【エニアグラム】タイプ5と愛着障害

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故あって愛着障害について調べる機会があったのですが、その時にふと思いました。

「タイプ5って、愛着障害の割合が比較的高いのでは?」

正直うちでやっていいのかと不安になるような話題ですが……今回はタイプ5と愛着障害の関連性について、少し考えてみたいと思います。

愛着障害(別名:アタッチメント障害)とは

まずは知らない方のために、愛着障害について軽く触れておきましょう。

愛着障害(別名:アタッチメント障害)とは、親との愛着(子どもが親などに対して感じる絆のようなもの)の形成に失敗した結果、さまざまな問題を抱えてしまった状態を指します。

愛着が必要な理由は、主に以下の通り。

・子供が安心感を得るため
・他社との信頼関係、関係構築を学ぶため
・コミュニケーションを適切に行うことを学ぶため

要するに、他人との適切な関わり方を学ぶために避けて通れないのが愛着の形成というわけです。

これがうまくいかないのが愛着障害。他者との適切な関わり方がわからないため、人との距離感が不適切だったり、過度に人を恐れたりベタベタしたりします。

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愛着障害の種類

愛着障害には、2種類のタイプが存在しているとされています。

・反応性愛着障害
・脱抑制型対人交流愛着障害

この2つですね。詳しいことはメンタルクリニックがやってるブログなんかで解説されていますので、ここではざっくりとだけ解説することにします。

反応性愛着障害

このパターンは、社会に適応せず自分の世界に引きこもったり、感情の起伏が少なかったりといった特徴がみられるタイプです。

警戒心が強く傷つきやすいところがあり、他者を信頼することができません。

脱抑制型対人交流愛着障害

こちらは反応性とは逆に、人にベタベタと甘えたりなれなれしかったり周囲の気を引こうとしたりと、周囲に愛着を求めるタイプになります。

わがままだったり落ち着きがなかったりして、ADHDとの区別がつきにくいところがある症状ですね。

タイプ5の抱えやすい愛着障害

言わずもがな、反応性愛着障害。前者を抱えやすい人たちと言えるでしょう。

タイプ5の生まれた家は事の大小は家庭によるものの機能不全の属性を帯びており、「心地よく生きてはダメだ/安心してはならない」という教訓を心の中で覚えます。

無論健全な家庭からも一定数タイプ5は生まれてくるでしょうが、機能不全率は比較的高めと言えるでしょう。

タイプ5の過程で起こっている問題は家庭内の不和かもしれませんし、虐待かもしれません。あるいは、いじめとネグレクトにより油断ならない状況に立たされていたのかもしれませんね。

とにかく、「自分の居場所がない」「どこに行っても安全地帯は存在しない」という思いが、タイプ5を生み出すわけです。

そう考えると、愛着障害を抱えたまま生きているタイプ5がそれなりの数いても、正直納得できてしまいます。

不適切なまでに開いている距離感

タイプ5と反応性愛着障害の共通点として真っ先に挙げられるのは、不自然に開いている他者との距離感でしょう。

どちらも他人を警戒しておりなかなか距離を詰められず、そのせいで孤独な人生を歩むこともしばしばあります。

デフォルトで周囲を「敵」と認識していることもあり、とにかく他人に近づきません。

よって、人間関係はほぼほぼ壊滅状態。自分から信頼関係を築いていくことは困難を極めます。

感情の麻痺

どちらも、自分の感情を表に出す機能が不完全、または機能していません。

そのため、基本的には無表情。自分が傷つこうが怒りに打ち震えようが、それを表現することを嫌うか、そもそも表面化させることができません。

どうしようもなく落ち込むこともありますが(というより結構多い)、それをうまく表現できずに無表情を貫いてしまうか、下手をすると自分自身すらそのことを認識できないこともあります。

総じて、無表情の無感情。自分の感情を麻痺させているため、ある意味では痛みを感じづらく、またある意味では心に致命傷を負っても誰もそのことに気づけません。

他者への警戒心

どちらも、他者に対して非常に強い警戒心を抱いています。

「敵なんじゃないか」「実は自分のことを馬鹿にしているんじゃないか」と心のどこかで思っており、疑うことが当たり前になっています。

特にトライタイプにタイプ8が含まれていると他者不信が深刻なケースもあり、より他人との信頼関係構築が難しくなります。

もっともタイプ5全員が上記のような特性を持つわけではありませんが、他者を信用しない人の割合は比較的高い傾向にあってもおかしくありません。

人におびえるところがある

タイプ5にとって基本的に人は敵、ないし自分を見下して生きています。そんな中で心地よく生きられるはずがなく、彼らはどこか他人におびえながら生きている節があると言えるでしょう。

この特徴がひどくなると、反応性愛着障害の可能性が浮上してきます。

家庭内で安全地点を作れなかったために脳内でそれらを補完するしかなく、人におびえ、警戒し、常に周囲を見渡せる場所で異常がないかを探りながら生きる。これが対人関係における不健全気味のタイプ5の基本姿勢です。

自分の居場所を見出せず、周囲に常におびえながら過ごすので、そのストレスはかなりのものとなるでしょう。

他者を攻撃する

タイプ5のこの特徴は意外と言えるかもしれませんが……彼らは攻撃タイプ。意外と他人を攻撃します。特に不健全になればなるほど、自分の意図を理解しない他者を攻撃するところがあります。

この攻撃の中には見下しのほか、不信感があってもおかしくないのかなというのは個人的に思うところ。というのも、不安定になればなるほど他者の精神が比較的安定していることに苛立ちを覚えます。

この特性は健全度がレベル6くらいになれば見られるようになる特性ですね。

もっとも、愛着障害がそういった理由で他人を攻撃するのかはわかりませんが……少なくとも「敵だ」「自分に危害を加えようとしている」という一種の被害妄想から攻撃を始めるのは想像できます。

腰が重い

どちらも自分に自信がなく、自分の考えを行動に移せません。結果として、何もせずに終わる……といったことが起こりやすいです。

自分の気持ちを感じたり表明することも苦手なため、特に感情・情緒面においては異常に腰が重く、場合によっては一切動かないケースもあるかもしれません。

どちらも積極性に欠けるため、素晴らしい考えやアイデアがあっても人に話せない・行動できないというケースは非常に多いのではないでしょうか。

本当は繊細

基本的には感情鈍麻な人たちではありますが、中身はかなり繊細なケースが多いようです。

そのため、他者のちょっとした一言や少しの感情変化に対してひどく落ち込んだり、傷ついたりして、より人との間にある壁を強固にしていきます。

このことに自分自身で気づかないケースも多々ありますが、総じてショックを受けて他者目線では明らかに行動や態度が変わることもあるかもしれません。

タイプ5の対人恐怖の乗り越え方

最後に、タイプ5ができたり自分ではできなかったりする愛着障害の治し方について考えていきたいと思います。

何より安全地帯の設営が急務

本来はタイプ5の囚われに抵触するためやめた方がいいことですが、そうも言っていられません。

頭の中でも心の中でもいいので、いつでも自分が退避できる安全地帯を形成することが何より大切になります。

特にタイプ5は繊細で傷つきやすいところがあるため、安全地帯なしではなかなか人生をうまく渡れません。

もっとも、安全地帯に引きこもってばかりでは治るものも治りませんが……それでも、安全地帯はあるに越したことはありません。

まずは安全地帯を作り、それからどうするかゆっくり考えるのがいいでしょう。

とりあえず孤独を優先するのもあり

もともとタイプ5は愛着障害を避けるためと言えるような行動が多いですが……これもまたひとつの解決策にして、タイプ5がいずれ取り払うべき考え方ですね。

愛着障害の場合、何が原因で被害妄想や他者不信に陥るかわかりません。タイプ5的にはあまり他者と距離をとりすぎるのはよろしくないですが、とりあえず他者と距離をとり、内省に励むのもまた大事なことです。

自分が何をしたいのか、どう生きたいのか、何に困っているかなど、自分自身を見つめ直すのも大事と言えるでしょう。

キーとなるのはやはり”人”

距離を取ってもいい、安全地帯が必要とは言いましたが、やはり一番の特効薬は人です。そのことは否定できないでしょう。

無論、無理に関わるべきではありません。つらいと感じたら人から距離をとることも大事でしょう。

ですが、最終的には信頼できる人を作り、安心できる場所を自らの手で形成していく必要があります。

タイプ5のセキュリティポイントはタイプ8。つまり、本来ならばグイグイと主張していけるだけの強さを持っています。

その強さを発揮できる人間関係を作ることが好ましいと言えます。

これには運が絡んできますが、自分の行動も大事な要素になります。いくら運が巡ってきても、自分の手でチャンスを物にしなくては苦しみはずっと続いてしまうでしょう。

「自分には人間関係はいらない」とついつい思ってしまいがちですが、せっかくの人生です。人間関係すら十全に楽しんでみるのもいいのではないでしょうか?

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まとめ

というわけで、今回は思いつき。タイプ5と愛着障害についてでした。

正直グレーゾーンだと思うので記事にするか悩みましたが、面白そうな話題だったのでゴーサインを出した次第。

いかがだったでしょうか?

他にも色々とエニアグラム記事を上げていますので、以下からご覧いただけると幸いです。

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筆者:春眠ねむむ
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