文字通りですね。想像回です。
INFJと言えばその希少性ゆえ、「ホンモノだ!」と確信持って言える人には片手で数えるほどしか会ったことがありません。
であると同時に、なんだかヤバくて危なそうな雰囲気を醸し出していそうな気がするのもまた事実。
というわけで、今回はカルト教祖的なヤバいINFJを、想像もとい妄想だけで作り出してみましょう。
要するにヤバいINFJなんか見たことがない(そもそも本物もほとんど見たことがない)から、妄想と憶測でどうにかしようってことですね
ヤバいINFJの特徴(想像)
カルト教祖属性持ち
まずはカルト教祖的な立ち位置にいること。これは絶対に外せません。ヤバいINFJなら、おそらくほぼほぼ持ち合わせている属性でしょう。
極端な思想を持ち、自分の信者にその思想の一端を言い聞かせ、敬虔な信者を増やし、勢力を広げていく。そんな感じの姿が想像できてしまいますね。
例えば「2035年頃には日本に核弾頭が投下される」とか、「地震発生装置によって我が国は災害をコントロールされている」とか、お題目は何でも構いません。
共通しているのは、ヤバそうな思想を自分の信者と共有し、何らかの形で信じさせているという点。
どう言った手段を使って信者を増やすのかは人によります。というかそこは秘伝のタレと一緒で、他人に話したとて理解できない、あるいは当人すらよくわからずに使っているテクニックでしょう。
とにかくどんな手段を使っているかはともかくとして、人々の盲信を勝ち取っているというのはほぼ間違いないでしょう。
陰謀論者
先述の核弾頭、地震発生装置でこう思った方もいらっしゃるでしょう。「それ陰謀論じゃん」と。
そうです。陰謀論です。これもまた、ヤバいINFJとは切っても切り離せない属性となるでしょう。
Ni(内向直観)はある強固な妄想の機能と言ってもある意味間違いではありません。その妄想が、何かしらの陰謀論と結びつくことも稀とは言えないでしょう。
突飛もない話を盲信し、何らかの形で信者たちにも盲信させる。そうやって、ヤバいINFJは自分のカルト勢力を何かしらのビビットカラーに染めていきます。
「本当の◯◯」とか「××の裏側」といったゴシップを好んで使う
例えば「エンタメ業界の隠れた裏側を、今お伝えしましょう」とか。あるいは「首相が増税を進める本当の理由を、私がこの場でお伝えします」とか。
まあ大体は突拍子もない妄想なわけですが……とにかく、こういった壮大なゴシップを用いて信者を洗脳する。これもまた、狂気じみたINFJの常套手段のひとつと言えるかもしれません。
常人が及びもつかない大きな話をすれば、興味を持つ人もぽつぽつと出始めます。
そしてその話が難解でかつ結論だけが簡潔なものであれば、(言葉は悪いですが)頭があまりよろしくない人を信じ込ませることも難しくありません。
そうやって壮大なゴシップと色々織り交ぜた語りによって人を信じ込ませるのも信者獲得の手法なのです。
自分の唱えることに絶対の自信を持つ
顧みない。振り返らない。絶対に。そうでなければ、狂気じみたカルト教祖は務まりません。
というわけで、基本的にこの手の人たちは人の話は聞かないものだと思った方が間違いありませんね。
特にNiは、物事に対して強い確信を持つとされています。
Niによる確信を自分を顧みない狂信によりさらに増幅させる。ちょっと想像したくありませんね。
思想についてこれない人間は見下す
INTJの説明に「自分の考えを理解できない人を見下す」というものがある情報はそれなりにありますが、実はINFJにもその傾向があります。
特にINFJが自分の思想を話すのは、心を開いた相手のみ。「こいつなら理解してくれる」と思って話すので、その落胆や失望はさらに大きなものになります。
他人からすれば「いや知らんし」って話ですけどね
例えば東大卒の人に対して「こいつならわかってくれる」と自分の思想を話したところ、見事に混乱させてしまったとします。
この場合まともではないINFJは「自分の伝え方が悪かったかな?」とはならず、むしろ「こいつは勉強しかできないアホだったか」と思い、下手をすると名指しで非難する可能性すらあるかもしれません。
こんな感じに、自分を省みる機能が欠如しているため、狂気的なINFJはますます自分の知能の世界に嵌っていくことでしょう。
正論が通じない
自分の考えを信じて盲信する以上、論破されて傷つくことはあれど、それだけで止まることはありません。
むしろ自分のことを正しいと思っている以上、どれだけ正しい意見をぶつけられても「間違っているのは相手だ」と思うでしょう。
詭弁でなく正面から正論をぶつけられて論破されても、逆に陰口や印象操作で自分を負かせた相手を脱落させる可能性すらあります。
何を言われても聞かないし効かないのはどのタイプでもヤバい奴なら一緒ですが、INFJの場合はその度合いはトップクラスになりそうですね。
でも逃げ道はちゃっかり用意
ここまで狂信的で何かに取り憑かれたかのように極端な思想に傾倒するヤバいINFJですが、どこかに冷静な場所が残ってそうなのもまた否定できません。
きっと、自分が負けたとき、滅んだときの逃げ道はちゃっかり確保していることでしょう。
それこそ極端なところになれば国外に高飛びする準備とか、亡命先への媚売りとか、匿ってくれる人を複数用意しておくとか……こういう万一への備えも整えることが多いかもしれませんね。
狂気的なINFJは怖い
というわけでこんな感じになりますが……狂気的なINFJはまさにサイコ的教祖といった感じですね。これが、私が考える限りもっともヤバいINFJの姿です。
彼らは決して大勢の前で説法を説いて万単位の信者に囲まれるようなタイプではありませんが、少数精鋭とばかりに一度捕まえた信者は手放さない強烈な魅力を持ちます。
それが悪い方向に働いた時、間違いなく組織全体の暴走という最悪の事態を引き起こすでしょう。
当人も良かれと思って危険な思想を推し進める。周囲もそれを盲目的に信じる。そんな感じで、INFJを中心とした危険思想は広がっていきます。
狂気的であれ正常であれ、INFJの言動はどこか確信と悟りのようなものを感じさせます。
そしてそれを形にして世に発信した時、どうしても一定の人を信じさせうる力を生じさせます。
この力こそがINFJの最大の武器であり、同時に危険な状況を引き起こす狂気の引き金にもなるのかもしれません。
INFJ全員がこうではない
今回のは狂気じみたヤバいINFJを想像で語ったに過ぎません。INFJ全員がこういう人ばかりではないので悪しからず。
とはいえ、彼らはどうしても何かを確信し、信心深くそれを守る姿が似合います。
それが人々の心を救う哲学となるのか、何かへの程よい距離感を保った信仰となるか、あるいはズブズブの狂信となるかは人によると言ったところでしょう。
INFJの武器は、その確信を持った姿勢と人に何かを言い聞かせるのに適した一種の語り口調、そして少数ながら強烈に人を魅了するカリスマ性にあります。
それを悪用した時、確かにINFJは狂気をばら撒く諸悪の根元になりえるでしょう。
ですが繰り返し言わせてください。今回語ってきたINFJは、あくまで「狂気的でヤバい」という枕詞のついた空想上の存在です。
決してINFJの裏の素顔を暴いたものではないので、その点はお忘れなきよう。
ゆーて変な思想に親友数人を巻き込むのはよくある事故だと思いますけどね
まとめ
というわけで、今回はヤバい狂気的なINFJについてまとめてみました。
正直影響力は国とか地球規模にはなりにくいとはいえ、数百人規模の人を巻き込んで社会的に集団自決するような危険性は十分あると言えるでしょう。
もっとも、そんなINFJばかりではありませんが……もし狂気的なINFJがいたら、おそらく信者とともにかなり異質な空間を作り上げているはずです。
それこそ、何か1つのものをみんなで「完璧すぎる」と祭り上げているとか、誰か1人を謎の理由で叩きまくったりとか、そういうことは割と日常的に起きるかもしれません。
とはいえ、今のところそんなヤバげなINFJを直接この目で見るような機会は訪れていません。
そもそも絶対数が少ないのは間違いないですが……一応これまで会った人を思い返してみると、大体の人が心根の優しい好漢(女性もいるけど)と言って差し支えない方ばかりでした。
今回の記事はINFJ全体よりも、「そういう奴もいるかもしれない」という興味本位で読み進めていただけたのなら嬉しい限りです。
といったところで、今回はここまで。
普通のINFJ解説も行ってますので、よろしければそちらも併せてご覧くださいませ。
筆者:春眠ねむむ
X :@nemukedesiniso
threads:@shunmin.nemui
コメント
ヤバいINFJ(INFJ全体のことでは決して無いのであしからず。)って
一国の独裁者にちらほら見られますが
不思議なのは内向型かつ感情型なのに、
内向型とは思えない演説で一国を扇動させる力や(これだけで外向型に見える)
感情型とは思えないような人道を無視した優生主義(生産性がないものを排するというのは行き過ぎた効率主義に似た考えで不健全になり尽くしたTeに見える)的な考えは
どういう仕組みで生まれるんでしょうかね
思えばINFJって不思議なタイプで
健全~通常は大人しいけどしっかり自分に芯があり勘が鋭く、他人のことを常に思いやってる(つか普通にNi→Feの説明ですまん)タイプですが
不健全ではドアスラムみたいな特有な現象を起こすことが見られる場合もあったり
超ド不健全だと一国の独裁者として20世紀の大悪人筆頭に名を連ねる人までいて、
漫画キャラでも(信念を持って)世界を滅亡させようとするラスボスに多い気がします。
本来は慈愛に満ちた人なんですけどね
不思議かつ興味深いタイプです。
ヤバい側がどうしてダークサイドに落ちるのかも知りたいところですね。
高木さん大好き様
確かに、その辺はちょっと意外ですよね。やはりNi、Niなのか(謎)
実際、トークは苦手なくせにスピーチが得意なINFJは多そうです。直感ですが。個人的にはFeは人間関係の政治的な能力とも結びついているような気がするので、その辺も影響してそうですね。
自分が信じた道を突き進んだ結果どこまでも無駄を切り捨てることでINTJに見えることもあるようです。要するに自分の信念ですね。Fe持ちのくせに強烈なFiみたいなことをするので、本当に不思議な人たちです。
慈愛に満ちているかどうかは人によるのかもしれませんが、実際そういう人が多い印象は強いですね。Niは強烈な思い込みにも関係する機能なので、その辺が悪さをすると大悪党が誕生するのかもしれません。要するに変な妄執ですね。
ドアスラムに関しては、完全に見限ったときに多く見られる現象ですね。INFJの器も無限大ではないということでしょう。人をなかなか見捨てない人は、見捨てるときは徹底しているものです。
ヤバい奴が誕生する理由は、先述のとおり変な妄執が鍵になる気がします。どっかのちょび髭独裁者はユダヤ人を悪党だと確信してますし(政治的に敵を作って自分達の支持率を上げたかっただけかも知んないけど)、ラスボスにしたってよく知りませんが何かしら強い思い込みがあるかもしれません。
おそらくFiみたいに働くのは
Ni→Feだと思います
最初にNiによる収束があるのでFiっぽくFeが見える。とか
自分であれこれ考察したところ自分の愛する好きなキャラがXNFJがほぼ確定したのでENFJ、INFJ共々詳しく知りたい次第です
高木さん大好き様
ふむ……その線は実際ありそうですね。で、その信念や好き嫌いの向く先は基本的にクソデカ主語になりがちと。そこまでがセットです。
なるほど。それは何よりです。いろいろとその辺やっていければと思っています。ENFJはそこまで自信ないですが。