今回はトライタイプの中でもアーキタイプにタイプ2、タイプ8を持つ人たちをまとめてみました。
正直ニッチだとは自分でも思いますが……まあこういう路線を進んでる当ブログ故致し方なし。とりあえず見ていっていただけるとありがたいです。
タイプ2、タイプ8の特徴はそれぞれ以下の記事をご参照ください。
アーキタイプ2−8の特徴
おおよそ、強烈なタイプという認識で間違いないでしょう。一種の自立性と人との関わりを同時に求めるタイプと言えます。
そんな人たちが求める人間関係とは何なのか?一言で表すなら、「自分を頂点とした人間関係」あるいは「踏み込みすぎないフラットな人間関係」。これに尽きます。
タイプ2:自分が相手をお世話してあげる人間関係
タイプ8:何者も自分に盾付かない、自分にとって自由な人間関係
パッと見ではおおよそ相容れないタイプ2とタイプ8ですが、人間関係に求めるものだけは多少の一致が見られます。
それが、自分に逆らえない人との交友、ないし自分に対して妨害や敵視をしてこない人間関係。このアーキタイプが求めるものが、まさにそれと言えます。
これもうお人好しで気のいいジャイアンみたいな存在じゃないですか。
え、そんな特徴を持ったらジャイアンじゃない?まあまあ、そこは置いておいて……
ともあれ、このタイプの2つ名を見てみましょう。
258:戦略家
268:救助者
278:自由人
どれも緊急時には他人に有無を言わせない感じがしゅごい……
おおよそこのアーキタイプは、お人好しの善人の一面と他人を威嚇するコワモテヤ◯ザの面の二面性を持っているタイプです。特に全タイプ統合ー退行ラインで結ばれている258には、この特徴は顕著に現れます。
ともあれ解説は以下の記事をご覧いただくとして……
続けて各タイプごとの違いについて見ていきましょう。
各タイプの性格について
詳しくは各タイプの解説をご覧いただくとして……ここでは各タイプの差異という点から性格を見てみましょう。
トライタイプ258
お人好しの熱血漢となんか冷めた怖い人の二面性を、特に顕著に出してくるタイプ。調子がいい時はタイプ2、ちょっと考え事をしたいときや観察が必要なときはタイプ5、自分の意見を述べる時はタイプ8っぽくなる人たちですね。二面性どころか三面性
2−8の中ではもっとも「付かず離れず」が浸透している人たちで、基本的に程よい距離感で人と接しようとします。
基本的に深く洞察して最適なアドバイスを与えるタイプ。ですがどんぶり勘定型でガサツなので、手順的に無理と思えば結構人を見捨てることも……。
2−8は分かりやすい人が多い印象ですが、258だけは特に分かりにくく予測がつきません。他人目線では意味不明なタイプの1つです。
トライタイプ268
割とわかりやすく「救助者」やってるタイプです。超活発型で、大義名分を得るやすぐに人助けに介入しようとするフットワークの軽さがあります。
実質的な支援(直接的な人助け)においては2−8中もっとも積極的なタイプ。というか人助け意欲は全タイプ中トップかもしれません。
このように人助けに命を張ることも平気なタイプですが、同時に助け人モードになった時は結構上から目線で命令的。「ああしなさい」「こうしなさい」と善意で命令してくるタイプです。
「周囲を恩知らずだと考える」という不健全なタイプ2の思考に陥りやすい面もあります。
トライタイプ278
基本的に気さくでいい人ですが、自分の自由が侵害されそうになるとものすごくキレだすタイプ。タイプ7が含有されることで、2−8中もっとも派手で自己主張的、かつ自分中心の性格になりやすいです。
性格はフリーダム。自分が楽しかったり周囲のためになったりするなら、良くも悪くも何でもアリな面が目立ちます。
このように自由で楽しい連中ですが、基本的に「自分がやりたいかどうか」を中心に考えるため、周囲をナチュラルにひどい目に遭わせます。飲み会でお酒が苦手な人に対して悪気なく一気コールを始めるタイプです。
タイプ2含有タイプには珍しく、案外自分のために人を犠牲にすることを厭わないタイプでもあります。
トライタイプ258と268の違い
258:観察を挟む慎重派
268:兎にも角にも行動派
どちらも助けられる相手は助けようとするお人好しタイプですが、その指針に大きな違いが出ます。
258は、とりあえず観察と「本当に自分の助けが必要か?」という確認から入る慎重派。そのため、どちらかというとアドバイザーや人生の相談役にもってこいです。
一方の268は考えるよりまず行動派。反応型2つが合わさったタイプであり、とにかくまずはリアクションや行動を好むわけですね。
彼らは救助隊や万一のトラブルに際してすぐに人助けに動けるのが強みです。
また誰かを攻撃するときにも違いがあり、268はとりあえずぶん殴るのに対し、258は相手によって手口を変える狡猾なタイプですね。
トライタイプ258と278の違い
258:1人の時間も挟まないと死ぬ
278:いつまでも人々と関わっていられる
まあ雰囲気がそもそも違いますが(258:いかつい、278:陽気)、それはそれとして人と関わる時のエネルギー消費量の差が顕著でしょうか。
258は人ととにかく触れ合った後は結構疲れるタイプ。本質的に単独行動型と言えるでしょう。
一方の278は、むしろ人と関わってエネルギーをもらう傾向がある外向型です。
また他人を屈服させるときにも違いが出やすく、258は力でねじ伏せるのに対し、278は自分の魅力と人格での屈服を狙いがちです。
トライタイプ268と278の違い
268:お節介気味
278:自己中気味
それぞれ人助けに対する熱意に違いがあります。268は熱血でお節介気味な傾向あり。対して278は楽しくやりたいだけでちょっと自己中気味な面があります。
また、268は「こうなるかもしれない」とネガティブな未来を予見し、それを阻止するために動くところがありますが、278はそもそも楽観的であんまりその辺考えていません。
人への嫌われ方にも違いがあり、268はお節介と上から目線を忌避されるのに対し、278は自己中な振る舞いから無自覚に忌避され気味です。
筆者:春眠ねむむ
X :@nemukedesiniso
threads:@shunmin.nemui
参考書籍
エニアグラム解説
タイプ一覧
コメント