【エニアグラム】タイプ6の囚われ「恐れ」について

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「忠実な人」の異名を取るタイプ6は、二面性の強いタイプとしてしばしば書かれています。

「責任感が強く忠誠心が強いが、同時に疑い強く反逆のトリガーを引きやすい」

今回は、そんなタイプ6の二面性の原因、「恐れ」の囚われについて見ていきましょう。

このタイプ、わかりにくいようで案外人間らしくて面白い人たちです。

タイプ6の解説はこちら

素は弱いモブキャラ

まずは、タイプ6から見たこの世界を見てみましょう。

タイプ6にとってこの世とは、ズバリ恐ろしい化け物だらけの魔窟です。

タイプ6の体感をRPGのような剣と魔法の世界に例えるなら、「始まりの村を後にして意気揚々と魔王退治の冒険に出てみたが、周りを見渡せばラスダンのヤバいモンスターしかいなかった」みたいな感じでしょうか。

あかつき
あかつき

いや無理ゲーやん……

レベル1ひのきのぼう装備で、どうやったらキラーマシンとかグレートドラゴンに勝てるんですか……

ともあれ、そんな自分ではどうしようもない状況を見て、タイプ6はハッと悟るわけです。

「自分は勇者ではない」

こうしてタイプ6は主役としての人生を降りることにして、ひとまず自分の代わりに魔物を倒してくれる勇者を探しにいくのです。

苦労して自分を守ってくれそうな勇者を見つければ、あとはその勇者に前線を任せ、勇者様の指示のもと、自分は支援と裏方に精を尽くすのみ。

こうしてタイプ6は、自分の心身の平穏を手にすることができるわけです。

あるいは「いや違う私こそが勇者だ!」と自分を奮い立たせる人も中にはいますが……結局どこかしらに不安を抱えていることも少なくありません。

この場合も案外どうにかなることも少なくなく、「自分こそ勇者!」と自分を奮い立たせ、数々の困難と戦って行く勇気を絞り出す人もいますね。

何にせよ勇者と信じた人、あるいは「自分は勇者だ」という強い自己暗示に対してはとにかく忠実。

タイプ6にとって勇者様……もとい「あらゆるものから守ってくれる存在」は、化物だらけの地獄から自分を守ってくれる唯一とも言える希望の星なのです。

これがタイプ6に勇気を与えてくれますが……同時にタイプ6の心を狂わせることもあるのです。

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絶対的な正しさを信仰する

タイプ6の忠誠心は、見方を買えれば信仰心とも言える強い信頼や依存から来ています。

「この人(この正義)を信じてさえいれば大丈夫」

「もしこの人に嫌われたら、自分は危険な世界に置いてけぼりだ……」

「自分は勇者だ!勇者じゃなければ生きていけないんだ!」

と、タイプ6の心境を端的に表すと、上の通りになるでしょうか。

要するにタイプ6にとって信仰の対象は絶対的に正しく頼もしく、自分を守ってくれる存在。

逆を言えば、万一でも正しくなかったり自分を守ってくれなかったなら、自分が他に何を信じればいいか分からなくなるのです。

心強い仲間、社長、常識、「強く賢い」という自己イメージ、金と権力……

タイプ6が何を信仰しているのかは人それぞれですが……タイプ6にとって自分が信じた正義が間違っていることも、正義が自分たちを裏切ることも、自分が正義に背くことも許されません。

だから信じたものが壊れそうなときは、何をしてでも守ろうとします。

日本人は議論ができないという揶揄の言葉がありますが、「自分の信じる正義が脅かされる」という恐怖感に端を発しています。

異教徒排除にもつながることが……

不健全に傾き始めると信仰もより強くなり、別に敵対していない相手にも過剰反応して排除、あるいは数の暴力によって「自分たちがいかに正しいか」を周囲にアピールし始めるかもしれません。

健全さを損ない自分たちの正しさを証明することに囚われたタイプ6は、「自分と同じ者は正義、自分と違う者は悪」という短絡的な考えに行き着くことも少なくないのです。

あかつき
あかつき

あー、なんか日本人が議論苦手な理由がわかりましたよ。

違う意見を述べれば敵。敵だから悪い奴だと自他に言い聞かせなきゃならない。確かにこりゃ無理だわ

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どこかで信じきれない

良くも悪くも信じたものに忠実でなければならないタイプ6ですが、同時に「信じたものが嘘なら自分たちは生きていけない」という強迫観念にも囚われてしまっています。

だから、信じた正義や人々が裏切らないように、少しでも相手に忠実になろうとします。

いい方向に向かえば善良でルールに忠実な模範的な人、仲間のことを第一に考える本当の意味で利他的な人物になったり、悪く働くと会社ではパワハラや違法労働にも黙って耐えたり、納得できないことにも表面上は笑ってついて行ったり……

タイプ6は、信じたもののために自己犠牲すら厭わない面があります。

が、そんな「裏切られたら嫌だ」「敵に回すのが怖い」なんて思いで自分を犠牲にしていれば、自然と万一裏切られた時のこともついつい考えてしまいます。

「本当に守ってくれるの?」

「実は裏切ったりしてないよね?」

といった具合でしょうか。

もしも信頼に足る最低基準を下回ってしまえば、タイプ6は信仰の対象から逃げたり、場合によっては恨みや敵視の目線を向けることもあるかもしれません。

あかつき
あかつき

まあこの試し行為もある程度健全かどうかに大きくかかっていて、ものすごい不健全な人だと「合格ラインが100点満点中500点」とかになって確定で嫌われることもありますね……

抜き打ちの信用度チェックで落ちた相手を、もはやタイプ6は味方とは認めません。

大方音も立てずに相手から逃げ出すか、最悪のケースでは徒党を組んで鬼のような形相で袋叩きにしてくるかもしれません。

信用と憎悪はコインの表裏。これまで捧げていた無二の信用は、抜き打ちチェックや唐突な不信感から強烈な嫌悪感に変わります。

ですがそんな嫌悪感も、新しく据えた信仰対象が「信用置けない」となると、「もしかしたら元いた場所が自分たちにとって最良かもしれない」と思うようになるかもしれません。

タイプ6は人を嫌うことも多いですが、嫌いな対象は大抵少数です。

信仰対象への依存と疑念。信じられなくなった相手への怯えと反発。敵を絞ることによる信仰対象の交代。

これらが書籍で「卓上のピンポン球」と言われる所以のひとつです。

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まあお茶でも飲んで落ち着きましょう

多様性の否定、被害妄想、悪感情の暴走etc……タイプ6の不健全の要因はいくつもありますが、根本さえどうにかすればひとまずそれらは一旦落ち着きます。

とにかくタイプ6を不健全たらしめているのは、「不安感からくる恐怖の感情」。つまり囚われそのものです。

タイプ6は、常に余裕がありません。

何をどう成功しても次の不安や立場が崩れる心配をついついしてしまったり、反対意見や違う価値観の人を「敵だったらどうしよう」と考えてしまったり……心配性が悪く働くとこのようになってしまいます。

とにかく精神衛生上の健康を手に入れること。これがタイプ6にとって一番大きな課題になります。

まずは苦く熱いお茶でも飲んで、瞑想を始めるのがいいかもしれません。特に瞑想は書籍でも言及されている手法です。

これはヘッドセンター全体(タイプ5、タイプ6、タイプ7)に言えることですが……どうにも不安を意識しすぎて脳に余裕がありません。

あかつき
あかつき

荳榊ョ峨□繧峨¢縺ァ豁サ縺ォ縺昴≧縺ェ繧薙〒縺吶¢縺ゥ蜉ゥ縺代※縺上□縺輔>(すべてが不安すぎて自分でも何が言いたいかわからない人の声)

特にタイプ6は不安だけで脳と精神が擦り切れそうなほどの負荷になりがちなので、まずは空にし、自分が本当は何を恐れ、何を求めているかを考えてみましょう。

とりあえず心頭滅却が難しいなら、まずはろうそくの火を思い浮かべるのがいいかもしれません。

もしかしたら不安で見えていなかった、別の何かポジティブな発見や打開策が見つかるかも……

当然瞑想への過信は禁物ですが、少なくともマイナスにはならないはずです。

他にも散歩やスポーツ、家庭菜園などなど……まあ何でもいいですが、主に体を動かすようなことに没頭してみるのもいいかもしれません。

頭を一旦空っぽにした方が、不安や恐怖を抜きにした目線からいろいろ見えてくるかもしれませんね。

筆者:春眠ねむむ
X :@nemukedesiniso
threads:@shunmin.nemui

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