「ESFJは寂しがり屋である」「ESFJはお節介焼きである」と。そんな話をどこかで聞いた気がします。
今回はその辺の検証・考察回ですね。
ESFJは本当に1人では生きていけないウサギさん体質なのか、そして人に尽くしすぎてしまう鬱陶しい性格の持ち主なのか。その辺、ちょっと考えていきます。
ESFJ=寂しがり屋
まあ前例というか強烈な具体例は存在しますが、正直かなり危ない人なのであまりアテになりません。今回は除外しておきましょう。
というわけで、今回は書籍や他ブログ、世間の評判、データなどから引っ張ってきたESFJの性格をもとに考えていきますが……ぶっちゃけ寂しがり屋の可能性は普通に高いと思います。
人との関わりが大きな強み
ESFJの大きな強みは人との関わり方、他者との団結です。これはヤバい人でも普通の人でも人格者でも変わりません。
となれば、基本的に他者とのつながりがなければ意味がない。
ちょっと書籍から引っ張ってきてみましょう。
先入観:強い人間関係に結ばれないかぎりは、事をなせない
MBTIへのいざない:P209
これを解釈すると、「何かやるときは人と強く結びついておきたい」と考えるのがESFJと考えることができるわけです。
「人と結ばれていないと何もできない」
「誰かと一緒にいた方が物事を自信持ってなせる」
「人間関係の中に身をおかないと不安になる」
端的に言えば、ESFJはこういう事を言い出す人と見ることもできるのではないでしょうか。
これ、もう立派な寂しがり屋ではないですか?
エニアグラム的な観点から
ESFJとエニアグラムの相関に関しては別記事で紹介しております。そちらも合わせてご覧いただけるとより理解しやすいのかなと思いますので、よろしければ参考にしてやってください。
見ていただくとわかりますが、ESFJのタイプ2率は6割を超え、7割に達そうとしています。要するに、10人ESFJを並べるとそのうちの6〜7人がタイプ2というわけですね。
タイプ2は言ってしまえば人間関係重視のタイプ。人に優しく、親切に接することで自分に愛情を向けさせようとするタイプです。
極端に言えば、自分の素の姿に自信がなく、自己肯定感が低いタイプ。それを他者からの愛情で補おうとしている人たちなわけですね。
よって、このタイプは寂しがり屋が多いです。なぜなら、生き方が人ありきだから。人がいないと始まらないんですよ。
そんなタイプ2がESFJのほとんどを占めているのだから、確かにESFJが寂しがり屋なのも納得できます。
付け加えるなら、次点で多いのがタイプ6なんですよね。要するに「寄らば大樹の陰」タイプ。
こうやって考えると、ESFJがいかに人間関係や関係づくりに特化したタイプなのかがわかってきます
お節介焼きなのはマジなのか
さて、もうひとつ残ってますね。ESFJお節介焼き説。ひっじょーーーーにおもしろくない結論になってしまいますが、これも普通にありえる話です。
というのもこのタイプ、改めて言いますが人間関係重視のタイプなわけですね。
人間関係の基本は助け合いとコミュニケーションです。ESFJもその辺はよくわかっており、基本的に人助けや誰かに話しかけたりすることで、濃密な人間関係を築こうとします。
このタイプ、とにかく周囲への気配りや気遣いが非常に大きな強みに上がるタイプなわけですね。
モットー、経験から学んだ教訓:社交的で友好的な態度は、人と協調したり現実に即した対応を促す
MBTIへのいざない P197
信頼すること:人としての思いやりを示すような友好的で全員を巻き込むような関わり
MBTIへのいざない P203
全部同じ書籍ですが、大体こんな感じでしょうか。
おおよそ「人と関わることで良い状況を勝ち取れる」「人とのつながりが非常に大事だ」という思考になりやすいタイプなわけです。
実際、人間関係の構築や人間関係内での立ち回りが非常に上手いタイプでもあり、特に集団内で必要とされる存在や重要なポストにつくための政治力には目を見張るものがあります。
で、肝心なお節介について。
集団内の政治を無自覚にでもこなしていけるESFJは、実際多くの派閥に対して顔が広い存在になり得ます。
で、その政治の肝となる部分が、相手に恩を売ること。
当然、自覚のある無し関係ありません。というか大半は無自覚の善意によるものでしょう。
ただ、ESFJはよく人に恩を売ります。そうやって自分を相手にとって必要な存在に押し上げるため。あるいは組織に課せられた仕事をうまく回すため。
そうやっていくうちに、ついついやり過ぎてしまうことはあると思います。
で、そういうやり過ぎてしまった時に言われるわけですね。「余計なお世話だ」「いらないお節介だ」と。
これがESFJがお節介焼きとされる所以でしょう。
寂しがり屋もお節介焼きも悪い特性なのか
クソつまらない結論に至ったところで、最後にまとめも兼ねて、「お節介焼きや寂しがり屋は悪いことなのか」について持論をば。
結論から言うと、何も悪くありません。むしろ、そういう出しゃばりでいろいろやってくる人がいないとまとまらないチームも存在しますし、そこは組む人やチームとの相性なのかなと。
大体、こういうのが悪いことだとされているのもネットでそう言われているからに過ぎない、もっと言えば内向的で内気な人や効率主義(笑)に染まった人がそういうお節介を苦手で悪口を言っているというのが事の真相だと思います。
もう一度言いますが、悪いかどうかなど組む人とチーム次第です。どんな特性や強みでも、使い方や使う場所を間違えば話になりません。
と主観を大いに語ったところで、今回はここまで。
普通のESFJについての解説ページもありますので、よろしければそちらもご覧くださいませ。
筆者:春眠ねむむ
X :@nemukedesiniso
threads:@shunmin.nemui
コメント