今回はトライタイプの中でもアーキタイプにタイプ6、タイプ9を持つ人たちをまとめてみました。
正直ニッチだとは自分でも思いますが……まあこういう路線を進んでる当ブログ故致し方なし。とりあえず見ていっていただけるとありがたいです。
タイプ6、タイプ9の特徴はそれぞれ以下の記事をご参照ください。
アーキタイプ6−9の特徴
このタイプの組み合わせは、その多くが穏やかで争いが嫌いな性格を形成します。
というのも物事をとにかく平和に終わらせたい方と言っても過言ではありません。自分がちょっとでも心地よいと思える状況、環境を探して、そこに身を置こうとする姿が印象的ですね。
タイプ6:不安を覚えやすい
タイプ9:平穏なつながりへの欲求
要するに、「穏やかで何もない平穏なつながりを作ることによって、周囲はもちろん何より自分が安心したい」という強い欲求を持つタイプというわけですね。
自分が波風立てるのも嫌いなので喧嘩腰になることはまずありませんが、一方で争いが起こる環境やそういう環境を作る元凶を毛嫌いしている面があります。

身の安全というより、メンタルの安全重視な人たちですね。だから喧嘩はしないししちゃいけない。どうしてもする奴は基本的に存在を忘れることで対処します。
ちなみについたあだ名は以下の通りですね。
269:良きサマリア人
369:調停者
469:探求者
平和すぎる……!
とにかく平和で争わない、本物の平和主義と言えるようなタイプ。その一方で誹謗や中傷といった自分に向けられた波乱に弱く、傷つき心を痛めやすい面もあるようで……。
ともあれ、どのタイプでも平和で善良、薬になることはあっても毒にはならない人が多い印象ですね。タイプ6とタイプ9の組み合わせで出しゃばりすぎない点も、このタイプが疎まれない原因です。
もっとも、そのぶん印象に残りにくかったりなかなか自分を表現できない人たちでもありますが……。
各タイプの詳細な解説は以下の記事をご参照くださいませ。
では、続けて各タイプごとの違いについて見ていきましょう。
各タイプの性格について
詳しくは各タイプの解説をご覧いただくとして……ここでは各タイプの差異という点から性格を見てみましょう。
トライタイプ269
この組み合わせでは一番善行や平和活動に積極的、というよりそれ自体が存在意義になりやすいタイプ。そのせいか比較的外向的で積極的な面が目立ちます。
外向的で他人とよく接する一方で最も自分を軽視しやすいタイプでもあり、しばしば善行に夢中すぎて自分の本音が迷子になることがあります。
また意見表明や特に怒りの表明に難があるところが見られ、「本当は嫌なのに絶対言わない」みたいな事態も多発しやすいタイプ。そうやっていい人でいつづけることで多くの人が助かりますが、同時に目に見えて「自分が我慢すればいい」的な自己犠牲タイプでもあります。
トライタイプ369
自分の求められた役割やキャラクターを演じることで、場に溶け込んで平和に過ごそうとするタイプ。逆を言えば、演じる役割がなければタイプ6由来の不安が表出しやすいタイプでもあります。
一応仕事などの「必要な場面」では怒りや反論を表明することがある人たち。求められた役割次第では、別タイプにしか見えない場合もしばしばあります。
この組み合わせの最大の弱点は自分がないことで、しばしば自分の感情が迷子になります。269や469が「言いたくても言えない」という状況をよく味わいますが、このタイプは「そもそも言いたいことがわからない」という状態をよく味わうのが特徴的ですね。
トライタイプ469
この中ではトップで内向きで閉鎖的。そして自分に極端なまでに自信がない場合も多いです。ある意味、「内面世界には自分しかいない」のが同アーキタイプ内での特徴でしょうか。
「自分とは」と内面世界を探求していく姿が印象的ですね。一方で外側に対しては非常に強い不安があり、特に行動や決意を形にするのは結構な鬼門という方が多いです。
いっぽうで致命的なまでの自信のなさが災いし、「自分を持ってはならない」「自分には決断力も信念も何もない」と悲観的になることも多く、そのせいで言うべきものを言えない場面もしばしば見られる人たちですね。
トライタイプ269と369の違い
269:人助けが性分
369:認められる仕事が性分
タイプ2とタイプ3の違いですね。タイプ2は人助けそのものが承認欲求を満たす手段ですが、タイプ3は人助けよりも人から求められた仕事をして認められることが大事です。269と369の違いもおおよそ同じようなことが言えますね。
また内心もその生存戦略に沿ったものを持っているようで、369の方が人に認められなければショックが大きいですね。
また、全体的に謙虚度は269の方が上ですね。369は自分をどれだけ無くしてもやはり人に認められたい、仲間に入れてもらいたいという思いを強く持ちます。
トライタイプ269と469の違い
269:明るく振る舞う
469:どこか暗く内向き
とりあえず雰囲気は違いそうですね。269の方が積極的で明るい場合は多いです。そうしないといい人とは言えませんし。
一方の469はいい人とかにそこまで興味を持たない(持ったとしても周囲の考えとはちょっと違う)ため、ちょっとアンニュイなところを出しやすいようですね。雰囲気は469の方が風体をあまり気にしていないように見えます。
また人助けへの熱意も、469はそこまででもないようですね。ここでも、269との区別をつけることができます。あと、269は見捨てられ不安から何もしたがらず、469はいろいろ考えちゃって何もできないという違いもありますね。
トライタイプ369と469の違い
369:疑うよりまず慣れろ
469:全方位に自信がない
物事、特に新しい試みに対する心持ちが大きく違うといってもいいかもしれません。
369は自分を求められる役割に当てはめます。そのため、新しい役割でもまず順応を試みるでしょう。一方の469は、自分の能力に疑念を持つため新しい環境ではあまりうまく動けません。
また、369は自分自身を見失いやすく「自分がない」という状況にしばしば陥りますが、469は自分の気持ちをよくわかっています。ただ自信がなさすぎて言いたいことを言えないだけなのです。
筆者:しゅんみん
Twitter:@nemukedesiniso
参考書籍
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