【エニアグラム】タイプ4の囚われ「嫉妬」について

エニアグラム

エニアグラムのタイプ4は「個性的な人」の異名通りにちょっと変でよくわからない人。

ちょっぴりナルシストも入っているかと思えば突然自信をなくしてしょげてみたり、人前を避けて隠居してたかと思えば突然友達100人作ろうとしたり……正直よくわからない人たちでもあります。

そんなタイプ4の囚われは「嫉妬」「妬み」。

人にも世の中にも、様々なものに嫉妬にも似た感情を覚え、他と違って自分は……」と悶々としているのも、タイプ4が持つ顔の1つなのです。

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変わり者は生存戦略?

自分の気持ちに正直でちょっぴり詩的、場合によってはナルシスト気味だったり妙にプライドが高いところのあるタイプ4ですが、多くの人は自分に妙に自信がありません。

というのも、タイプ4にとって自分自身とは、変わり者でなければ生きる価値すらない存在。

自分にしかないオリジナルの才能を持っていて、しかもそれを活かせる環境でフルに活用し、そこまでやってやっと人並み以上に生きられる、と。

そんなわけで、タイプ4は本質的に自信がありません。
表面的には「私は選ばれた人間なんだ!」「お前ら凡人に何がわかる!」とお高くとまる人も多いかもしれませんが、裏では誰よりも自分の虚しさを実感していることでしょう。

あかつき
あかつき

「現実を見ろ」「夢ばっか語りやがって」が禁句なのも、ある意味変わり者という自分のブランドにしがみ付いていたいからなのかもしれませんね。


「お前はどうやっても普通の人間だ!いやそれ以下だ!」なんて全否定すれば、大体の人が泣き出すんじゃないでしょうか?

ともあれタイプ4は変わった人として生きると言いますが、その実「変わっていないと生きていけない」くらい思い詰めているところがあります。

他の人のように現実を見て普通に生きている限り、自分は普通の下位互換にすらなれない不用品。

だからこそタイプ4は現実も見ず、変わり者として特殊な才能に固執したり、自分探しにどハマりしたりするわけです。

言ってしまえば、変わり者でいることはタイプ4が唯一できる生存戦略。

普通に生きられないタイプ4は競合他社がゼロの、自分だけの自分しかいないフィールドを常に求めているのです。

「普通」や「当たり前」という幻想への嫉妬

さて、タイプ4が変わり者である理由を先ほど解説しましたが……次はその上で「嫉妬」との関係性について見ていきましょう。

結論から言うと、タイプ4は特に普通のものに対して強く嫉妬心を覚えています。

「自分は他の人と違って欠陥だらけでどうしようもない奴。それに比べて、周りはみんな真っ当な人生を生きて健全に育った健全な精神の持ち主ばかりだ!」

タイプ4の中には常に「自分だけが劣っていて、自分だけがダメ人間で、当然ながら自分だけが存在を否定されて、自分だけが不幸」という一種の思い込みのような気持ちを抱えています。

劣っていてみんなの邪魔になって、そしてみんなと違う世界を自分は生きている。
しかしタイプ4にとってそれは普通のことであり、「自分は確かに排除されて然るべき人間だ」とどこかで普通の人であること、普通の人と同じだけ人に愛される事を諦めているところがあります。

「私はみんなから理解されないし愛されない、頭のおかしい変人なんだ!だから変わり者として生きていくしかない」

「みんな楽しそうに立派に生きて羨ましい。でも自分はその仲間に入れない。変わり者であり欠陥品。普通にやってても不要な存在なんだから、せめて変人としてとことん目立って人の目を引きたい」

大体の場合は思い込みなのですが……それでも、タイプ4の中ではこれが現実です。

普通の人と比較して、ダメ人間すぎる自分にはない「普通」という最強の特性を持った周りに密かに嫉妬し、対抗するために変わった人でいる事に命をかけて固執する。

タイプ4が妙にジメジメしているのも変に気位が高いのも、結局「どうせ普通に生きられない」という悲嘆や諦めが原因と言えるでしょう。

あかつき
あかつき

要するに普通の仲間入りできなくて拗ねてるってわけです。

うまくいってる人や慕われてる人に嫉妬から誹謗中傷する人も、たまにですが見かけますね。無論、貶めるだけのマトモな理由なんてありません

対人関係も結構複雑

嫉妬心と普通に生きられない縛りもあってか、タイプ4の人間関係はかなり複雑。というか、ぶっちゃけめんどくさい人も多いです。

自分の本音を包み隠さずぶっちゃける時も、文字通りストレートにぶちまける人は少ないです

例えば切実な思いを作品や文章で気持ちを全部表現するか、やたら私的な婉曲表現にこだわるか、最悪な場合は嫌がらせや足を引っ張る事で表現するかもしれません。

あかつき
あかつき

好きになった人の悪口や誹謗中傷をぶちまけて嫌われる事で、「これであなたにとっての特別になれた」とニッコリする人も昔いたなぁ……

また、仮に誰かと仲良くなったとしても、なかなかに苦難は多いです。

タイプ4にとって自分は「普通以下で生きていても仕方のない人間」。本人たちの立場で言えば、そんなしょーもない奴を好きになるなんてミラクル、本来はあるはずもない出来事なのです。

「もしかしたら何かの気の迷いだったのかも?」

「そろそろ愛想を尽かした頃かな?」

と勝手にネガティブな予想を膨らませてしまい、むしろ好きな人だからこそある日突然縁を切る……なんてこともあるかもしれません。

あるいはある日突然理由もなく冷たく当たったり、突き放すような言葉が多くなることもあるかもしれません。

タイプ4にとって自分を好きでいてくれる人はありがたく感じる反面、本来いるはずのない夢のような存在なのです。

あるいは、近くにいてくれるばかりに「普通への嫉妬」をより強く覚えてしまうかもしれません。

あかつき
あかつき

まあ結局タイプ4の言いたいことはこういうことです。

「私の感情などわかるまい!わかるもんならわかってみやがれ!」


……果たし状ですか?

どちらにしても、普通への嫉妬心に駆られたタイプ4は人間関係が長続きしない傾向にあります。

その多くは相手がついていけなくなって愛想を尽かし結果でしょうが、自分から特に理由もなく縁を切ったケースも少なくはないのです。

自分の気持ちが現実とは限らない

これが、囚われから見たタイプ4の姿ですね。

「変わり者でもなければ、自分なんかが生きる意味がない」

そんな悲痛さから自分だけの才能や生き方に固執したり、人に対して天邪鬼というかめんどくさい態度をとってしまう。


そんなタイプ4の方に対して言いたいのは、まず「事実は思ってるほどネガティブでもない」という点ですね。

普通のことを当たり前にしている人たちも、裏では案外普通という特性に振り落とされないように必死にしがみ付いています。

そんな人たちからあなたに向けられた言葉も、決して軽蔑や侮辱ばかりではないはずですよ。

あとは……ちゃんとついてきてくれる人を大事にしてあげてください。

友人たちの中には、たまにあなた自身が考えている「個性という長所」をわかってなさそうな人もいるかもしれません。

ですが、むしろ「長所らしい長所も認識していない(あなたの長所を長所だとわかっていない)のにそれでもいてくれる人」というのは、実際かなり希少です。


いや……むしろ、そういう人たちほどその場の雰囲気や虚飾を抜きにした、「本当のあなたをわかってくれている人たち」かもしれません。

わかってくれている人=あなたのアピールしている個性を褒める人とは限らない」というのはなかなか認めたくないものでしょうが……間違いなく事実です。

自分にもわかっていない才能、個性、良さを見出す人も中にはいるのです。

そういう人たちのことを拒絶するのではなく、ひとまず認めてあげてください。

  • 自分らしさとは探すものではなく気付くもの
  • あなたが考えるほど、普通の人はマトモではない

いろいろ課題があるとややこしくなりますが……さしあたって、まずはこの2つから意識していってはどうでしょう?

「わかってくれる人」「わかってくれない人」だけが世界のすべてではないのです。

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