今回はトライタイプの中でもアーキタイプにタイプ1、タイプ6を持つ人たちをまとめてみました。
正直ニッチだとは自分でも思いますが……まあこういう路線を進んでる当ブログ故致し方なし。とりあえず見ていっていただけるとありがたいです。
タイプ1、タイプ6の特徴はそれぞれ以下の記事をご参照ください。
アーキタイプ1−6の特徴
あえて一言で申し上げるなら、完璧なルールを求める、保守的で熟考型のマイルール主義者といったところでしょうか。
このアーキタイプの持ち主は、外面は大人しいことが多いです。ですが内面では非常にうるさいくらいに頭が働いており、常に自分なりの完璧なやり方や攻略法を求めています。
タイプ1:完璧主義で几帳面
タイプ6:従うべきルールが欲しい
この2つが合わさることにより、「完璧でなければならない」「善良でなければ生きる価値無し」と自分に言い聞かせる傾向があり、正確で責任感が強く頼りになる反面、自他を非常に追い込みやすい性質を持っています。
ちょっとややこしいかもですが……この人たちはルールや常識を積極的に守ろうとする保守派ですが、同時にそのルールの範疇では常に改革を求める革新派の一面も持ちます。
ちなみに2つ名は
126:援助者
136:監督
146:哲学者
です。一見何のつながりもありませんが…………やべぇ、特につながりが思い浮かばねぇ
改革意識はありますが、基本的にそれらはルールや社会常識、周囲の期待の範疇だけ。よほどでもない限り課せられたルールや常識は守るタイプ。ここが1−5や1−7のアーキタイプとの大きな違いになるでしょう。
また、自分が矢面に立って改革を進めていきたいタイプ1根性と外部のルールや要求に従いたいタイプ6の気持ちの間に矛盾を孕んでいるタイプでもあります。
よく見ると所々に焦りが見えたり矛盾したような物言いがあるタイプでもあり、実は内面では色々悩んでいる人たちですね。
では、続けて各タイプごとの違いについて見ていきましょう。
各タイプの性格について
詳しくは各タイプの解説をご覧いただくとして……ここでは各タイプの差異という点から性格を見てみましょう。
トライタイプ126
125と比べればそうでもないものの、実はこのタイプ内では実行犯よりアドバイザー寄りと言える人たち。というのも、人助けや人間関係構築には積極的ですが、そのほかのことに対してはちょっと一歩引きたがる面があるようです。
善人志向が強く「自分は善人でなければ生きている資格はない」とすらどこかで考えているところがあり、そのため1−6の中では特に人間関係構築に積極的です。
お節介焼きでしばしば自分の中の不安や恐怖を打ち消すために人間関係の構築を試みますが、同時に自意識が高く自分の介入や存在による影響を(主にネガティブ方面に)過大評価し、しんどい思いをすることもあるようですね。
また、ちょっとお節介焼きで色々と気を回しすぎる点、追従型らしく自分ルールにうるさすぎる点があるのが玉に瑕です。
トライタイプ136
人助けとかお節介よりも、とりあえず結果を出せる分野で実行犯のリーダーをやるのが上手い人。また、そういうのに本人たちも積極的です。
周囲・特に権威者に自分たちがどう見られているのかに妙に鋭い面があります。これも成功志向で自分がうまくいっていると見られたい面から来る強みでしょう。
仕事に集中して結果を求めることでタイプ6の不安を打ち消そうとするワーカーホリック体質。そのため仕事が行き詰まったりどいつもこいつも言うことを聞いてくれない場面には結構弱いです。
また、自分ルールに従わない人には恐怖政治を敷くところもあり、「モラルや善性よりも結果」という面が見えやすいタイプでもあります。
トライタイプ146
126と同じくモラルを気にする面がありますが、なんというか126より一歩引いた印象が強い人たちです。126が実際に人を助けるのに対し、こちらは「モラルとは」と名前通り哲学を展開するタイプでしょうか。
どのタイプよりも「裏ボス」「裏に潜む煽動者」みたいな立ち位置に憧れるタイプでもあり、正しさや不安を引き起こす理由を探すことにとことん力を注ぎます。
誠か嘘かはさておき、Ni持ちを名乗る人が多そうですね。実際それっぽいことが好きなタイプですし。
……うちの筆者によるNi解説、本物も含めて多分見るべきじゃないんだろうなぁ。妄想とか言っちゃってるもんなぁ……
「正しく見ること」には一家言あり、とにかく間違った認識と感じたりじっさいそういう講釈を垂れている人を見ると我慢できないのが良さでもあり悪さでもあります。
自他の正しさを常に問いただすので、自分も周囲も疲れやすい面がありますね。
トライタイプ126と136の違い
126:人道主義で人助けに積極的
136:結果主義で現場指揮に積極的
そもそも同一のアーキタイプに見えないこともあるかもしれません。126はタイプ1の人道主義的な一面を、136は完璧主義的な一面をタイプ6によって強化されています。
126の方が結果は後回し。人助けを優先し、助けた人の大成を見る方が好きなタイプ。一方の136は大成したチームの実行部隊のリーダー的な立ち位置を好みます。
どちらかと言うと136の方がタイプ1的な「うるささ」「厳格さ」を感じやすい、そんな両タイプですね。
トライタイプ126と146の違い
126:兎にも角にも人助け、人を導く
146:どこか独立しており、下手をすると孤立的
人にグイグイ近くタイプ2と遊離型のタイプ4の違いがよく現れる、そんな組み合わせですね。
と言うより、明らかに146の方が内向的です。自分の殻に閉じこもっているような印象をどこか与えます。救助者と哲学者の差を考えた時のイメージ通りと言っていいかもしれません。
先ほどもチラッと言いましたが、126が人を助ける一方で、146は「人助けとは」という定義を考えています。
トライタイプ136と146の違い
136:兎にも角にも結果を出す
146:そもそも結果について考える
ここにも外向・内向の大きな差があります。どちらかと言うと136はISTJ・ESTJ的な厳しさがありますが、146はあかつきちゃんの述べた通りNiっぽいです。得意分野が違いすぎます。
136はとにかく人(特に上層部)に認められる結果を出すエキスパート。それに対して、146は「自分のやろうとしていることは正しいのだろうか」「そもそもこの場合の結果とは」と自省を始めるため、違いは比較的わかりやすいと言えるかもしれません。
そもそも136は(126も)自省なんて大っ嫌いです。それを146は当たり前にするため、そこで両者に大きな違いが出ます。
筆者:春眠ねむむ
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