ENFP。良い意味でも悪い意味でもけっこう騒がしく、そそっかしい人が多いですよね。
実際、私も基本はそう思います。中には違う人もいますが。
で、今回はそんなENFPのサジェストの中に「裏の性格」なるものを発見しました。せっかくなので、この「裏の性格」とは何かを考えていきたいと思います。
普段のENFPの性格
まずいろいろ話す前に、普段のENFPを知らなければ話になりませんね。というわけで、早速彼らがどんな人なのか見ていきましょう。
本題ではないので、わかりやすくサクッといきますよ。
とりあえず陽の人
とりあえず陽キャです。楽しいことが好きで、遊んだり感動したりできる刺激ある日々を求めている人が多いです。
実際、エニアグラムでも楽観型タイプが大半ですね。陽キャ率の高さが伺えます。
無邪気
無邪気で少年少女やってる人も多いですね。無論、多くは良い意味で。
好奇心旺盛で楽しい人が多い印象が非常に強いです。
大量に案を出せるアイデアマン
彼らはそもそも、あれこれと思いつくことができるNe(外向直観)の人です。そのためか、とにかくアイデアの数はそこらの人には負けません。
いろんなことを思いつき、いろんなことが言えるのが魅力のひとつですね。
友好的
好き嫌いは当然ありますが、基本的に友好的で暖かみのあるタイプです。
慈悲や自分の両親に関連するFi(内向感情)が強いタイプで、人には優しく接するタイプと言えるでしょう。
あけっぴろげ
フリーダムな性格でもありますね。基本的にあけっぴろげで開放感があり、なんでも話せる感じの雰囲気をよくまとっています。
いい人なのもあって、好かれやすい性格なのは間違いないです。
締め切りや規則といった言葉が嫌い
おおよそ、ルールや規則に縛られるような性格はしていませんね。ぶっちゃけ嫌っているまであります。
ルールや縛りにとらわれず、のびのびやりたい人たちと言えますね。
ENFPの裏の性格を考えてみる
というわけで、ここからが本題。ENFPの裏側の性格について、ちょっと色々と考察してみましょう。
こんなひょうきんで面白い性格の彼らの裏には何があるのか……ちょっと小難しい話なんかも交えるかもしれませんが、考えていきたいと思います。
ザックリとまとめると、裏の性格は大体以下の通りになります。
・意外と繊細さん
・明るく振る舞っているのは実は半分虚勢
・実はどんな情報も信用していない
・意外と内向的
・考えすぎるところがある
・実は人付き合い<発見
以下、詳しく見ていきましょう。
意外と繊細さん
まず気になったのが、意外とこの人たちは繊細で傷つきやすいのでは?ということですね。
非常に行動的であけっぴろげな性格をしていますが、その裏では結構周囲から言われることとか自分のこととかを気にする人たちです。
エニアグラムでも、意外とタイプ4が多いんですよね、この人たち。
やはり繊細で傷つきやすいからこそ、楽しいことや面白いことに向かっていっているということか……
特にあるのが、自分へのコンプレックスや「実は暗いのかも」という自己認識。
なまじ内省ができるぶん、裏では自分のできないことや至らない部分を認識しています。
その結果として、「実は自分は暗い性格なのか?」とか「ダメダメな自分だが、せめてムードメーカーの役割だけは……」みたいに自分を追い詰めることもあるのです。
明るく振る舞っているのは実は半分虚勢
これはENTPとかにも言えることなのですが、彼らの明るさや楽しそうな振る舞いは実は半分虚勢。「明るく振る舞わねば」という義務感から来ていることもしばしばあるというのが正直なところです。
実のところ、このタイプは暗くてジメジメした場所がどこかにあります。とにかく明るく振る舞うことで、そのジメジメした部分を外に出さないように努めているわけです。
エニアグラム的な考察になりますが、この暗くてジメジメした部分を見なければタイプ7かタイプ2、直視すればタイプ4になるのかなと。
いずれにせよ、明るい人にも裏があるということですね。人間、なかなか明るいだけ・能天気なだけとはいきません。
実はどんな情報も信用していない
どんな情報に対しても、常に一定の距離を置いているところがあります。というか、決めつけるのを嫌うような人たちですね。
常に別視点から物を考える目も持ち合わせており、安易に決めつけず、柔軟性を大事にする傾向が強いです。
そのためある意味では情報を一切信用していないとも捉えることができますね。
特定の価値観に肩入れしたり特定の情報だけを信用することがないので、結果として共感的なイメージとは異なる側面として周囲に驚かれることもあるかもしれません。
意外と内向的
意外と内向的な性格をしています。というのも、このタイプは結構内省的な部分が強い人たち。E型でありながら、人からはどこか切り離された部分を持っています。
要するに心理的な壁ですね。あけっぴろげでありなが、その実あけっぴろげではない。矛盾していますが、そういう複雑なところを持った人たちです。
当然内心では人が嫌いというわけではありません。しっかりと交流したい意志を持っていますし、むしろ交流したがりなタイプです。
ただ、それとは別に閉鎖的でちょっと暗く、そして深い部分を持っているというだけの話ですね。
考えすぎるところがある
ENFPも人間なので、どうしても明るい部分ばかりではありません。暗くてジメジメした部分もどこかに持ち合わせています。
特にENFPの場合は、その暗い部分が考えすぎという形で出てくることがある傾向にあります。
繊細で感受性が高いタイプなので、結構人に言われた事とかやらかしたこととかを気にするんですよね。
で、あれこれとアイデアが浮かぶNe(外向直観)特有の枝葉を広げるような思考回路で、「もしかしたらこう思われたかも」とか「自分がやったことのせいであんなことになるのかも」とか、良からぬ方向に物事を考えてしまうこともあるわけです。
基本的に悩みとまともに向き合うことの少ないタイプなので、真正面から向き合ったときは特に大変。
悩みが悩みを呼び、精神的に参ってしまうこともあるでしょう。
実は人付き合い<発見
当然人付き合いは好きです。いろんな人と関わって、いろんな価値観に触れて、いろんな人と交流を重ねていきたいタイプの人たちです。
ただ、その裏では「いろんな情報や発見を得たい」という本音があり、むしろ人付き合いに関してはそっちが本命の人すらいます。
要するに、発見好きなわけですね。「この人はこういう人なんだ」とか「その人にはこういう価値観があるのか」みたいに、どこかで人をデータのように見ているところがあるかもしれません。
当然、だからと言って共感性や親密さが嘘というわけではありません。そこはお間違えのないように……。
実は結構奥深い
一見何も考えてなさそうな人でも、蓋を開けると色々考えていることは結構あります。
ENFPも同じですね。あけっぴろげで明るい性格の裏では、こんな感じに色々と悩みや暗い部分が存在しているわけです。
今回まとめた裏の性格を奥深さと捉えるかジメジメして嫌な奴と捉えるかは自由ですが、とりあえずこういう面があることを知っておくのもまた理解には欠かせないと思います。
といったところで、今回はここまで。
普通のENFP解説もやっていますので、よろしければそちらもご覧くださいませ。
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