まあ普通の解説にも最後にあるあるを追加していますが、今回はその内容のさらに詳細版。ESTPってどんな奴なのかを、改めて考えていこうではありませんか。
で、ついでにそんなあるあるから長所と短所を抽出し、より理解を深めていきましょうというのが今回の狙いになります。
ぶっ飛んで頭おかしい奴みたいに言われることも少なくないタイプですが、案外彼らなりの法則に従って生きている……のかもしれませんよ。
ESTPあるある
というわけで、まずはあるあるから考えていきましょう。
なぜか好き嫌いが激しく分かれる
彼らだって空気は読みます。ですが、肝心なのはそれを止めるような場面があった時です。
「自由に発言していいよー」と言われ、本当にその通りにした時、ESTPは大抵好奇の目で見られるか、差もなくば嫌われます。
なんというか、ぶっちゃけ度が明らかに他タイプより高いんですよね。同じTi-Fe軸のENTPと比べればぶっ飛び度はまだ多少、まあ控えめにはなっていますが、それでも存在感があるのは間違いありません。

包み隠さずものを言うので、時に場を凍りつかせることもありますね。当人たちに悪気はないです
あれこれ考えるのが面倒で「考えるより行動」となってしまう
このタイプは思慮深さを否定することは少ないです。むしろ一定の敬意を評します。
ですが、それを自分ができるのかと言われれば話が別。実のところ、即断即決に大きく偏った人物であることが非常に多いです。
結果として、とにかくアグレッシブに動き回ります。とにかく行動してトライアンドエラーを重ねる方が圧倒的に性に合っています。
「自分頭あんまよくないなー」とか思いながらも、結局その場の頭の回転や直感、衝動に頼りきりになってしまう。そんなのもESTPあるあると言えるのではないでしょうか。
周囲がなぜか変化に気づいてくれない
「あれ、なんかおかしいぞ?」とか、「なんか臭くね?」とか。そういう些細な変化に気付けるのは、主機能であるSeあるあるです。
ESTPも、当然その辺の観察眼は圧倒的に優れています。他所のブログ様でも言われていましたが、諜報員並の鋭さがあります。
そのため、結構「自分だけが危険に気づいている」「周囲が誰も気付いていない」という場面に出会すことが多いんですよね。
本当、その優れた五感には感服です。どうやったらあんな鋭くなれるのでしょうか?
なんだかんだ人気はある
型破りで破天荒なところがあるタイプではありますが、なんだかんだ周囲からの人気はある人たちが大きです。
というのも、この人たちは結構なコミュ強。気になった人、気に入った人には自分からぐいぐい距離を詰めることができますし物怖じしないので、人脈が結構広いんですよね。
また第三機能にF(大体はFe)があるため、何だかんだ本に書いてある印象ほどには人当たりがキツくないのも人気の理由(キツい人もいるけど)。
ともあれ、その人脈の広さとさっぱりした性格から、多くの人から連絡をもらえるのもESTPあるあるです。

ちなみに当人たちは自覚ゼロです。どうしてみんなが集まってくるのかよくわかっていないことも多いですね。
カリスマって大抵よくわかんないところから放出するものなんで……
運命とか未来とか嫌いで仕方ない
ある意味、Niが劣等にあるからこその反応と言えるかもしれません。未来とか運命とか、そういう言葉で縛られるのが死ぬほど嫌いな人たちです。
ある意味ポジティブなP型の極みですね。「先のことはわからない。無限の可能性があるのに、それを予測したり運命づけて固定することに何の価値があるのか」と。これは実際に知り合いのESTPが言っていた言葉の要約です。
なんだかんだ、思考<行動の人ですね。思慮には一定の価値を置きますが、一定に過ぎません。
最後に自分を決めるのは行動!ということでしょうか?
一日中家にいられない
とにかく行動派の人間にとっていちばんの地獄は何でしょうか?家にいること、遊びに行かないことです。
特にESTPにとって遊びがないのは致命的で、主機能Seの発露先がなくて地獄を見ます。
「あ、今日家から一歩も出てねーわ」と、こう呟いたESTPの目は、大抵濁っていることでしょう。
とにかくESTPは経験主義者。遊び、体験し、自分の経験値を増やすことに喜びを覚える人たちです。
そんな人たちが家に押し込められる時間ときたら、もう地獄以外の何でもないでしょう。
ルールは破るもの
基本的に、彼らにとってルールとは固っ苦しくて邪魔な存在です。ルールが自分の経験したことや見てきたものを否定するならなおのことです。
と言うわけで、しばしばルールを破ります。自分目線でより効率的な方へ、より現実的な方へ、そしてより自分の経験値を増やせそうな方へ食指を伸ばすのはもはやあるあるの筆頭みたいなところがありますね。
逆を言えば自分が感じたり見ていないものを想像するのは苦手ですが……まあ、そこは今関係ある話ではありませんね。
ともあれ、彼らにとってはある意味自分がルールです。自分が経験したこと、見たこと、これから多くを学べそうなものに向けてルールを破り、改変していく人たちです。
この辺、革命児体質と言われる所以ですね。
ESTPあるあるから見た長所と短所
ある程度あるあるが出揃ったところで、最後に長所と短所を簡単にまとめていきましょう。
長所
・行動力がすごい
・感覚が鋭い
・人脈が広い
・革命児体質
まず圧巻なのは行動力ですね。私的には、いちばんトライアンドエラーをうまくこなせる人たちだと思っています。
そしてそんなトライアンドエラーで得ていく経験値をため込むために、小さな変化を漏らさない感の鋭さも身につけています。
ついでに言えばFeのソフトな感じと当人の行動力が生み出す人脈の広さ。これも大きな力と言えるでしょう。
最後に、それらの経験・人脈・鋭い観察眼を総動員して革命を起こせる度胸。
これらが連動して機能し、自分の勢力圏や経験、物事を進める上での地盤を次々と広げていけるのが、ESTPの優れた点だと言って差し支えないでしょう。
短所
・短慮
・自分の経験以外のものを考えられない
・波乱を起こす
・浪費的
一方の短所はと言うと、やはり自分の見聞きして感じた以外のことを思いつけない思慮の足らなさと言ったところでしょうか。
ESTPは自分の経験していないことや実際に起きていないことを考えるのが苦手な傾向にあります。なぜなら、その辺りは自分の膨大な経験値でカバーするからですね。
一方ですぐに結果が出ない物、長期的で本腰を入れなければならない計画は苦手な傾向があり、すぐに結果を求めてしまうのも短所と言えるかもしれません。
また革命児体質と言えば聞こえがいいですが、非効率な権威体制に我慢ならないと言うことはそれだけ波乱を引き起こす可能性があると言うことでもあります。
さらに言えば、このタイプは華美だったり豪奢な物といった通常では手に入らない物=経験値が高そうな物に目がない傾向があり、この辺も場合によっては短所となって影響してきますね。
普通のESTP解説はこちら
というわけで、今回はあるあるから長所と短所を考えていってみました。やはり冒険家体質で経験値を多く手に入れるといった気質が非常に印象的なタイプですね。
そのぶん自分の経験値の外にあることを考えるのは苦手ですが、その辺りに関しては歳や経験値と共に理解が深まっていくのかなと考えていきます。
さて、長々話してしまいましたが、普通のESTP解説も以下ページにて行なっております。もしよろしければそちらもご覧くださいませ。
筆者:しゅんみん
Twitter:@nemukedesiniso
補足
参考書籍
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