【エニアグラム】タイプ8のダークサイド、健全な姿、不健全な姿

エニアグラム
囚われ欲望
統合タイプ2
退行タイプ5

日本人には希少なタイプ8。その希少性からか、本人の性格もあってか、何かと嫌われ……というか怖がられがちなタイプですね。

もっとも、タイプ8にとって自分の部下とは「何としても外敵から守るためのリソース」。タイプ8に大事な人認定された時には、命をかけて本気で守ってくれる存在を得たと思ってよいでしょう。

……まあ、怖いのはもう半ばどうしようもないわけですがね。

というわけで、タイプ8のダークサイドは周囲に与える恐怖の正体です。

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健全度別のタイプ8

健全度に関しては以下の記事をご覧ください。

レベル1 「周りは敵」「自分が場を制圧しなければ自由が侵される」という警戒を解き、真の安息を得た状態。
開けっぴろげで英雄的な、余裕ある人物になることが多い。
相手を認め、赦し、自分の気持ちとも素直に向き合い、真に対等な関係を周囲と築こうとする。
レベル2 自己イメージ、「直接的で、有能で、自分の主張をしっかりと行えている」。
自分自身で人生の道を決め、自分の力で進む自立した人。周囲からの尊敬も得るが、それ以上に「自分の人生をしっかりと自分で舵取りできている」という感覚がタイプ8にとって重要である。
威信がありつつも鷹揚で、余裕ある強者。
レベル3 自信があり、仲間を庇護し、あらゆるものに勝つ。人を守り、その人の力を開花させ、自分の目標を達成し……あらゆることに挑戦し、力を証明することで「強者」という自己イメージを高めていく。
決断力があり、戦略的で、物事に挑むことを楽しむ。
レベル4 「リソースも力もまだまだ不十分ではないか」という恐れをどこかで抱く。そのため、自分が欲しいと感じている資源には何が何でも飛びつこうとする姿が見られるようになる。
功利的で実質的、ビジネスライクな乱世思考。
自己防衛的な考え方をすることも多くなり、何かと競争的になることも多い。
レベル5 誰にも尊重されなかったり、自分に対する対価をちょろまかされるのが怖い。ならばどうするか?力づくで自分の力をわからせる!
自己賛美的で支配的。自慢や空威張り、気前よく報酬をばらまくなど、様々な手で「自分がこの場を席巻しているのだ」と自己主張する。「奪われるくらいなら自分から奪う」思考。
強情で誇らしげな態度。人に弱みを握られたくないし、人の弱みは自分が握っていたい。
レベル6 気前よく報酬をばらまいても、人がついてくる保証はない。人の支持を得られず、場の制圧がうまくいかない可能性が浮上する。こうなってしまえば、もう強硬手段が一番効率的。それしかない。
高圧的で強情な面がより磨かれ、アメより断然ムチ派。ほとんどの場合、もはやムチしか振るわない。暴力、脅迫、政治的な圧迫……何をしてでも、人を思うがままに動かしたい。人の自由なんて、認めないに越したことはない。
自分は人に何でも要求できる立場だが、他の何者も自分にケチをつけることを許さない。我、人に背くとも、人、我に背かせじ。敵対者は最悪殺せば勝ち。
レベル7 「裏切り者がいる」という不安は尽きない。強硬姿勢を貫いて暴君と化した以上、人が裏切るのも仕方ないだろう。でもやっぱ許せない。認められない。
極度の人間不信。我が身を守るためなら何でもする。しないと生き残れない。
自分のことを「法律や超常現象すら超えた存在」と誇大妄想に取り憑かれることも少なくなく、アウトローの絶対者として人を使い潰す。
執念深く、少しでも自分が「敵対行為だ」と感じたなら、相手をどこまでも執拗に叩き潰し、晒し首にする。
レベル8 「とにもかくにも俺は無敵!」状態。もはや自分を無敵の存在とみなしており、無茶だろうが何だろうがお構いなし。取り巻きが何人死のうが知ったことではない。だって自分は無敵だから。
でもそんな裏で「敵を作りすぎた」自覚がどこかであり、報復される前に先制攻撃を浴びせる。要するに「やられる前にやる」精神。力を持ちそうな芽や可能性のある存在を、大きくなる前に潰す。当人は専守防衛のつもりだったりする。
レベル9 完全敗北も秒読み段階。自分を潰せる存在が近くにいる。自分を敵視している。そんな気づきは、タイプ8にとっては死刑宣告。
どうやっても詰んだ以上、自分がやることはただ一つ。やぶれかぶれの特攻である。
とにかく壊す。全部壊す。進路上にあるもの全部。
敵にくれてやるものなど一つもない。自分の手で全部を壊し、ついでにあわよくば敵も皆殺しにして、自分の自由だけは守り抜く。

ダークサイド:敵視

一番敵視という意識が強いタイプはおそらく他にいますが……タイプ8本人でも気付かない心の奥底にあるのは、「周囲はみんな敵」というガチガチの警戒心です。

基本的に開けっぴろげでぶっちゃけトークなんかが好きな、何かと本音を人にぶつけていそうなタイプ8ですが……そういうのが好きな理由って、実は「相手の弱点を握れるから」だったりします?

まあこの辺はタイプ8本人の胸の内のみぞ知るといったところですが……正直、「人の弱みを握れるからぶっちゃけトーク大好き!」とか言われても違和感を覚えません。


ともあれ、「みんな敵」「一人勝ちを狙うしかない」という思いがどこかにあって、それらがタイプ8の強情な性格や強引な人物像を作り出しているといっても過言ではありません。

「他人も、人生も、神も、全部下して自分の思い通りにしたい」、と。通常段階のタイプ8は特にそんな思いをどこかに持っており、だからこそ強烈な性格と強烈な欲望を生み出しているわけです。

人と繋がりたい思いもあるし、その思いには素直で正直。ですが、その多くは所有欲として出ることが多かったり……

自分の人生の自由のため、また自分の意思をこの世界で押し通すために、強引にでも欲しいものを敵から奪う。得た所有物は必ず守り抜く。

タイプ8は、ある意味では乱世の申し子なのです。

あかつき
あかつき

刺激中毒でもありますよね。

「逆境を跳ね返した」というカタルシスにどハマりして、そのまま自分から分の悪い賭けに挑んではボロ負けする、ギャンブル依存症になる、タバコや酒から離れられなくなるなどなど……

依存症(厚生労働省)
※外部サイトに飛びます

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段階ごとのタイプ8

通常段階のタイプ8

「強烈な体験がしたい」という刺激中毒のような一面と、「自分がその場を自由に取り仕切らないと気が済まない」という支配欲の高い一面が特徴的ですね。

タイプ8が最も欲しがっているものは、「誰にも傷つけられず、誰からも支配されない強さ」。刺激を欲しがるのも、チキンレースやヤンキーの肝試しに近いものがあるのかもしれません。「刺激を取り入れられる自分は強い」。本能センターだけあって、理屈は単純です。

通常段階のタイプ8は露骨に何でもかんでも敵視することは少ないですが、それでも裏ではどこかで「油断していると食われる」という野生のような警戒心を強く持っています。

そのために、ぶっちゃけトークで大事な友人の内情を探ったり(ちゃんと自分のこともぶっちゃける)、自分の肝心な情報は言わなかったり、何かと人に命令してみたり……あわよくば「自分を守ろう」「優位な立場に立とう」という気持ちが見えやすいです。

謀略家というには素直で正直な人たちですが、裏に渦巻いている「自分が世界を席巻したい」という気持ち、そして「何者にも侵されない自由を得たい」という根源的欲求が見え隠れするタイプですね。

あかつき
あかつき

余談ですが、「気に入った人ほどぶっちゃけトークを仕掛けていく」という印象が強いですね。

自他の言えない秘密を共有して、運命共同体として縛りつけたいんでしょうか?

不健全段階のタイプ8

退行:タイプ5

外敵や脅威にさらされ続けると、タイプ8は大きなストレスを覚え、タイプ5に退行していきます。

力技での問題解決や現場打破が不可能になった時、タイプ8は一時撤退という選択肢を採用することが多いですね。

一旦その場から姿をくらまし、より多くの知識や能力を蓄積させ、強行突破に十分な力を得られるようになるまで自分の力を磨こうとするのです。

また、敗走中の姿など人に見せられるわけがありません。退行状態のタイプ8は、人に自分の状況や今やっていることを滅多に公開しないでしょう。


あるいは完全に自信を無くし、神経質で臆病になってしまうこともあります。この場合は一時撤退より深刻で、もはやまともに思考も働かなくなってしまうかもしれません。

どうしようもなくなったタイプ8は世の中を悲観し、周囲を軽蔑して考えを否定し、「この世に救いはない」とニヒリズムに目覚めてしまうことも……。

退行してもどうにもならない時は「どいつもこいつも裏切り者ばっかりだ!」「敵しかいないんだ!」と絶望し、やぶれかぶれになってしまうこともありますね。

不健全状態のタイプ8は、「自分は無敵だ」「誰も自分を止められない」と必死に自己暗示をかけ、自分の無敵を証明するために無謀な行動や争いを繰り返すようになります。

疑心暗鬼に駆られ、些細なことでも裏切りと見なして徹底的な制裁を下すことも珍しくないでしょう。

健全段階のタイプ8

統合:タイプ2

タイプ8は、自分の心から最も遠いタイプの1つです。特に、人に心を開くことは難題である一方、健全さを身につけるのに大きな役割を持っています。

基本的に自己防衛のために戦いを選ぶタイプ8ですが、健全に向かえば向かうほど、周囲や自分の可能性や資質を開花させるために物事に挑戦することも多くなるでしょう。

人の営みを守り、素質を守り、自らの心と器の深さを知り、限界を知る。

こと統合段階のタイプ8は、非常に優れた統率者になり得ることでしょう。自らの心の傷つきやすさを認め、受け入れ、行動も刺激も「ほどほど」を知ることで、タイプ8はエネルギーの強さをそのままに、人に優しさやいたわりを見せることができるようになるのです。

もともと他人のために働くことも多いタイプ8ですが、それを自覚することで真に公正な関係を人と築けるようになるでしょう。

自分の気持ちに触れるとかいう胡散臭い言葉について

「自分の気持ちに触れる」。胡散臭くてかないませんね。顔をしかめた方もいらっしゃるでしょう。

ですが、タイプ8にとってはこれが重要なのです。

自分の気持ちを知り、自分の痛みを知り、自分の悲しみを知る。

タイプ8にとって最も必要なのは刺激でも強さでもなく、自分と静かに過ごす時間なのです。


何もない田舎に数日滞在して、のんびり田園風景を眺めながら過ごすのもいいでしょう。

何となく日常の風景を眺めて、「あ、花が咲いてる」とかしょーもないことでちょっと嬉しくなるような、クソほどつまらない時間を過ごすのも無駄ではありません。

つらかった事や苦しいと感じることを長時間かけて紙に書き出すような無駄すぎる時間は、タイプ8にとっては心が軽くなって気づきを得る大きなヒントになることでしょう。


そういう「つまらない時間」を過ごしてゆっくり養生することは、タイプ8にとって悪い結果は生まないはずですよ。

ゆっくりじっくり、自分の疲れや傷と向き合ってください。

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