【エニアグラム】トライタイプ479:穏やかな精霊とは何者か

エニアグラム
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まあトライタイプは厳密にエニアグラムと言えるかどうかは意見が分かれますが……とりあえずそんなことはどうでもよろしい。

今回はトライタイプについて、△479、穏やかな精霊(妖精とも)についてまとめていきましょう。

お気楽、情緒豊かな妖精さん

センターホーナイハーモニクス3分類
本能遊離楽観調和
感情遊離反応防御
思考自己主張楽観防御

全タイプ中もっとも情緒豊かで、気楽なポジティブ人間ですね。その性質から、妖精、精霊と言われることもしばしばありますね。

タイプ4:人に見捨てられたくない

タイプ7:楽しく人に関わりたい

タイプ9:平穏に波風立たせず人と関わりたい

とまあこんな感じの人たちで、良くも悪くもポジティブな思考回路を手放さない人たちと言えます。

そのため付き合いやすさは最高レベルと言っても良いかも知れません。トライタイプ提唱者のキャサリン氏曰く、「459と近いが、あちらがゴーストやウィスプならばこちらは妖精や精霊」とのこと。

459同様に穏やかで波風立たせない人たちですが、遊離型の特徴が目立つあちらと比べてちょっと気さくでサバサバしてて、楽観型の特徴が強く出やすいタイプと言えるかも知れません。

あかつき
あかつき

なんというか、ピュアな人たちですよね。

たぶんどんなことがあっても、心が闇に穢れることはほぼないんだろうなぁ……

ポジティブという防衛戦略

妖精や精霊は穢れや不浄を浴びるとダメになるイメージがありますよね。なんとなく。

このタイプはそれと同じで、とにかくネガティブが大の苦手。というか、見るのはともかく人に見られることをとにかく嫌います

タイプ4が入っているのでネガティブ感情には元来気付きやすいですが、人前では基本的にそんなもの無いふりをしています。というより、多くは蓋をしていますね。決して人に知られたくないブラックボックスです。

タイプ4:ネガティブな点や自分の至らないところに気づきやすい

タイプ7:ネガティブなものを対人関係に持ち込みたくないので見えないようにする

タイプ9:タイプ7と似たような対ネガティブ戦略を採用しがち

そんな感じで、自分のネガティブ要素を理解しつつもわからないフリをしたり、とにかく自分以外には自分のネガティブ要素を見せないようにしているわけですね。

あかつき
あかつき

理想主義でちょっとふわふわしてる人たちですよね。

特に見捨てられ不安が強く、それが現実にならないように悲観主義的なタイプ4要素をしばしば隠してます。

で、どうしても見なければならなくなったときは自分の脳内世界にダイブして難を逃れようとします。

この辺の特徴もなんとなく妖精っぽさがあると思うんですが、どうでしょう?

ザ・ヒーラー

この人たちの本分は、人を癒すことにあります。人のネガティブをポジティブに書き換えていき、人々の心を癒し、持ち前の想像力を使ってポジティブワールドを現実に形成していくことが使命と言ってもいいでしょう。

最も内側にある自己と再びつながり、変化を促進するための創造的な表現を持っているとき、最も幸せを感じます。

たまに引用してる、本の内容の直訳ですね。自分の内側にある本当のニーズや思いをしっかりと理解し、よりよいものへと自他を変えていくこと、そしてそんな方法を自分の中に確立している時、このタイプが最も輝くことができます。

またネガティブを徹底的に嫌う一方で、実はネガティブや暗い部分をよく知りたいと考えているところも存在します。ここがタイプ4由来のややこしいところですね。

ですがこの要素が他の7−9アーキタイプ(279、379)との決定的な違いであり、ヒーラーたる所以でもあります。

ネガティブを無視してひたすらポジティブを押し付け続けていては、人が本当に前を向けるわけがありません。

このタイプがヒーラーとしての役割を負えるのも、自分がどこかでネガティブを見ることを望みつつも、同時にポジティブを非常に強く好む特性があるからこそと言えるでしょう。

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トライタイプ479の弱点

そんなわけでネガティブを見れるポジティブ大好き人間の479。しかし、彼らにも当然ながら弱点は存在しています。

それが、タイプ4とタイプ9にある理想的な世界を妄想する癖。そしてそれを助長するかのようなタイプ7のポジティブ絶対主義です。

このタイプには「こうあればいいなぁ」という緩くも絶対と言える理想が存在します。この絶対の理想世界が479の動力源になる一方、囚われとも言える弱点になるわけですね。

このタイプの別名は精霊、あるいは妖精です。ある程度のネガティブはむしろドンと来いなのですが、行き過ぎたものが天敵になり得るのです。

自分でもどうしようもないと感じるようなネガティブな状況に追い詰められた時、479は自分の理想の世界に逃げ込み、そこに閉じこもってしまいます。

そして「なんとかなる」と現実的な対処を放棄し、まじないや魔法・魔術的な方法に解決を丸投げすることもあるかもしれません。

あるいは問題の直視そのものから目を逸らし、何事もなかったかのように振る舞うかもしれません。

また、そもそも対立や亀裂というものが死ぬほど嫌いなところがあり、そのせいでうまく自分を表現できず、周囲に流されたりしてしまうこともしばしばありますね。

平和な理想だけでなく自分の本音も大事にし、それを適切に表現できれば成長につながるのですが……それを本人たちが望むかどうかはちょっとなんとも言えませんね。

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基本タイプごとの479

基本タイプが4(479、497)

もっともポジティブで楽観主義者で、あっけらかんとしたタイプ4。もしかしたらタイプ4には見えないかもしれませんね。誤認があるとすればタイプ7あたりでしょうか?

心が穏やかで優しく、また飄々として掴み所のない一面も存在しています。

タイプ4らしく自分の中に壮大な悲観主義と大きなネガティブ感情を持っていますが、基本的にはそれらが表に出ることはないでしょう。
それがまた「自分は負の感情を出してはならない」というドラマチックな制約につながり、さらにネガティブなエネルギーを内側に溜め込んでいく負のスパイラルに陥ることもあり得ますね。

基本的に人当たりがいいですが、調子が悪い時はちょっとドライになる時もあります。

479はその中でもさっぱりしてどこか貴族的な雰囲気を放つタイプ。自我はありますが、脆く流されやすい面もあります。
497は受動的でより穏やかな面があり、その場にうまく溶け込みながらも自分の認識を深めていくタイプです。

基本タイプが7(749,794)

人当たりがソフトで非常に心が優しく受容的、ちょっと引っ込み思案な傾向があるタイプ7ですね。穏やかですが、どこか掴み所のない人たちです。

基本的に争い事やギスギスが大嫌い。そんなことより楽しくやっていきたいですし、誰も傷つかない楽しみや面白いことがあればそっちを最優先にしたがります。

気まぐれな自由人ですが、714(741)や748(784)のように他人を押し除けてでもグイグイ突っ込んでいく攻撃的なところは見受けられません。
むしろちょっと影があったり、裏では自己嫌悪に陥ったりしてしまうことも……

749はフレンドリーで未来志向ながらもどこかアンニュイな雰囲気も併せ持つタイプ。
794は引っ込み思案な中でも陽気なタイプですが、時として自信を喪失してしまうことがあります。

基本タイプが9(947、974)

非常に穏やかな理想主義者。また、内面には非常に繊細で情緒的なところを持ったタイプ9でもあります。

一方で479の特徴である「人が離れていくのを恐れ、自分のネガティブ感情を内に引っ込める」という特徴をより強く表している人たちでもあり、特に否定的な意見や反対意見を唱えるのを苦手としています。

また自由奔放でマイペースな人たちですが、同時に「ポジティブな事柄や特徴を見つけたら自分をそこに同化させる」という特徴を持ち合わせています。ここがタイプ9らしさと言えるかもしれませんね。

このポジティブに染まって同化する特徴から、タイプ7に間違われることもすくなくありません。

947はもっとも創造的で、マイペースさが強いながらも非常に穏やかで優しい人物。また、思考はちょっと魔法チックというか現実離れしやすいところがあります。
974はちょっと複雑ですね。ポジティブとネガティブ、陽気な外向と内気な内向の二律背反を抱えています。対立を恐れ、否定的な意見を述べることは滅多にありません。

他タイプとの比較

筆者:春眠ねむむ
X :@nemukedesiniso
threads:@shunmin.nemui

 

 

参考書籍

 

タイプ一覧

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