こちら普通の解説記事になります。激毒の方が好みな方は以下をご覧ください。
タイプ7は別名熱中する人とも言われており、文字通り何かに熱中することで自身の人生を盛り上げようとしている人たちです。
熱血とはちょっと違った属性の持ち主ですが、基本的に何かに夢中。そしてその何かは、状況や当人たちの心境によって様々なものに変わっていきます。
タイプ7の特徴
タイプ7を簡単に言い表すと、何にでも熱中する人です。
自分の心を満たしてくれる物を探し求め、都度見つけたものに熱中し、そして飽きれば次の対象を探していく。そんな感じのタイプですね。
自分を満たしてくれるものがなければ、このタイプは強いストレスを感じてしまいます。常に何かに熱中できなければ嫌なのです。
人生を楽観的に捉える人が多いタイプですが、その裏では熱中できるものへの渇望が渦巻いています。
人生は楽しむもの。楽しく飲めや歌えやの裏では、物足りなさを感じないようにという強い願いがあるのです。
性格
このタイプの性格は楽しいこと好き、そして飽き性です。
騒がしい人の他に静かな人や穏やかな人もいますが、多くの場合は行動力が非常に高く、あちらこちらを飛び回っています。
自分を満たしてくれる物を探し回り、見つけ、やがて飽きて離れていく。多くの場合、タイプ7はこのサイクルの中に生きています。
楽しいことと言っても、必ずしもドンチャン騒ぎを指すわけではありません。自分を楽しませ、満たしてくれるものは一般的に楽しいこととされているものであることもありますが、もしかすると物品かもしれませんし、体験かもしれません。
とにかく自分を満たしてくれるもの、楽しませてくれるもの、夢中にさせてくれるものを求め、常に飢えています。
自分を満たしてくれそうなものを見つければ喜んで飛びつきますが、楽しく刺激を享受しているうちに、やがてその刺激は日常、つまり当たり前のものとなります。
こうなった時、タイプ7は飽きを感じ、新たな発見を求めるようになるわけですね。
探す→見つける→楽しむ→普通になる→飽きる→探す
タイプ7はこのサイクルの中で生きているのです。

書籍で「せかせかしている」と言われていますが、マジで落ち着きないんだよなぁ、このタイプ。
もうちょっとゆっくり生きてほしいです。目の前でうろちょろされるとやかましいので
満たされない感覚
タイプ7の楽しいこと好きの裏には、常に満たされていない気持ちが存在しています。
何をやっても楽しいと感じる一方で、「満たされない」という感覚はタイプ7の中で常に付き纏います。
タイプ7にとって、人生とは楽しむもの。ですが同時につまらないもの。この矛盾がタイプ7の中に存在しているのです。
楽しい。でもつまらない。満たされない。感覚としては、こんな感じでしょうか。
満たされないからこそ何らかの形で満たされようとし、その満たしてくれるものを楽しみの中に見出します。
ですが、それでもまだ「満たされている」と感じることは少ない。だから様々な刺激を求め、多様な事柄に手を出し、飽きたもの=満たしてくれなくなったものから捨てていき、同時に新しく満たしてくれそうなものを探し求める。
こんな具合で、タイプ7の人生は回るのです。
暗い話は嫌い
タイプ7の弱点についてもお話ししておきましょう。
タイプ7が最も嫌うのは、暗く重いシリアスな状況。シリアスは面白くありませんし、何より自分を満たしてくれる夢や体験と相容れません。
とにかく暗いものを避け、明るいものを求め、楽しいものだけを集めて人生を行進する。これがタイプ7の基本方針ですね。
タイプ7は暗くジメジメしたものを非常に嫌います。それよりもポジティブなものを集めた方が人生は満たされます。そしてタイプ7にとって人生とは満たされて然るべきものなのです。
恐れと求めるもの
恐れ
→痛みや苦しみから逃れられないこと
欲求
→幸せでありたい
タイプ7の弱点は暗い話。その理由は、自分自身の苦痛や悲嘆を想起させるからです。
タイプ7は努めて楽観的に振る舞うことが多い人たちですが、その裏では非常に強いネガティブ感情が眠っています。
彼らはその事実に気付きたくないわけですね。
自分自身の痛みや苦しみを感じないように気付かぬふりをし、そんなことよりも満たしてくれる=幸せを運んでくれるものを探していく。そんな感じの人たちです。
痛みや苦しみから逃れられないことを恐れる。これはつまり、自分がシリアスな状況に置かれることを意味します。
「幸せでありたい」という欲求が示すように、タイプ7は自分を満たしてくれるものを探し求めます。
その過程で痛みや苦しみは邪魔どころかマイナス要因になりかねませんし、そういったものは極力排除しなければなりません。
タイプ7が真に恐れているのは、苦痛にまみれること。その地獄のような状況はタイプ7を幸せから遠ざける危険なものというわけです。
タイプ7にとっての極楽
有り体に言えば、タイプ7の幸せは、普通はどこにも存在しません。つまり極楽などこの世に存在しないわけですね。
その代わり、世の中に転がっているのは様々な楽しみという代替品。これをタイプ7は求めるのです。
つまり「楽しくやっていきたい」も「あれが欲しい」も「こんなことをやりたい」も、全ては幸せの代替品。即席の一時凌ぎにすぎないわけです。
タイプ7は、心の底ではそのことに気付いています。
だからこそ多くの幸せを求め、代替品で埋め尽くし、少しでも幸せの絶頂という仮想空間を作り出そうとします。
タイプ7にとっての幸せとは、その場を満たしてくれる仮の存在。それ以上でも以下でもありません。
だからこそタイプ7は不要な幸せをドライに捨て去りますし、多くの幸せを求めて様々な世界に飛び込んでいくのです。

壮絶な過去を背負っている人もタイプ7になりやすいかもしれませんね。
過去の痛みは全部嘘。それより仮でもいいから幸せを全部詰め込んで、自分を少しでも楽しい状況に身を置きたい。そんな痛々しい人もいてもおかしくありません
貪欲に囚われる
エニアグラムの世界には、七つの大罪と関連づけた「囚われ」という概念が存在しています。
タイプ7のそれは暴食……が形を変えた貪欲という囚われですね。
タイプ7は常に満たされない感覚を覚え、仮でも何でもいいからと幸せを常に求めています。
そしてその幸せを求める姿勢こそが貪欲という形で表出するのです。
例えばバイキングで食べキレない量の料理を好きなだけ持ってきたり、金に糸目をつけず旅先で好きなお土産を全て買ったりなどなど……「全部乗せ」と言わんばかりに、自分にとっての幸せをどこまでも詰め込もうとします。
自分自身が幸せになりたいという欲求が非常に強いため、とりあえず幸せになれそうなものを次々と積載していくわけですね。

全てを集めた結果わけがわからないオブジェが出来上がるのはいつものことです
満たされない気持ちを満たすため
タイプ7がなぜ全ての幸せを拾おうとするかというと、それは満たされない気持ちを満たそうとするからです。
自分を満たしてくれるものを追い求め、見つけたものを全て拾い、頬張り、不要なものを吐き出し、また別の幸せを頬張る。こう考えると、ある意味では暴食要素がありますね。
タイプ7は幸せになりたい=満たされたいと考えており、同時に心のどこかで満たされない=幸せになれないという思いがあります。
「自分は幸せになれない」という考えをどうにか打ち消すために様々な幸せを追い求め、タイプ7は様々なものと出会い、大量に手に入れて、自分の幸せを少しでも本物に近づけようとするわけですね。
幸せを探しては捨ててを繰り返している限り、タイプ7は幸せにはなれません。それは、当人たちもどこかでわかっています。
そんな思いを少しでも忘れるために幸せ要素を片っ端から詰め込み、手に入れ、幸せという仮想世界を少しでも長く、少しでも強く演出しようとするのです。
ストレス時はタイプ1に
タイプ7が強いストレスを感じると、その行動様式はタイプ1に変わっていきます。
タイプ1の生真面目な要素が強まり、「幸せ要素を手に入れるためには一極集中しなければ」という思いと「どうせ幸せになれない」という諦念が入り混じった思考に染まっていくでしょう。
それまでやたらとはしゃいでいたタイプ7が急に神経質な様子を見せれば、まさにストレスを強く感じている証ですね。
こうなったタイプ7にとって必要なものは、もはや幸せではなく憂さ晴らし。人をチクチクと攻撃し、少しでもストレスを発散しようと執拗に誰かの落ち度を叱責し続けます。
「不幸」という絶対的な存在を少しでも感じないようにしたい。でも逃げられない。その結果が、憂さ晴らし。人への攻撃ですね。
人間、強いストレスを抱えると性格が変容します。タイプ7の場合、それが顕著に見られるでしょう。
精神が成長するとタイプ5に向かう
タイプ5は物事に集中し、数少ない分野を極めるエキスパートになるタイプです。タイプ7が健全になると、このタイプ5の特徴が顔を出してくるでしょう。
当然、本物のタイプ5のように何か一つを徹底的に極めるわけではありません。バイプレイヤーとしての側面は健在です。
ですが、「もう少し楽しんでみよう」「せっかくだしちょっと極めてみよう」という何かを楽しみ尽くす気持ちが生じ、結果として腰を落ち着けた”落ち着いた大人”になっていきます。
健全化したタイプ7は、手当たり次第何かに手を出すのではなく今あるものにもしっかりと楽しみを見出し、無理のない範囲で、今ある幸せを理解しながら新しい分野に手を伸ばしてみる。こんな感じの人になっていきます。
もともと熱中する人としての要素が強いタイプ7ですが、そこに集中力と持続力が加わり、鬼に金棒とばかりに複数分野のプロになっていくのです。
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タイプ7の囚われ「貪欲」について
ウィング
エニアグラムにはウィングという概念が存在しています。これはメインタイプと隣り合ったタイプと混ざり合った特徴を示すとされている概念であり、タイプ7の場合はタイプ6とタイプ8がそれに当たりますね。
タイプ7ウィング6(7w6):エンターテイナー
タイプ7の陽気な要素が特に強いのがこの組み合わせ。「子供っぽい」「チアリーダー」というような記述もあり、その天性の陽気ぶりが伝わってきそうです。
もう一つのウィングと比べると「仲間と一緒に楽しいことをする」という属性が強いですね。お隣のタイプ6がそうさせているのか、意外と仲間思いな一面も見せます。
「自分さえよければいい」という人はもう片方と比べると少なく、どちらかと言えば自分を幸せにし、ついでに仲間も幸せにしていくみたいな人が多いです。
一方でかなり飽きっぽく、一つの物事を持続させられるタイプではありません。注意力散漫なのが難点ですね。
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タイプ7ウィング6(7w6):エンターテイナー
タイプ7ウィング8(7w8):現実主義者
タイプ7の要領と抜け目のなさを特に強調した組み合わせはこちらですね。このウィングは「仲間と楽しむ」というよりは、独立して自分の幸せを見つけにいくタイプと言えるでしょう。
手当たり次第に飛びつくというよりは、割と狡猾にやっていくタイプですね。欲しいと思ったものは執拗に求めますが、そのやり方は明らかに計算されています。
強い者には弱者として、弱い者には強者として権利を主張する一面もあり、かなり強かで目的を達成しやすいタイプの一つです。
現代社会でかなり強いタイプですね。
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タイプ7ウィング8(7w8):現実主義者
まとめ
タイプ7は満たされない気持ちを少しでも満たすために楽しいことや幸せを追い求め、そして飽きるまでの間はその事柄に熱中します。
ですが同時に飽きは早く、物事が長続きしないタイプでもあります。
その裏にあるのは、幸せなものだけを詰め込みたいという欲求。
幸せを運んでくれるうちは非常に熱中しますが、刺激がなくなるとドライに物事を捨て去り、次の幸せを探しに行きます。
貪欲の囚われが示す通りマルチプレイヤー、やもすれば器用貧乏になりがちで、自分を満たしてくれそうなものなら何にでも飛びつく一面もありますね。
幸せにはなれなくても、せめて幸せという仮想空間を作りたい。そんな思いが、タイプ7の中にはあるのでしょう。
物事をしっかりと楽しみぬくことを覚えれば、タイプ7は健全な姿になったと言えるでしょう。そして今ある幸せこそが本当の幸せであると知った時、タイプ7の幸せという仮想空間は本物へと化けるはずです。
筆者:春眠ねむむ
X :@nemukedesiniso
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