですが気難しさも相応にあり、またタイプ1にしては珍しく情緒不安定な面を結構表に出してきます。

ですが本人の中では、感情と知性の間でかなりの葛藤を背負っています。そのため我慢できる範囲ではグッとこらえて我慢しますし、情緒不安定な面を誰彼構わず出すわけではありません。

また「自分の手に負えない」という状況やそうなってしまう可能性を嫌うため、よりタイプ1らしい完璧主義的な部分やストイックさが目立ち、やもすれば強迫観念に近い部分もあるかもしれません。あと、タイプ4の影響でまあまあ退行に近い状態になりやすいです。

145はちょっと気まぐれで「人類とは」とか考え始める哲学者タイプで、154はタイプ5のせいかとにかく孤独を好む傾向が強くなります。

基本タイプが4 (415、451)

知的で合理主義的な面を内包するタイプ4ですね。特に本能のサブタイプがソーシャル優位だと、ウィングはかなり5に傾きやすい傾向にあります。

科学的、実質的であり(特に451)、「有能に見られたい」というある意味タイプ5らしい欲求も結構強いタイプですね。人にものを教えるのも好きですが、やはりタイプ4らしく「自分なりの答え」に執着する面もあり、どこか自意識過剰なところがあります。

またかなりのこだわり屋でもあり、特に「自分は何が正しいか知っておかなければならないんだ」とまるでタイプ1みたいなことを言う傾向も見られますね。

おおよそタイプ4に見えづらい人たちですが、415は気まぐれだったりロマンチストで内省大好きだたりと、まだタイプ4要素が見られるかもしれません。451は一見するとほとんどタイプ5ですね。一応内省の仕方が自己探究に特化しており、その点はタイプ4らしいのですが……。

基本タイプが5(514、541)

おおよそ気難しく理想主義的でこだわりが強く、タイプ5というよりトライタイプ145として見たほうがしっくりくる人も多いですね。

自己保存優位になれば、こだわりの強さはより強烈に前に出ます。

理想と現実、感情と理性と、あらゆる面で二分化している人たち。そのせいか、しばしば自分の内面が2つに引き裂かれたような感覚に陥るとか何とか……。

特に合理主義者な自分とロマンチストで感情的な自分が脳内で延々と議論(下手すると罵り合い)することも多く、タイプ5の腰の重さや決断における慎重さがより目立ちやすいタイプでもあります。

514は自分なりの高い理想を持ち、自他をその理想に合致するかという観点から厳しく見ていくタイプで、やもすれば孤立主義者。一方の541は自分なりの基準やこだわりが強く、そんな自分を理解しない周囲を下に見る面もあります。

他タイプとの比較

筆者:春眠ねむむ
X :@nemukedesiniso
threads:@shunmin.nemui

 

 

参考書籍

 

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