今回はちょっと変わり種の話ですね。ESTPの陰キャは存在するのかどうか。これを考えてみたいと思います。
実際に見た陰キャの例は1つしかありませんので(しかも大人しくない)推測がメインになりますが、その辺りはご了承いただけますと幸いです。
結論:います
結論から話すと、ESTPの陰キャは存在します。ついでに言えば大人しい人も存在すると思います。
というのも、ESTP……というか人を特定のタイプに当てはめる類型自体、みんながみんなテンプレタイプというわけではないからですね。
つまり過激で暴走しがちなISFPとかもいれば、感情的なINTPなんかもいるでしょう。
それと同じで、おとなしい陰キャのESTPがいても正直不思議ではないです。
外向感覚(Se)の方向性
ESTPは主機能をSe(外向感覚)としています。これは「考えるよりまず行動」的な機能であり、基本的には活発で外交的な人が多いのは事実です。
ですが大人しい人たちもいるとすれば、このSeはまた違った使われ方をすることもあるでしょう。
その使われ方とは、主に観察眼。
ESTPは優れた観察眼と論理的な思考をもって物事を判別する人たちです。同時に目の前のことを楽しみ、額面通りに受け取り、それらを受け入れる人たちでもあります。
とすれば、ニコニコしながら全部を受け入れ、大人しくてのんびりしたESTPがいても不思議はないわけです。

エニアグラムで見ると、意外とタイプ6とかタイプ9もいるんですよね
陰キャESTPがなぜ生じるのか
とりあえず大人しいESTPはこんな感じでいいでしょう。では、続けて陰キャが生じる理由について考えてみたいと思います。
これもやはり、観察眼ですね。ついでに言えば、観察や体験を通じて得た情報を持ち帰って自分の経験則としてロジックを積み上げていくTi(内向思考)の働きが大きいかもしれません。
基本的に、Tiが働いている時は外界の情報は一旦シャットアウトします。得た情報を自分なりの客観視点で精査し、冷静にありのまま起きたことを積み上げ、自分なりのロジックとして通用させます。
この辺ISTPの方がそれっぽいし得意な人は多いですが、ESTPもできる人は多いです。
このある種の内省・精査の期間が長いと、ESTPでも陰キャになるのかなと。
ついでに話をぶち壊しますが……そもそもの話、MBTIに陽キャも陰キャもないのでしょう。どのタイプにも、一定数変わり種は存在します。
その中の一つが陰キャのESTP。それだけの話です。
陰キャESTPの中身の考察
彼らは基本的に内省というよりは、色々と外界について考えてそうですね。いや、ある意味下手なタイプよりも内省しているというべきか。
おそらくPDCAサイクルを回したり目先のことに完全に集中するのは、ISTP以上に得意な領域でしょう。
大人しくても陰キャでも、結局やることは優れた機転と観察眼を駆使しつつのトライアンドエラー。大人しくても陰キャでもやることやってます。
また思考回路も非常にシンプルなことが多く、「障害がある、だから対処する」みたいに、とにかく目の前のことに集中します。
その集中ぶりがもしかしたら寡黙に見えたり、あるいは目の前のことに対処するために陰キャに見えたり、そういうこともあるかもしれませんね。
ちなみにですがISTPと比較すると頭の回転が速く機転が利く一方、色々と複雑に考えるのが苦手でちょっと衝動的なところがあるかもしれません。

陰キャでも怒ると怖い(むしろ陰キャほど怖い)傾向にもある……かも?
ESTP陰キャの元上司の例
ぶっちゃけ彼のことは嫌いなので、結果としてただのESTPの悪口になるかもしれません。その点はご了承ください。
ただ、彼1人だけなんですよね、ESTPの陰キャの実例が。
彼は神経質でちょっと臆病な性格。冗談はたまに口にしていましたが、堂々としたESTPらしさはありませんでした。
ですが頭の回転が速く次々と言葉を思いつき、特に言い訳をしたりこちらに非があるような言い回しをするときに、その頭の回転力を発揮していました。
これは私がメンタルを壊した時の話ですが、彼はなんの躊躇もなく「そんなもの(病気)は存在しない」とはっきり明言し、それから長々と病気が存在しない理由を話していましたね。
内容自体は割愛しますが(そもそもそんなに覚えてない)、正味5分近くは淀みなくつらつらと、途切れることなく話し続けていたのではないでしょうか。
最後に医師の診断書の受け取りを拒否し、「俺は会社のためにしか動かないから」とピシャリ。ああも言葉を並べられると、付け入る隙なんて無いに等しかったですね。
まあ後々この行為は後々問題になりましたが、それはまた別の話。
ぶっちゃけこの話はESTPが悪いのではなく彼が畜生ちょっとアレな人だったという話ですが……問題の要点はメンタルの病気が存在しない理由を長々と説明できるところにあると思うのです。
要は、その気になれば言い訳だろうと論理的説明だろうと詭弁だろうと、持ち前の頭の回転力でどうにか話せてしまう。
この機転と素早さがESTPの長所であり、陰キャだろうと大人しい人だろうと持ち合わせている点であると私は考えます。

クソ上司如何はともかく、頭の回転の速さと論理の展開力は他タイプにない強みですね。
陰キャでも大人しくても頭の回転は早い
結局はこういうことですね。陰キャだろうが大人しかろうが、頭の回転は非常に速い人たちが多いです。
実際、元上司の件もありますしね。その能力をどう使うかはともかくとして、間違いなくいろんなことを思いついたりパッと感覚で引き当てることができるタイプと言えるでしょう。
ある意味では直観ではなく直感タイプといったところか。勘が鋭くクレバーな人も普通にいるタイプだと思います。
といったところで、今回はここまで。
普通のESTP解説も行っておりますので、よろしければそちらもご覧くださいませ。
筆者:春眠ねむむ
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