タイプ4は自分らしさを求める人たちとされていますね。
さて、その「自分らしさを求める」という行為ですが、自分らしさを求めるにも、大別して2通りのやり方があります。
1つは「自分探し」。そしてもう1つが「自己アピール」。自分らしさを研究するか発信するかという話ですね。
4w3が主に好む自分の求め方は後者。つまり「これが自分だ!」と世間に発信することで、自分らしさを証明しようとする人たちです。
自分らしさの証明
4w3は非常に自意識が高い人が多いです。というか、若干自意識過剰気味なことも多いような……。
というのも4w3の人たちの目的は、「自分らしさを世界に発信し、それを尊重してもらうこと」。
「私はこんな人間なんです!」と独特な世界観や自分の独自哲学を発信し、それを人々に承認してもらうことで、自分らしさを確立していこうというタイプです。
しかしただ受け入れてもらうだけでは、4w3が本当に満足するわけではありません。
タイプ3の要素も引くこのタイプは、負けん気が強く競争的な一面もあります。
そのため、求めるのはただのオンリーワンではなく、唯一無二の存在。
人から自分の個性や独自の考え方を「素晴らしい!」と評価され、成果やオリジナリティを肯定される事をとにかく好む人たちです。
センスがよく豪華なものを好む傾向があり、趣味がよくハイクラスな一方、贅沢すぎて結構散財する様子が見られるタイプでもありますね。

散財して借金して、それで「いらないものを借金して買ってしまった」と後悔する自分にウットリ……そんなタイプ4を私は見たことがあります
自分を認めてもらいたい
このタイプは、タイプ4の中では自分を認めてもらいたいという承認欲求、そして自分をアピールしていく自己顕示欲が強い傾向にあります。
タイプ4なので創造性はもちろん強い。ですが創造性だけではアウトプットができません。
そのため、このタイプは「どうすれば自分をアウトプットできるか」を意識します。
感情センターの特徴に、「自分が望む自己像を相手に提示したい」という欲求があります。それが特に強いタイプですね。
承認欲求が強いので、他者から見たイメージと自己像には特にこだわりが強くなるタイプです。
タイプ4の自分を追い求める姿勢にタイプ3の「どうすればよく見られるか」が加わり、自分が考える自分自身の姿を世間にさらしていくようになるわけですね。
4w3の貴族要素
さて、ここで気になるのが、「貴族」という単語。自己顕示欲が強いのはわかりましたが、このままでは貴族という単語に説明がつきません。
ではなぜ貴族と呼ばれるのか……。それには、彼らが愛するものや価値観の傾向が関係しています。
4w3が愛するものは非常に趣味がいい上品なもの。優雅で美しいものを愛し、悪趣味で醜いものを避ける傾向にあるのです。
こういった「美しい物好き」が、4w3が貴族たる所以ですね。
非常にハイクラスで華麗な生活を好む傾向があり、自分の視界に入るものすべてにおいて、質のいいものだけを抽出しようとするでしょう。
その上質さは見た目かもしれませんし、ステータスかもしれません。あるいは能力、人格、近しい価値観……まあ、人によって様々ですね。
何にせよ、少なくとも自分が「醜い」「質が悪い」と思ったものをとことん避けようとする点は否めません。
3w4との違い
一見すると非常に似ているタイプですが、基本タイプが異なるだけあって目的が大きく違います。
3w4はあくまで成功、実績、キャリア形成が狙いで、そこに自分らしさや個性を重視しません。あくまで誰かとの差別化が必要な時に強調する程度でしょう。
対して4w3は周りとの差別化、自分のオリジナリティの演出がそもそもの目的です。
どちらのタイプもキャリア形成には興味を持っていますが、4w3にとってはそのキャリアが実際に優れているかどうかよりも、自分らしさに満ちているかどうかの方が重要性が高いです。
競争意識が高いタイプではありますが、「自分らしさ<成果」とはならないことが特徴ですね。
また、4w3の方が自信があるように見えたり、あるいは感情が激しく見えることもあるかもしれません。
ただ優れているだけでなく、唯一無二である。4w3の願望を端的に表すと、この言葉に尽きます。

人と比べて優れているだけではダメ。自分らしさがないとダメ。
そんなわけで3w4と比べると遊び心を求めたり、万人受けより自分に相応しそうな事を重視するところがありますね。
あと、結構ムラがある
4w5との違い
タイプ4は自分らしさを求める傾向が強いタイプですが、4w3は自分らしさを「披露する」のに対し、4w5は自分らしさを「探して旅する」。ここに大きな差があります。
当然、他人に対する態度にも差が出ますね。
4w3は他人に自分らしさを披露しますが、4w5はそもそも他人をそこまで強く求めていません。風の向くままに旅して内面世界を完成させていくタイプの人たちです。
人に与える恩恵もダメージも、4w3の方が圧倒的に多いです。人にアピールすることが重要な4w3は、4w5と比べると明らかに人を巻き込みます。
また、4w3の方が激情的と言ってもいいかもしれません。関心や感情が外に向きやすいぶん、目に見える情緒や感情の変化も激しくなります。

あ、そうそう。変人具合も案外わかりやすい指標になるかもですよ。
基本的にはわかりやすく変人やってるのが4w3、大人しくてそこまでじゃないけど関われば関わるほど変人だと露見するのが4w5です
健全ー不健全な4w3
健全な姿
自分らしさ+向上心。この組み合わせにより、多くの場合は高めのステータスに落ち着きやすい傾向があります。
社交的で自己表現が大好きな点は他の健全度と変わりませんが、わざとらしさはほとんど見られないでしょう。
人間関係の駆け引きを理解しており、自分らしさの表現はもちろん人の良さを引き立てるのも好き。「自分こそが」と他人を押しのけて個性を見せつけるのではなく、「みんな違ってみんないい」を実践します。
通常の姿
自分をどのように人にアピールしようかという点に腐心します。わざとらしい個性や人物像が見え隠れするのもこの段階からですね。
競争心が強く勝ったり自分を示すことにも興味を持ちますが、同時に自分をむき出しにしたり成功したり(他者からの理解や「うまくいかない」という自己像をくつがえされる事)を嫌がる一面もあります。
非常に洗練された人物ではありますが、同時にそういう自分を見せなければならないという強迫観念もどこかで抱えており、下の段階になれば自己顕示が半ば癖になっている人も見られるかもしれません。
不健全な姿
他者から遠ざかり、誰もいない隔絶された脳内世界でダメな自分を責め立てる段階。
もともとタイプ4は字罰的な傾向が強いタイプですが、その傾向がさらに強まるわけですね。
一方で「自分をアピールしなければならない」という自己顕示欲も強まるばかり。人への嫉妬や羨望を強め、唐突に報復行為や二枚舌、虚飾を行うこともあります。
しかしそういった願望は恥ずべきものだとも考えており、一通り好き勝手に振る舞ったのち、また字罰的な一面が顔を出すようになるでしょう。
まとめ
4w3には「どうすればセンスをわかってもらえるか」を試行錯誤する才能が備わっています。例え多少アブノーマルなものであっても、作品を楽しみにしてくれる人はゼロではないでしょう。
そして何より、洗練された審美眼を持つ人たちでもあります。
その能力を駆使して本当の貴族のようにエレガントな自分を活かせるか、あるいは空想を捨て切って死んだ目で現実を直視するか、はたまた自分にとって気持ちがいい「理想の自分らしさ」を求めてウットリし続けるか……この辺は、4w3次第と言ったところですね。
何にしても、人を惹きつける不思議な魅力やカリスマの卵は持ち合わせたタイプです。
わかりやすいだけの自分らしさでなく元から備わっている自分らしさに気づけたとき、4w3は大化けするはずです。
筆者:春眠ねむむ
X :@nemukedesiniso
threads:@shunmin.nemui
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