今回はトライタイプの中でもアーキタイプにタイプ1、タイプ2を持つ人たちをまとめてみました。
正直ニッチだとは自分でも思いますが……まあこういう路線を進んでる当ブログ故致し方なし。とりあえず見ていっていただけるとありがたいです。
タイプ1、タイプ2の特徴はそれぞれ以下の記事をご参照ください。
アーキタイプ1−2の特徴
厳しく批判的な優等生タイプ1と優しく母性的なタイプ2の対立構造を人格内に持ち合わせた人たち。
少々エネルギーの向く先が散漫になりやすい性質がありますが、基本的には厳しくも優しいお師匠さんタイプと言っても過言ではないでしょう。

別名で並べてみましょう。
125:助言者
126:援助者
127:教師
見てください!全部上から物を教える立場が並びましたよ!
例えるなら、非常に良心的で道徳的にして模範的、悪く言えば頭が固く型に嵌ることを強要する天性の教育係。
基本的に自分よりも他人をよくすることに意識が向きがちで、基本的に喜ばれることも嫌がられることも善意で行います。
タイプ1:自他の不出来に怒りを抱えている
タイプ2:自分のケアより他人を優先するプライド
正直わざわざ囚われで話をする必要もありませんが……ともあれ、上記2つの性質が合わさり、混ざったのがこのタイプです。
「善意で人を導き、色々と注意・叱責する善人にして独善者」「自分のことを軽視してでも他人のために行動できる優しい人であり、同時に自己犠牲主義者」という性格を有していますね。
人に厳しいが同時に優しく、自分にはさらに厳しい。そういう人たちが非常に多い組み合わせと言えます。
これらの特性は125、126、127の全てが有していると言ってもよく、どれもある時は非常に頼り外のある教師役、ある時は独善的に自分の考えを押し付ける厄介者としての特性があります。
各タイプの解説は以下をご参照ください。
では、続けて各タイプごとの違いについて見ていきましょう。
各タイプの性格について
詳しくは各タイプの解説をご覧いただくとして……ここでは各タイプの差異という点から性格を見てみましょう。
トライタイプ125
トライタイプ125は基本的に大人しめで、あまり積極的に前に出ようとしません。どちらかというと裏方気質で内向的。人助けをする時も、良くも悪くも経過を見守り、自分の助けが必要な時だけ前に出ることを好みます。
またタイプ1的な素養が強く、「助ける」というより「導く」と評した方が正しいような振る舞いをすることも多いですね。
一方で自分が決めた手順通りにやらなかったら急に怒りだす面もあり、自分の知識や知性に絶対ともいえる自信を持っています。

ちなみに知性への慢心を指摘するとほぼ間違いなく否定してきます。ここもセットで覚えといてください。覚えたところで特に意味はないけど
トライタイプ126
トライタイプ126は、ゴリゴリの活動型ですね。1−6の組み合わせで「善人でなければならない」という気持ちが強く、善人であるために人助けに果敢に乗り出すタイプと言えます。
一方でもっとも自己犠牲的で自分を忘れて人助けに集中するため、タイプ2要素が非常に強く見える人たちでもありますね。
一方で自分を捨てて人に尽くそうとするあまり、本当にセルフケアを一切行わないこともあります。また自意識過剰で常に周囲に意識を向けているため疲れやすくもあるようですね。
トライタイプ127
1−2系ではトップの外向性の持ち主。「楽しく学ぶ」がモットーの天性の先生タイプで、エキサイティングに面白く情報を伝えることが天分です。
ぶっちゃけ、タイプ7にかなり引っ張られていますね。脚光を浴びるのもプレゼンするのもそこまで恥ずかしがらないタイプです。
一方で教えるという厳格さとポジティブ&アグレッシブなタイプ7根性はどうにも相性が良くないらしく、シリアスな問題と笑い飛ばせる問題の識別や対応になかなか苦心したり、スピリチュアルバイパスに引っかかったりする姿も見受けられます。
トライタイプ125と126の違い
125:内向的でアドバイスや裏方としての活動を好むタイプ
126:外向的でゴリゴリの活動派
というわけで、この2つはおそらく他人から見ても大きく違って見えるでしょう。
1−2の「人のためになりたい」「人をより良い方向に導きたい」という願望が、タイプ5とタイプ6のどちらと結びつくかで性格を大きく変えます。
全体的に125の方が内向的で、タイプ1っぽい特有のピリつきがあります。
一方の126はとにかくタイプ2が強くなりやすく、自己犠牲的な側面が強くなりやすいですね。
トライタイプ125と127の違い
125:遊び心なんぞより厳格な指導を敷きやすい神経質タイプ
127:遊び心を選びやすいがたまにチグハグなポジティブタイプ
125vs126よりさらに区別が簡単な組み合わせですね。125がゴリゴリに相手を統制して自分のコントロール下に置きたがるのに対して、なんというか127は肩の力が抜けています。
全体的には、127のほうが何かと人望を集めやすそうですね。
一方で127のネックであるシリアスな相談事は、125にとっては天分と言ってもいいくらい得意分野。大真面目な悩み事をぶつけると自然とこの2タイプの区別はつくでしょう。
トライタイプ126と127の違い
126:「人を助けなければ」という使命感
127:「とにかく楽しませなければ」という使命感
どちらも(というか1−2系全部が)使命感によって狂いやすいタイプですが、その方向性が全然違います。
126の方がより1−2型タイプの欲求がストレートに弱点に現れやすく、また人助けの頻度は高いです。
一方の127はタイプ7っぽさとタイプ1っぽさの間で苦心し、「楽しくないとなあ……いや、でも厳格にしないと……」と揺れ動きやすいですね。
126の「助ける」と127の「楽しく学ばせる」。天分で分けて考えると、意外とわかりやすいかもしれません。
筆者:しゅんみん
Twitter:@nemukedesiniso
参考書籍
エニアグラムタイプ一覧
エニアグラムの基礎知識
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トライタイプ
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