【エニアグラム与太話】タイプ7が何かに飽きる瞬間と心の闇

エニアグラム

エニアグラムにおいてタイプ7に分類される人の多くは、楽しかったり面白そうだと思ったことはなんでも自分に取り入れようとします。

囚われの貪欲が示す通り、油断すると際限なく、節操なく楽しいものを求め続けることもあるでしょう。

ですが、彼らタイプ7は、同時に「突然目の前からいなくなる」「昨日まで楽しんでたのに凸っぜん飽きて辞めてしまった」と言う事例もよく聞きます。

中には「冷たい」「身勝手」とよく言われますし、中でもダークサイドを「自己中」として紹介しています。

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タイプ7は思考センター

さて、エニアグラムには3つのセンターという概念があるのですが……タイプ7の冷淡さと飽き性の謎を解き明かすには、タイプ7が分類される思考センターの特徴から迫った方がわかりやすいかもしれません。

各センターの説明は以下の記事でしていますので、そちらもご参照ください。

さて、それではタイプ7と思考センターの関係性から見てみますが……まずは思考センターのざっくりとした特徴をおさらいしてみましょう。

  • 今この瞬間より、未来や先のことの方が気になる
  • 不安症で、恐怖や不安に対して過敏
  • 支えや心の安定が欲しい
  • 疑い深く、思考過多

どれもタイプ7からは想像でいない、ジメジメした感じですよね。ですが、実際にはしっかりとこの系譜はタイプ7の中にもあるのです。

楽しいこと好きな理由

タイプ7は楽しいことが大好きですが、その理由としては「暗くてジメジメした、思考センターらしい部分から逃げたい」という現実逃避、あるいは「もっと明るく振る舞って、不安を感じず楽しく生きたい!」という渇望から来るところが大きいです。

あかつき
あかつき

タイプ7の願望は、「不幸もネガティブな要素もない、最高に幸せな世界に生きること」。

根源的欲求(幸せになりたい)と根源的恐れ(閉塞した不幸な世界は嫌だ)がごっちゃに混ざり合った結果、「全部の不幸を排除して、幸せとおいしいものと楽しい経験しかないお花畑な世界に住みたい」という本能的な要求を抱えているわけですね

当然、座して待つだけではそんなお花畑は作れません。というか、この世にそんな世界は存在しません。タイプ7もそんなこと百も承知です。
むしろ他人より不幸な生い立ちのタイプ7も珍しくありません。この世は不幸と苦痛に満ちているのを知っています。

だから、待つのではなく自分で作ること、あるいは探して見つけ出すことを選択して、能動的にお花畑作りに勤しむわけです。少しでも自分の理想に近いものを作ろうと……


多分、無自覚に「自分の幸せな島を作り、そこに永住する」とどこかで決意を固めたのがタイプ7です。

その強すぎる決意が歪んだ結果、「楽しくなるなら環境も所属も葛藤なく変える」「場合によっては、人やものを切り捨てるのも仕方ない」という一種の冷たさにつながるのではないでしょうか。

タイプ7は、「楽しいことや明るい未来に、自分の心の支えや救いを見出した人たち」なのです。

自己中、身勝手、シリアスなんて大嫌い!

さっきの話の続きになりますが……今度は根源的恐れの方にフォーカスを向けてみましょう。

書籍では、タイプ7の根源的恐れが以下のように記載されています。

必要なものを奪われ、痛みから逃れられないことを恐れる

エニアグラム【基礎編】より

噛み砕いて言うと、「幸せになれない“詰み”の状況を恐れる」「不幸なんて見たくない!幸せだけを見たいんだ!」と言うことですね。

タイプ7は、とにかく自分の幸せを追い求めるタイプです。
幸せを追求する途上、どこかで「幸せとは楽しいこと!」「もっと楽しいことや面白いことを、いつもどこでも追い求めないと不幸になる!」という一種の強迫観念に取り憑かれてしまう人たちです。

その結果が、「暗い話は死んでも聞かない」「冷たいと言われても人を捨てる」「自分のやりたいことしかやらない」というわがまま、身勝手な性格を形成することも決して少なくないのです。

タイプ7は人を使い捨てる自分勝手な一面や一方的に切り捨てる冷たい一面を見せることがありますが、これらは「不幸を自覚すると人生詰む」という恐怖ゆえなのかもしれません。

あかつき
あかつき

自分の幸せを追い求めないと生きていけないから、人の要求を無視して自分の事ばかりに興味を向ける。

暗い話をする人は平気で切っちゃう。


ある意味、人の本能ですかねぇ……

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タイプ7の未来志向

さて、正直、ここまではほとんどおさらいというか前語りというか……多分前座より短いけどここからが本編です。

タイプ7の心の闇は「不幸を味わいたくない!」という根源的恐れによるものですが……実は今回のメインテーマである「飽き性な性格」と結構密接に繋がっています。

というのも、タイプ7は結局のところどこまで行っても思考センター。楽しんでいるのは今この瞬間ではなく、どちらかというと「これから得られるものや経験を使って、次は何をしようか」というワクワク感なのです。

一言で表すと、「デートは本番より前日の準備や予定を立てる方を楽しむタイプ」です。

タイプ7は面白そうなものや楽しいことを色々と自分の中に取り込んでいますが、実のところ、物を得る瞬間を楽しんでいるわけではありません。

「あれが手に入ったら、あんなこともこんなこともできるんだ!」と、手に入った後の未来を見てワクワクしていることの方が多い人たちです。


例えばローンを組んでベンツを買って熱海に旅行に行ったタイプ7がいたとして……この場合、多くはあくまで「熱海に行くこと」が目的です。ベンツは副産物です。

正直、車に興味ない。軽自動車でも行ければいい。でもベンツで行ったほうがなんとなく楽しそうだから、ベンツを買う算段を建てる。そういう人たちです。

ちょっと意味がわかりませんかね?

あるいは就職先の志望動機が「専門資格」にあって、資格を入手したら早々に辞めて別のことを始めるとか、資格を入手した途端に業種自体に興味をなくすとか……

要するに、タイプ7の未来志向とは「こうしたら楽しそう」という願望そのものです。

「あれをどう手に入れるか」よりも、「あれを手に入れた後に何ができるか」に興味津々。「あれをしたらこれをして、これをしたら今度は……」と、際限なく予定を詰め込んでいくのがタイプ7というわけです。

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タイプ7が飽きる瞬間

さて、そんなタイプ7の未来志向ですが……ここから飽き性の理由をある程度特定することができます。

タイプ7は、自分の人生の予定を連想ゲームのように広げていきます。ですが、仮に1つの場所に居続けると、どこかで連想が止まってしまうこともあるでしょう。

タイプ7が物事や組織に飽きて急に冷たくなるのは、まさにこの「連想が止まった時」です。

  • 「これが終わったら次をどうするか」が思い浮かばない
  • 明るい「次」を想像できない
  • もっと明るい「次」を見せてくれる存在が他に現れた

タイプ7の重点は、基本的に思考センターらしく「次の一手」にあります。

この「次の一手」が止まった時、あるいはもっといい一手を打てそうな物が目の前に現れた時、タイプ7は即座に活動場所を変えるでしょう。

忠誠心や愛着、絆が一切ないわけではありません。

ですが、タイプ7にとっては「幸せな未来を見せてくれる物」が何より大事。それこそが人生の命題、囚われなのです。


タイプ7は「一つのことをやり抜くのが苦手」とされています。その裏側には、「幸せな未来が見えないから」という生存にも直結する理由が隠されているのではないでしょうか?

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