今回はトライタイプの中でもアーキタイプにタイプ1、タイプ5を持つ人たちをまとめてみました。
正直ニッチだとは自分でも思いますが……まあこういう路線を進んでる当ブログ故致し方なし。とりあえず見ていっていただけるとありがたいです。
タイプ1、タイプ5の特徴はそれぞれ以下の記事をご参照ください。
アーキタイプ1−5の特徴
双方ハーモニクスの分類では合理型にして、理性的で無闇に感情を暴発させない抑圧タイプ。よって、この組み合わせの人たちは全員知識を求める傾向と正しさを追求する傾向が強い人たちです。
ある意味、真に知識人と言えるでしょうか。正しい知識を、正しい認識のもと、正しく運用することに対して一家言あるようなタイプと言えますね。
タイプ1:正確さを求める厳格な人
タイプ5:引っ込み思案ながら深い知識を求める人
この2つが合わさった結果、このタイプは冷静で抑圧的ながら、非常に厳格で知識豊富な、「厳しくも頼りがいのある人物」という顔を持つようになります。

またの名を頭でっかちとも言いますけどね。「自分の知識は正しい」という点に強い自信を持ち、プライドが高い面もあります。
ちなみにそれぞれのあだ名は
125:助言者
135:技術者
145:研究者
です。どれも一芸に特化した頭脳プレイヤーという印象がありますね
良くも悪くも効率<正しさとなる人が多く、とにかく超然としている反面正しさと正確さに固執するところが見え、その点が長所にも弱点にもなり得るひとたちですね。
またタイプ1が道徳的で倫理観の高い人物を目指す一方、タイプ5は孤立主義者で客観性と判断の正しさを重視します。
このため、時に倫理と合理主義の間で二律背反を起こしたり、自覚なく矛盾した行動を起こすこともあるようですね。
タイプ1の道徳者然とした立ち居振る舞いとタイプ5の一歩引いて見る態度が合わさり、何かと超然とした印象を与えやすい人たちでもあります。
各タイプの解説は以下をご参照ください。
では、続けて各タイプごとの違いについて見ていきましょう。
各タイプの性格について
詳しくは各タイプの解説をご覧いただくとして……ここでは各タイプの差異という点から性格を見てみましょう。
トライタイプ125
この中ではもっとも人に興味を持ち、自分の知識を人に提供することを嫌がらないタイプです。
アドバイザーとして人に助言することが天分であり、人と仲良くする方法、悩みを解決する方法に対して非常に強い興味関心を持つでしょう。なんだかんだ、気難しいけど気の良いタイプですね。
一方で手助けになることを望む過程で私情を軽視する傾向もあり、知識へのプライドの高さは他の1−5と同等。
むしろ人の良さと人付き合いの積極性の高さから、プライドから来る知ったかぶりや私情軽視が人々の目に止まりやすく、冷血漢や高慢といった評価につながり、内心結構傷つくこともあります。
トライタイプ135
目的達成までの具体的なプロセス、あるいは学んだことを具体的にどう実践するかという点に非常に興味を持ちやすいタイプ。
知的活動や細かな作業に対しては非常にタフで凝り性。目標達成まで細かな積み重ねを続ける生粋の個人プレイヤーです。
また、一見血も涙もない合理的タイプ。本人もそう自覚している面が見受けられますね。他との見分けは、「目標の達成意欲の高さ」でしょうか。
持ち前の細かさが仇となり、「木を見て森を見ず」となってしまう傾向もあるタイプ。またアドバイスに対しても合理主義すぎるあまり、「こうすればいいじゃん」と温かみも思いやりもない言葉をかけることも……。
トライタイプ145
孤高の哲学タイプ。ですがタイプ4の影響か、他の2タイプと比べてちょっと熱のこもった喋りをしがちです。
一方で知識の正しさに対する情熱もピカイチ。分析・学習屋でもあり、他タイプの「役に立つ」「目標達成」といった目的がなく、むしろ知識が目的になっているところがある人たちです。
未開の領域をとことん掘り下げ、物事のつながりや足りない部分によく気づきますね。
一方遊離型らしく一歩ひたところから批判めいたことを言うことも多く、元来の一匹狼な気質も相まって味方作りに苦労します。1人でいる充電期間が必要なのも孤立に拍車をかけているような……?

気難しさもアーキタイプ1−5中トップだったり?
トライタイプ 125と135の違い
125:人への超有用なアドバイスが本分
135:1人で黙々と目標達成に打ち込むのが本分
対人で大きな違いが出るのが、この2タイプですね。125は気難しさを内包しながらも人に向かっていきます。だってアドバイスが本分だから。
一方の135は人に興味なく、むしろ目標達成に向けた一歩を細々と考え、そこに向かって活動していこうと考えています。

アドバイスへの反応もちょっと違います。125よりも135の方がより率直で飾り気なく、容赦もないことを言います。125は「気持ちはわかる」とか言ってきそう
トライタイプ125と145の違い
125:人との関わりをある程度積極的にやる
145:そんなことより深めたい知識の深掘り
追従有利か遊離優位か。この差がとにかく大きいですね。125はタイプ5であっても人との関わりはある程度積極性を持ってやるでしょう。一方の145はほっとくとあっさり孤立します。
要は対人関係に入れる熱が違うと言うわけですね。145にとってはさほど重要でもないです。
125の方が人に重点を置いて、その人の役に立つ知識を集めたり提供しようとします。一方の145はとにかく自分が好きな分野になりがちですね。
トライタイプ135と145の違い
135:化学、技術といった実用的かつ目的に沿ったテーマに興味
145:オカルト、哲学など実用性よりも面白さ重視
主に興味を持つテーマに違いが出やすいですね。135の方が目的ありきで、自分の目的や目標を達成できそうな分野に強い興味を持ちやすいです。
一方の145は、あくまで自分の興味ベース。その多くはオカルトや哲学、歴史など、おおよそ「実用的な用途は無いよね」と言いたくなる分野をガンガン深掘りしていくことでしょう。
またどちらも孤立や個人行動を好みますが、135の方がより冷徹な印象を与え、145の方がまだ感情的な印象を与えます。
筆者:しゅんみん
Twitter:@nemukedesiniso
参考書籍
エニアグラムタイプ一覧
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