サジェストをいつものように漁っていると、こんなのを見つけました。
「ISTJ 怒り方」
なるほど、ちょっと面白そうですね。確かに、ISTJみたいな寡黙そうな人が怒る姿、想像するのもなかなか難しいです。
というわけで、今回はちょっとISTJがどのように怒るのか、また彼らのストレス源はなんなのかを考えてみましょう。
ISTJのストレス源
例の如く公式書籍を引用しながら、まずはISTJ(というかSi主機能)のストレス源を見ていきましょう。
大体大まかなものをまとめると、彼らのストレス源は以下の通り。
・無理ゲーな納期
・他人のやり残した仕事が自分に悪影響を及ぼすこと
・突発的に、あるいは何の説明もないまま変化を求められること
・明らかに非効率なやり方を強制されること
・ブレーンストーミング
・とにかく即座に行動を求められること
・結果を想像するよう求められること
SJらしく、責任感が強く実直、かつ腰が重く慎重な感じが伝わってきますね。一方で、やはり想像力やもしもの世界を話されたり考えることを求められたりはストレスになりやすい様子。
さて、では軽くまとめたところで、ここからは例えばどんなものや状況、人がストレッサーになるのかを見ていきましょう。
1.テキトーな人は断固NG
補助機能にTeがあるせいか、ISFJ以上にテキトーな人はダメそうですね。
例えば与えられた仕事をしない人とか納期を守らない人、あるいは考えなしに無茶な納期を押し付けてくる上司、コロコロいうことが変わる人など、こういう人たちは基本的に苦手な印象が非常に強いです。
何だろう。言うことが二転三転するたびに目が死んでいく姿が想像できてしまいます……
きっちり、誠実に、実直にがモットーなので、その逆をいく人とは相性が悪いと言えるでしょう。
2.時間や約束を守らないのはギルティ
テキトーな人の中でも、特にダメそうなのが時間や約束にルーズな人たち。
日本人はそう言う人たちの存在そのものを否定する過激派が多いですが、もしかしたらSi主機能勢がそれだけ多いのが原因かもしれませんね。
ともあれ、彼らにとって約束事は原則絶対です。万一適当な理由ですっぽかすようなことがあれば、その時から「そういう人」として認識されてしまうことになるでしょう。
3.変化や変更は死ぬほど苦手
まあ、仕方ない時は仕方ないです。彼らもそれはわかっています。ですが、わかっているのと快く受け入れるかどうかは別。
ISTJにとっては予定変更や全然話と違う状況は、特に苦痛になるかもしれません。
それこそ急な予定変更を迫られた瞬間、インザグリップが一歩近づくような、そんな強いストレスを覚えてしまっても不思議はありませんね。
4.N主機能とは仲良くできない?
決して仲良くできないとか分かり合えないわけではないと思いますが、直観機能を主機能に持つタイプとの信頼関係構築は、それこそ前知識がないと難しいと言えるでしょう。
というのも、ISTJにとって大事なのは具体的な手段や現状どうなっているか。余計な推察や予測などお呼びではないのです。
たらればや今後の予測が得意なN型とは、ちょっと折り合いがつきづらいかもしれません(こう言う言い方は好きではないけど)。
もしあなたがN型でISTJと関わる機会があれば、前知識として「具体性がないと信じてくれない可能性が高い」というのは知っておいていいかもしれませんね。
5.即座の行動はかなり厳しい?
内向型全般に言えることですが、基本的に見切り発車は苦手です。
特に知覚機能が主機能になった場合(IxxJ型)はさらにこれが厳しいようで、ISTJも例に漏れず結構即座の開始は苦労しています。
当人と思しき人曰く「行動するには心の準備をして、その後スイッチをオンにしてからでなければ動けない」とか何とかで。
「思い立ったが吉日」とはいかないタイプの1つですね。
ISTJの怒り方考察
さて、ストレッサーについていろいろと解釈を垂れ流したところで、続けていよいよ怒り方について考えていきたいと思います。
ここに関してはもはや私の考察と主観しか入っていないので、予めご承知おきください。
怒り方が冷たいと言われる理由
まずはじめに、切れて罵詈雑言を浴びせるといったことは基本的にしないでしょうね。多くは注意や冷静な叱責から入るか、そうでなければ突き放す形で怒りを表明するか。
「怒り方が冷たい」と言う意見がたまにありますが、その多くは上記のような怒り方に要因があるでしょう。
要するに、基本的に怒りに身を任せることをよしとしないタイプということですね。
キレても態度に出やすいというか、暴言とか殴るよりも机をバシっと叩きそうな印象がある人たちですね
基本は冷静さを保つ
最終的には態度に出すとはいえ、そんなちょっとしたことですぐにペンを投げ捨てたり受話器を叩きつけるように電話を切ったりするのが日常茶飯事ではありません。あんなのは、基本的に最終形態です。
基本的にどうしてるかというと、自分が何に不快感を覚えているかを明白に口にする。これが基本でしょう。
相手との関係を長く続けたいと思っていれば注意や叱責、別に断ち切ってもいいと思えば嫌味や皮肉といった形で言葉が出ます。
そう、始めは言葉です。というか、基本的に言葉です。
いよいよブチ切れた時にも、基本的に態度は冷静。目はさすがにヤバいことになっているでしょうが、態度や表情は基本的に動きません。
明確に文句を言う=まともに関われない可能性大
基本的に声を荒げることはありませんが、一応今後も関係をまともに構築できるか、それとも難しいかの分水嶺はあります。
それが、明確にこちらに対して文句や嫌味を言うか、それともまだ苦言の範疇で収まっているかです。
例えば「頼むからこうしてくれ」みたいな言い回しでは、まだ望みがあります。
明らかに皮肉や嫌味を混ぜたり、「マジで何してんのお前?」みたいな言い回しが増えていれば、もう関係修復は危ないかもしれませんね。
何にしても冷静なタイプですが、それでも相手を許す/許さないの区別は比較的つきやすいタイプです。
望みがあるなら何とか釈明や謝罪をして、次につなげたほうが利口かもしれませんね。
やったことはだいたい覚えている
Si主機能の恐ろしいところです。やったこと、やられたことはだいたい覚えています。特に怒ったことに関しては、明確に覚えている可能性が高いでしょう。
基本的に明確に態度には出さないため、怒りの表明なんかはスルーされることが多いタイプです。ですが、こういうの、やられた側は忘れられないんですよね。
ましてや主機能Siは、記憶力にも優れている一面があります。ISTJにとって、自分の怒りを軽視された経験は忘れられない傷になるでしょう。
まあ過去私が怒ったのを見たのはISFJですが……あの人たちの「昔こんなことがあったよね?」という言葉を聞いたことがありますか?
向こうが明白に覚えている分、非常に怖いです。嫌でも当時の記憶をほじくり返されます。
多分ISTJも、限界迎えると同じことをするんでしょうね。
普通のISTJ解説はこちら
さて、そんな感じで長々とやりましたが、当然普通のISTJ解説も行っております。
よろしければ、以下のページもご参照くださいませ。
筆者:春眠ねむむ
X :@nemukedesiniso
threads:@shunmin.nemui
コメント