【エニアグラム】タイプ8の退行(分裂)・統合

エニアグラム

強情、強引ながら面倒見が良い親分タイプが、エニアグラムのタイプ8です。

ザ・マッチョな人々で敵にはまったく容赦ないですが、そのぶん味方にすると心強いタイプです。

さて、そんなタイプ8の命題は「自主性」。自分の裁量が通らない環境を最も苦としており、自分ではどうにもならない状況に置かれることで健全度が左右するところがあります。

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タイプ8の退行

囚われ:欲望

退行:タイプ5

退行については以下の記事に詳しくまとめています。よろしければご参照ください。

退行への道

「自分の道は自分で決める」。これがタイプ8の生き方です。

だから強引にでも自己主張し、人を踏みにじってでも物事を自分の思い通りにして、孤立してでも戦うことを選ぶことを選ぶのです。

なまじエネルギーにあふれているタイプなので大概のことはどうにかなってしまいますが、それでもたまにはどうにもならないこともあります。

天災や偶然のトラブルなんかもそうですし、あるいは自分より権力のある人からの命令にも逆らうのは難しいです。

タイプ8にとっては、この「自分ではどうにもならないこと」「己の無力を感じさせること」、あるいは「他人によって自分の道が決められること」が非常に強いストレスになります。

他のものに屈服させられ、自分の運命を完全に握られる。その感覚がタイプ8のストレスを加速させるわけです。

あかつき
あかつき

偉そうなのも強引なのも、「他人に踏みにじられるくらいなら自分から相手を踏みにじる」という先制攻撃だったり?

恐怖対抗型のタイプ6と近いので、見分けるのは難しいですね……

退行状態のタイプ8

退行状態に移行すると、タイプ8は急に大人しく静かになります。

いや、大人しくなるというより「一時撤退」という言葉のほうがしっくりきますね。

一端周囲と自分を切り離して、安全地帯に引きこもって次の戦略を練ろうとします。

ですがそこには余裕も自信もないので、大抵は戦略を「練ろうとする」だけで終わってしまいます。

勝つための打開策が思い浮かばないのなもちろん、世界が怖くなって急に活動できなくなる人もいます。

対人関係においても、「どうせみんな裏切るんだ」と人間不信になる姿も見受けられますね。

とにかくどうにかしたいのにできない。現状を打開したいのにできない。そんな鬱屈とした気持ちが、退行状態のタイプ8を蝕んでいくのです。

ニヒリズムに目覚めてすべてを否定して回ることもあるかもしれません。

自分も駄目、周りも駄目。世界も全部駄目。だから何をしても意味などない。

タイプ8がそのような感情を抱き始めたら、要注意信号です。

健全度が下がれば下がるほど、「立て直し」から「ニヒリズム」へと思考の方向性が変わっていきます。

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健全度別のタイプ5については、以下にまとめていますのでご参照ください。

タイプ8の統合

統合:タイプ2

統合に関しては以下に詳しくまとめています。よろしければご参照ください。

単なるタイプ2に非ず

いくら統合先がタイプ2だとしても、タイプ8が無償の愛を語り人に尽くしたところで疲れるだけです。

みんなのためにお菓子を作って振る舞うのも子どもたちとじゃれ合って懐かれるのも、多分そこまで大きな進歩はありません。下手をすると疲れます。

タイプ2の「愛されたい」「必要とされたい」という欲求に従えば、自己主張を控えて相手に合わせる必要も出てきます。正直、タイプ8にとってそれは苦痛が大きすぎるでしょう。

タイプ8がタイプ2から真似るべくは、相手への敬意です。

自分を認めて相手も認める。これがタイプ8にとっての理想となります。

統合段階のタイプ8

通常段階のタイプ8は、端的に言えば人と道具の区別が付きません。

大事な人は当然いますが、扱いは子供の頃から大事にしている宝物と同じ。欠かさずメンテナンス(プレゼント、愛情表現など)はしますが、自由は原則認めず、気に入った相手ほど知らずのうちに休みなく振り回しています。

当然自分も休むことを知らないので、人を振り回しつつも自分の身まで削っているのがよくあるタイプ8像です。

ですが、統合段階にあるタイプ8は、人を宝物でなくきちんと人として見ることができます。

タイプ8が密かに抱えている「尊重すればするほど自分の領域に踏み込まれる」「相手を認めればそれだけ自分の自由がなくなる」という意識が、健全になるほど薄れていくのです。

余裕があり、自分の自由のために他人を威嚇する必要も支配する必要も薄れ、結果として「フリーダムだけどいい奴」みたいなポジションを得て、周囲からの尊敬を集めます。

カリスマ性があり、強さも弱さも全部受け入れて、よく動き、よく休み、無理せず着物事をこなします。

その結果、大業を成すこともありえない話ではないのです。

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弱さのない人はいない

正直、人なんて弱いもんです。すぐ傷つくし、すぐ諦めるし、すぐ駄目になる。

タイプ8は、そのへんを認めると現実に負けた気がしてなかなか弱さを認識できません。

結果として、「自分は強い」「自分なら大丈夫」と根拠のない自信を抱えて、飲み込まれることで健全度を残っていきます。

誰の心にも繊細な部分はありますし、脆い部分も存在します。

当然、タイプ8も例外ではありません。

認めること、ひいては認識することも難しいものですが、自分の感じた感情を形にしてみましょう。

悲しみ、苦しみを打ち明けたところで、ナメられることも裏切られることもありません。もしそういう奴がいるのなら、はじめから裏切る相手ということです。

自分の気持ちを知り、出してみて、そうやってご自身のことを深く理解していきましょう。

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