【エニアグラム】3つのセンターの否定点とは

エニアグラム
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エニアグラムには、否定点と呼ばれるものが存在します。

多分、このブログに遊びに来てくださる方はご存知の方も多いでしょうが……ともあれ「よくわかんない」という方がいらっしゃることを信じ、今回は否定点について説明していきましょう。

3つの否定点

まずは上の図をご覧ください。そう、センターですね。否定点には、この3つのセンターが関わっています。

センターについては以下のページにまとめてますので、よろしければそちらもご覧ください。

否定点を一言で表すならば、この3つのセンターの真ん中にあるタイプ、すなわちタイプ3、タイプ6、タイプ9を指します。

タイプ9:本能センターの欲求を否定(主張しない)
タイプ3:感情センターの感情を否定(本心を捨てる)
タイプ6:思考センターの思考を否定(思考停止)

ちなみに否定点という言い方は公式からは見受けられず、この辺退行と同じ匂いを感じますね。

さて、せっかくそれっぽい記述を見つけたので、ちょっと凄まじい値段のする本からそれぞれのタイプの否定点たる所以を引用してみましょう。

タイプ9

このタイプは、本能的欲求と環境と関わる能力の両方に接触していない。これは、タイプ9が環境によって影響されたくないとしているところからくる。

イプ3
タイプ3は感情の三つ組(感情センター)における根源的タイプであり、自分の感情面での生活ともっとも接触を失っている。これは自分がもっとも効率的に機能するために、自分自身の感情と本当の欲求を脇に置いてしまうことを学び取ったからである。

タイプ6

彼らは、信頼した人物、精度、信条体系などを考慮せずに自分自身で決断し、行動する能力とは、もっとも接触を失っている。ある意味で、タイプ6は、自分の頭、言い換えれば、自分自身のものでない考えを参照せずに何をするべきかわかる自分の能力を信頼することが難しい。

参考文献

要するに、こういうことですね。

タイプ9:自分の欲求も外部との接触も絶っている。影響されると乱されるから。

タイプ3:自分のニーズと本心から切り離されている。そうやることで効率的に称賛を得るために動けるから。

タイプ6:ものに頼らず自分の頭で決めることが難しい。自分で考えて自分で決めることが鬼門。それが悪いことだと思っている。

あかつき
あかつき

ちょっと根源的欲求や根源的恐れを混ぜていくスタイル!

こうやって人を「全然違う意訳してる」と幻滅させていくんだろうなぁ

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各タイプの否定点としての動き

タイプ9

タイプ9は「周辺環境とつながっていたい」と思いつつも、その実周辺環境から自分をシャットアウトして「波風の立たないつながり」だけを厳選しているタイプですね。

自分も相手も波風を立たせちゃダメ。本能センターが持ち合わせている強いエネルギーを使って周囲に自分を表現するなどもってのほか。

そんな感じで、タイプ9は本能センターらしい感情(怒りや自己主張)から過度に遠ざかり、自分の本心を捨てて周囲に合わせようとするのです。

タイプ3

タイプ3にとって自分の生存戦略は、「周囲の人に認められ、称賛されることによる自己の確立」。それ以外は不要なことで、周囲に認められるための最大効率をいつも気にしています。

極端な話称賛につながらないことは無駄なことですし、自分の本能や本音など称賛を浴びることの前には無意味もいいところです。

結果として感情センターが持ち合わせる感情を捨て去り、「周囲に認められなかったらどうする」という恥の感情以外を無駄なものだと断じてしまうわけですね。

タイプ6

タイプ6にとっての世界観は、「自分レベル1、周囲はレベル100」。これにつきます。

だからレベル1の自分の決断や動きは意味がなく、その他の強そうなレベル100の人たちや価値観、信念や信条と言った外部ソースを基準とした考えしかできなくなる。というかそういう考え以外を無駄と考えてしまうわけですね。

タイプ6は思考停止と表現されている場面は多いですが、その思考停止の理由は「自分なんかが考えたところで」という一種の諦観・絶望にあると言ってもよいでしょう。

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それぞれの感情が強すぎると否定点になる

ここで、各センターの取り扱う感情を見てみましょう。

本能センター感情センター思考センター
怒り不安
自立を求める関心を集めたい安全を得たい

タイプ9はある意味では「自立したい」という気持ちや怒りが強すぎるため、自分を抑圧して周囲との調和を望みます。

タイプ3は強すぎる恥の感情と関心への熱望から、自ら感情を捨て去ります。

タイプ6はその強すぎる不安や安全欲求から周囲の安全だと思えるものに飛びつき、それに同化するために自らの思考を否定します。

このように、強すぎる力は制御が難しく、結果としてそれらの力を封じてしまう力が発生するようですね。

「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉はありますが、案外人の感情は行き過ぎれば自ら封印してしまうものなのかもしれませんね。

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筆者:春眠ねむむ
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参考書籍

 

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