「ISTJ 天然」と。ちょっと気になるサジェストワードを見つけたので、今回はそこのところを追っていきたいと思います。
しかし、何をもって天然呼ばわりされるのでしょうか?簡単に結びつくものではなく、かなり気になる人も多そうですね。
というわけで、早速色々考えていきましょう。
ISTJと言えば基本は優等生
天然要素を追っていく前にちょっと再確認。ISTJは天然というよりはかなり常識的なタイプのはずです。
ルールや常識をしっかりと守り、原則に則って論理的に物事を考え、何かしらの行動をする際には明白な理由や明確な根拠を大事にする人たち。そんな感じのタイプなので、いわゆる仕事ができる人たちです。
自分の責務を全うし、仕組みを理屈や効率性に則ってしっかりとまとめ上げ、無駄を削ぎ落として事実のみに忠実にソリッドに物事を考えていきたいと考えるタイプ。
そんな感じで、文字だけ見ると天然からはかなりかけ離れた、どちらかというと堅実で常識的、至って真面目でボケよりツッコミ。そんな感じで”普通の人”みたいな印象が強いですね。
そんなISTJがなぜ天然と言われるのか。一見すると意味が分かりませんが、一応思いつく理由はいくつかあります。
今回の趣旨は、その理由を並べ立ててみる感じになりますね。
ISTJ天然説の根拠
というわけで、ISTJが天然と言われそうな理由について考えていきましょう。
融通が利かなすぎる
原理原則を大事にしがちなSi(内向感覚)主機能ゆえか、ISTJはとにかく原理原則に囚われやすいところがあります。
例えば「誰も席を立ってはいけない」というルールが敷かれた中では、それこそ「お漏らししてでも絶対に立つべきではない」みたいな感じのお堅さがありますね。
要するに、例外を認めることがトップレベルで苦手なタイプです。柔軟に行動するのがどうしても苦手なわけです。
そういうところが天然ボケに繋がることは可能性として十分にあり、ある意味天然説を後押ししています。
ちなみに自分にも例外なくそのルールとか原則を適用させてますね。
そのせいで結構苦労しても、「そういうルールだから仕方ない」と思っちゃうとか思わないとか
過度な前例主義的
たまーに見かけるのが、事あるごとに「前例は?」と確認してくるISTJ。この手合いは、完全に天然ボケ入っていると言ってもいいでしょう。
なぜかと言えば、勝算を散々話した上で新しいことを始めるのに「前例は?」と質問したり、「前例がないのにやるのは無理だ」と拒否したり、おおよそTe(外向思考)が優位にあるとは思えないくらい理論性を放棄することがあるからです。
要するに、前例という確実なデータがないと行動に移せないと考えているわけですね。
こういったところが天然ボケとして発動し、周囲を困惑させることもあります。
「こういうものだ」という固定観念
これはISFJあたりにも当てはまるのですが、固定観念が強いタイプでもあります。Siの影響でしょうか?
例えば「箸は必ずどんな理由があっても右手で持つもの」とか「味噌汁の具は豆腐とわかめしか認めない」とか。
普通のISTJならば(苦々しく思う人もいながら)その辺に例外を付け加えることは多々あるのですが、例外を加えられない人も一定数存在していますね。だからこそ箸の持ち手を右に矯正される左利きが出てくるのです。
何らかの理由で右手が無い人に対して、「箸は右手でしか持つな」強硬派は何を思うのか?
個人的には結構気になるお題目です
「絶対こうだ」といついかなる時でも譲らず、結果として時代や変わっていく価値観に置いていかれ、天然ボケ扱いされる人もそれなりにいますね。
確信すると考えを変えられない
内向の知覚機能主機能型(要するにIxxJ)の悪い癖ですね。一度確信を持つと、なかなか自分の考えを改められません。
特にISTJは、頭の中で「こういうものだ」が出来上がってしまうと、その考えを改めるのに苦労する印象が強いです。
Siが強い人たちは、よほど強い根拠が無い限り(みんなに信奉されている常識や公式書籍の情報など)、簡単には正解を断定しません。
ですがそのぶん、「これが正解」となると、それを覆すにはそれまで集めた根拠以上の大きな証拠が必要となります。
周囲の状況や価値観が変わってもまだ価値観をアップグレードできずにいるという状況も意外と見ますね。
つまるところ
これらの情報をまとめると、要するに自分の考えや自分で導き出した正解が天然ボケに結びつく、ということですね。
ISTJはきっちりしてソリッドに物事を考える、かなりスマートなタイプです。ですが同時に、ちょっとお堅く価値観や考えに関して柔軟性に乏しいところがあります。
その柔軟性の乏しさから考えのアップグレードや切り替えが遅れ、けっかとして天然ボケ扱いされるわけですね。
もっとも、Siで導き出した正解の多くは、世間一般の常識や社会で正解とされることに根差しています。簡単に常軌を逸することはないタイプと言えるでしょう。
ですが、もし当人たちの考える常識が世間の常識と外れた場合、一気にボケキャラへと変貌するわけですね。
なんかズレた変なことをしながら、「前はこれが正しかった」「俺の中ではこれが常識だ」と言い続ける人、なかなかにシュールだと思います。
ISTJで天然ボケだの変人だのと言われる人はなかなかいませんが、いた場合は結構変な人でしょうね。
まとめ
ISTJはしっかり者な仕事ができるタイプです。
同じITJのINTJと比較するとそれこそ圧倒的に数は少ないですが、少数精鋭感がありますね。天然ボケを並べた際の天然具合は同レベルでしょう。
ボケキャラの印象が少ないタイプでも、このように見てみれば結構ボケ要素はあるものです。
ある意味、ボケキャラという視点で人を見てみても、それはそれで面白いかもしれませんね。
といったところで今回はここまで。
普通のISTJ解説もやってますので、よろしければそちらもあわせてご覧くださいませ。
筆者:春眠ねむむ
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